皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は兵庫県の地ウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

IMG_6903IMG_6908
本日飲むのは、江井ヶ島酒造株式会社が製造する「ホワイトオーク レッド」です。

江井ヶ島酒造㈱は延宝7年(1679年)創業の超老舗の総合酒類メーカーです。日本酒をはじめ、焼酎、みりん、ワインなどを製造すると共に、ウイスキーを自社蒸留する地ウイスキーメーカーでもあります。

蒸留所名は「ホワイトオーク蒸留所」で、所在地名を蒸留所名に冠するウイスキーメーカーが一般的なのに対して非常に珍しい名称となっています。

同社がウイスキーの製造免許を取得したのは大正8年(1919年)のことで、免許取得自体は日本で初めて国産ウイスキーを製造したサントリーの山崎蒸留所の開設よりも早くなっています。

この当時は今よりもずっと舶来信仰が強かった時代ですし、当時の日本のウイスキーというとイミテーションのスコッチもどきが氾濫していた時代ですので、和風の蒸留所名は付けなかったのかもしれませんね。

未だに明石蒸留所などに改名しないのはすごいことのようでもったいないことのような少し不思議な気分になりますね(笑)

当時のことはわかりませんが、今ではホワイトオーク蒸留所でも単式蒸留器を保有し、自社でモルトウイスキーを蒸留しています(・∀・)

ハイボールブームやマッサンブームからのジャパニーズウイスキーの品薄でサントリーやニッカウヰスキーの製品がなかなか店頭に並べられなくなっていることもあってか、はたまたウイスキーに興味を持つ人口の増加もあってか、江井ヶ島酒造のウイスキーをスーパーやコンビニなどで見かける機会が確実に増えているように感じています。

品薄や終売、値上げやプレミア化は決して好ましいことではありませんが、初めは代替品としてのスタートであったとしても、江井ヶ島酒造や本坊酒造など、地ウイスキーメーカーにも注目が集まるようになるのは大きなチャンスだと思いますし、その意味ではブームによる弊害ばかりでもないのかなと好ましく感じている自分もいます。

世界的なウイスキーブームの中で新興の蒸留所がどんどん開設してきていますが、新興蒸留所はもちろん、ブームの中で古参の蒸留所がどのように輝いてくれるのか、注目していきたいと思います。

さて、いつもどおり何だかとりとめのない、何が言いたいのか良くわからない文章になってきましたのでこのくらいにしまして、製品紹介は以下の通りです。
オーク樽で3年以上貯蔵熟成させた原酒を使用したお買い得ウイスキーです。少しでも安い方がよいという方にと思うのですが、実は結構美味しいです。
ということで江井ヶ島酒造のウイスキーの中で最低価格で販売されている、デイリーユースのウイスキーです。確証はありませんが、書きぶりからして使用しているモルトウイスキーに関しては全量3年以上の熟成期間を経ているのではないかと思います。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ホワイトオーク レッド
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:江井ヶ島酒造株式会社(兵庫県明石市)
容量:550ml 37%
原料:モルト、スピリッツ
価格:推定600円台~700円台(税込)
IMG_6907
モルトとグレーンのブレンデッドウイスキーではなく、グレーンウイスキーの代わりにスピリッツが使用されています。モルトとグレーンとスピリッツという地ウイスキーは見ますが、モルトとスピリッツだけというのは他にあったかな…?

【ストレート】
ツンと中性的なアルコールの香り、薄手の杏にわずかにオレンジやぶどうを思わせるニュアンス、樽香を感じます。

口に含むと、薄手の杏やオレンジ、少しだけイチゴ、じんわりと微弱なスモーキーさや樽材のビターに木材の風味、何となくクリーミィな印象もあり、モルト由来のものなんでしょうか。

醸造アルコール添加で37%まで加水されていますので、全般的に思い切り薄いのは否めないのですが、地ウイスキーにありがちなスパイシーさやグレーンウイスキーばかりといった感じも弱く、価格を踏まえると良い意味で裏切られた感があります(笑)

【加水】
IMG_6909
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、スモーキーさとカレー粉のようなスパイシーさが前面に出てきます。軽くチョコレートを思わせる香り、麦殻、緑茶、ごく薄く麦芽糖を思わせる香りを感じます。

口に含むと、プレーンな甘み、薄手の杏、樽材のビターにエグみ、軽くスモーキーな風味を感じます。

元々薄いところに加水して更に薄味化するんですが、プレーンな甘みが割りとしっかり感じられ、やはり意外と飲めますね。


トワイスアップ(1:1加水)にすると、緑茶に少し紅茶、薄手のパイナップルや杏に麦芽糖、ほんのりスパイシーさ、樽材の木の香りを感じます。

口に含むと、木の香りの混じるスパイシーさ、薄手の中庸な甘み、ほんのり樽材のビターを感じます。

さすがに本品をここまで加水すると、香りも味も非常に弱く薄べったいものになります。

【ロック】
IMG_6910
オンザロックにすると、緑茶にスパイシーな樽香、ごく薄く杏、同じく薄手のスモーキーさを感じます。

口に含むと、ほんのりビターで軽くスパイシーな樽香、麦芽糖を思わせる軽めの甘み、微弱なスモーキーさを感じます。

要素が少ないのは否めませんが、やはりそんなに悪くないですね。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、ごくうっすらパイナップルを思わせる香り、微弱に緑茶を思わせる香りを感じます。

口に含むと、粉っぽさを感じる口当たり、樽材のスパイシーさ、薄くプレーンな甘みを感じます。

スパイシーさが目立つように思われ、ハーフロックはイマイチかなという感じでしたが、水割り(1:2)まで加水すると、ほんのり甘みが感じられる程度でスパイシーさも目立たなくなりました。

【その他】
IMG_6911
ハイボールにすると、香りは極微弱で、香りらしい香りは感じ取れません。

口に含むと、緑茶を思わせる風味に薄く樽材のスパイシーさ、ほんのり甘みを感じます。

薄べったいというか小ざっぱりしすぎている印象です。

【感想】
意外と悪くない、コスパの良いウイスキーという印象ですが、飲み方は選ぶ感があります。

オススメの飲み方はオンザロックまたは水割り、この飲み方では価格以上のパフォーマンス、他の飲み方では価格相応という印象でした。下手に?グレーンウイスキーがブレンドされていない分、薄いなりに江井ヶ島酒造のモルトウイスキーの風味を楽しめたのかもしれません。

価格から受ける印象よりもずっと真っ当なウイスキーでした。

【リピート】
基本的にはしませんが、良い意味で裏切ってくれるお酒だと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ



|ω・)チラ
ランキングへ参加中です。お気に召されましたら、クリックいただけると幸いです(∩´∀`)∩


にほんブログ村 酒ブログ 家飲みへにほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
|彡。゚+.*:.サッ