皆さんこんばんは、ポッキーです。
今日は埼玉県の地ウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩
本日飲むのは、埼玉県は秩父市の株式会社ベンチャーウイスキーが製造する「イチローズモルト WWR」(ワインウッドリザーブ)です。
新進気鋭の蒸留所にしては珍しくHPもありませんので、同社については上記リンクの過去記事、製品紹介については上記の画像をご覧ください(ノ∀`)
イチローズモルトの定番(?)商品の中でも恐らく最も手に入りにくい本品ですが、ようやく購入できましたε-(´∀`*)
イチローズモルトは限定品中心の商品戦略を取っており、いずれも即完売、即プレミアとなって私の手元に来ることはまずありません。
それどころか定番的なラインナップである「ダブルディスティラリーズ」「ミズナラウッドリザーブ」「ワインウッドリザーブ」「モルト&グレーン」からしてそれほど見かけない有様です。
WWR以外は一通り飲みましたが、WWRだけはさっぱり購入する機会が訪れず、ブームが去るのをそっと待っておこうと、プレミア価格では買うまいと決めていたのですが、酒屋にフラリと入ったところ1本だけ、それも定価で置いてあり、箱の状態に難はありましたが飲む分には問題なかるまいと即決で購入しました(∩´∀`)∩
以前に「ゴールデンホース樽出しブレンド」を購入した酒屋さんでしたので、昔からの付き合いが続いているんでしょうね (´▽`)
待てば海路の日和ありということですね。
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:イチローズモルト ワインウッドリザーブ
種類:ブレンデッドモルトウイスキー
製造:株式会社ベンチャーウイスキー
容量:700ml 46%
価格:6,480円(税込)
【ストレート】
アップルパイに杏やりんごのジャムのような煮詰まったフルーティさ、少しのタンニン、バニラの混じるウッディな香りにメープルシロップ、ハーバルな香りを感じます。
口に含むと、樽由来の甘めのスパイシーさにハーバルな青々しさ、少しタンニンの渋味にオレンジを思わせる爽やかさとりんごジャム、麦感の混じる琥珀色の白ワイン、しっかりとウッディな風味を感じます。
香りでも味でもワイン樽の影響をしっかりと感じることができます。アルコールの刺激は相応にあり、若い原酒も多く使用されているように思いますが、ワイン系の風味のおかげで若い要素は上手くマスキングされており、美味しく飲めます。
赤ワイン樽での後熟ですが、中身がウイスキーな分ワインの要素が薄まり、白ワインっぽくも感じられます。ワインカスクフィニッシュのウイスキーは個人的には好みに合うことが多く、本品も例に漏れないようです(・∀・)
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、強くバニリィな香りにメープルシロップが混じる蜂蜜ミルクのような香り、キャラメルに少しチョコレートの混じる樽材の木の香り。りんごに少しシナモン、軽めの桃やイチゴを思わせるフルーティさ、ハーバルな青々しさを感じます。
口に含むと、強いスパイシーさにハーバルな青々しさ、軽めの金属感、ドライなウッディさ、りんごジャム、しっかりとタンニン、琥珀色の白ワインを思わせる風味を感じます。
香りの面では樽系のものが前面へ、味の面ではフルーティさ以外の要素が前面へ出てくる印象です。これはこれでと思いますが、ストレートの方がシンプルに美味しく飲めるように思います。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、パイナップルにレモン、甘さの混じるウッディさに薄手の杏ジャム、梅酒、薄手のスパイシーさにハーバルさを感じます。
口に含むと、樽材のビターにしっかりとタンニンの渋味、パイナップルにオレンジ、淡くレモン、シナモンなどスパイシーな風味に琥珀色の白ワインを感じます。
加水によってワイン樽の影響が薄れ、モルトの風味が開いてきているのかなとも感じますが、タンニンの渋味は加水したほうがむしろはっきりと感じられる印象で、アルコール感が薄れてマイルドになるのは飲みやすくて悪くありませんが、ストレートの方がオススメ、加水は悪くありませんがオススメではありません。
【ロック】
オンザロックにすると、少し渋味の混じるイチゴ、ハーバルな青々しさにシナモンなどのスパイシーな風味、パイナップルやレモンを思わせる香りを感じます。
口に含むと、タンニンの渋味に樽材のビター、冷却されたウイスキーが口中で少し温度が上がることで、口中や鼻に一気に琥珀色の白ワインを思わせる風味が充満します。りんごに少し麦芽糖、シナモンにハーバルな青々しさも感じられます。
オンザロックで飲むのも面白いですね、タンニンの渋味はありますがオススメです。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、バニラにキャラメル、薄手のスパイシーさや青々しさ、樽材の木の香り、ほんのり琥珀色の白ワイン風味を感じます。
口に含むと、タンニンの渋味で口中はかなりイガイガします。樽材のビターに続いてシナモンなどのスパイシーさにハーバルな青々しさ、樽材のウッディな風味に赤系フルーツの甘みを感じます。
タンニンが平気な方には良いですが、やはり加水すると強くタンニンを感じてしまい、個人的にはあまり好ましくは感じません。
【その他】
ハイボールにすると、乾いた木の香り、麦殻、軽めのプレーンな甘み、ほんのり赤系フルーツの香りを感じます。口に含むと、薄手の琥珀色の白ワイン、軽めのタンニンの渋味、樽材の木の香りを感じます。
甘みは強くなくすっきり目の味わい、樽香を楽しめるハイボールです。さっぱりしていて悪くはありませんが、ややさっぱりしすぎて物足りないかもしれません。
【感想】
ワイン樽フィニッシュの魅力をしっかりと感じられるウイスキー。加水など割ったり薄まったりで原酒の若さが隠しきれなくなる印象で、ストレートを基本に変化球でオンザロックをオススメします。
長熟原酒でワインカスクフィニッシュだと加水などの変化をつけても原酒の力で楽しめるのだと思いますが、恐らく若い原酒が主体となっている分、そこまでの力は本品にはないように感じました。
とはいえストレートやオンザロックであればかなり楽しんで飲めて個人的にも好みでしたし、イチローズモルトの定番ラインナップで一番人気なのも十分頷けるところでした。
長熟原酒のストックが溜まってきたら、長熟原酒のワインカスクフィニッシュにもトライしてみてほしいところです。
【リピート】
「岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ」と比較しても割高なことは否めませんが、ブレンデッドウイスキーではなくピュアモルトウイスキー(ブレンデッドモルトウイスキー)ですし、本坊酒造よりも遥かに小規模な企業であることも踏まえると致し方ないところでしょうか。
プレミア価格で買おうとは思いませんが、定価で容易に入手できるようであれば、リピートもありかなと思います。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
今日は埼玉県の地ウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩
本日飲むのは、埼玉県は秩父市の株式会社ベンチャーウイスキーが製造する「イチローズモルト WWR」(ワインウッドリザーブ)です。
新進気鋭の蒸留所にしては珍しくHPもありませんので、同社については上記リンクの過去記事、製品紹介については上記の画像をご覧ください(ノ∀`)
イチローズモルトの定番(?)商品の中でも恐らく最も手に入りにくい本品ですが、ようやく購入できましたε-(´∀`*)
イチローズモルトは限定品中心の商品戦略を取っており、いずれも即完売、即プレミアとなって私の手元に来ることはまずありません。
それどころか定番的なラインナップである「ダブルディスティラリーズ」「ミズナラウッドリザーブ」「ワインウッドリザーブ」「モルト&グレーン」からしてそれほど見かけない有様です。
WWR以外は一通り飲みましたが、WWRだけはさっぱり購入する機会が訪れず、ブームが去るのをそっと待っておこうと、プレミア価格では買うまいと決めていたのですが、酒屋にフラリと入ったところ1本だけ、それも定価で置いてあり、箱の状態に難はありましたが飲む分には問題なかるまいと即決で購入しました(∩´∀`)∩
以前に「ゴールデンホース樽出しブレンド」を購入した酒屋さんでしたので、昔からの付き合いが続いているんでしょうね (´▽`)
待てば海路の日和ありということですね。
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:イチローズモルト ワインウッドリザーブ
種類:ブレンデッドモルトウイスキー
製造:株式会社ベンチャーウイスキー
容量:700ml 46%
価格:6,480円(税込)
【ストレート】
アップルパイに杏やりんごのジャムのような煮詰まったフルーティさ、少しのタンニン、バニラの混じるウッディな香りにメープルシロップ、ハーバルな香りを感じます。
口に含むと、樽由来の甘めのスパイシーさにハーバルな青々しさ、少しタンニンの渋味にオレンジを思わせる爽やかさとりんごジャム、麦感の混じる琥珀色の白ワイン、しっかりとウッディな風味を感じます。
香りでも味でもワイン樽の影響をしっかりと感じることができます。アルコールの刺激は相応にあり、若い原酒も多く使用されているように思いますが、ワイン系の風味のおかげで若い要素は上手くマスキングされており、美味しく飲めます。
赤ワイン樽での後熟ですが、中身がウイスキーな分ワインの要素が薄まり、白ワインっぽくも感じられます。ワインカスクフィニッシュのウイスキーは個人的には好みに合うことが多く、本品も例に漏れないようです(・∀・)
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、強くバニリィな香りにメープルシロップが混じる蜂蜜ミルクのような香り、キャラメルに少しチョコレートの混じる樽材の木の香り。りんごに少しシナモン、軽めの桃やイチゴを思わせるフルーティさ、ハーバルな青々しさを感じます。
口に含むと、強いスパイシーさにハーバルな青々しさ、軽めの金属感、ドライなウッディさ、りんごジャム、しっかりとタンニン、琥珀色の白ワインを思わせる風味を感じます。
香りの面では樽系のものが前面へ、味の面ではフルーティさ以外の要素が前面へ出てくる印象です。これはこれでと思いますが、ストレートの方がシンプルに美味しく飲めるように思います。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、パイナップルにレモン、甘さの混じるウッディさに薄手の杏ジャム、梅酒、薄手のスパイシーさにハーバルさを感じます。
口に含むと、樽材のビターにしっかりとタンニンの渋味、パイナップルにオレンジ、淡くレモン、シナモンなどスパイシーな風味に琥珀色の白ワインを感じます。
加水によってワイン樽の影響が薄れ、モルトの風味が開いてきているのかなとも感じますが、タンニンの渋味は加水したほうがむしろはっきりと感じられる印象で、アルコール感が薄れてマイルドになるのは飲みやすくて悪くありませんが、ストレートの方がオススメ、加水は悪くありませんがオススメではありません。
【ロック】
オンザロックにすると、少し渋味の混じるイチゴ、ハーバルな青々しさにシナモンなどのスパイシーな風味、パイナップルやレモンを思わせる香りを感じます。
口に含むと、タンニンの渋味に樽材のビター、冷却されたウイスキーが口中で少し温度が上がることで、口中や鼻に一気に琥珀色の白ワインを思わせる風味が充満します。りんごに少し麦芽糖、シナモンにハーバルな青々しさも感じられます。
オンザロックで飲むのも面白いですね、タンニンの渋味はありますがオススメです。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、バニラにキャラメル、薄手のスパイシーさや青々しさ、樽材の木の香り、ほんのり琥珀色の白ワイン風味を感じます。
口に含むと、タンニンの渋味で口中はかなりイガイガします。樽材のビターに続いてシナモンなどのスパイシーさにハーバルな青々しさ、樽材のウッディな風味に赤系フルーツの甘みを感じます。
タンニンが平気な方には良いですが、やはり加水すると強くタンニンを感じてしまい、個人的にはあまり好ましくは感じません。
【その他】
ハイボールにすると、乾いた木の香り、麦殻、軽めのプレーンな甘み、ほんのり赤系フルーツの香りを感じます。口に含むと、薄手の琥珀色の白ワイン、軽めのタンニンの渋味、樽材の木の香りを感じます。
甘みは強くなくすっきり目の味わい、樽香を楽しめるハイボールです。さっぱりしていて悪くはありませんが、ややさっぱりしすぎて物足りないかもしれません。
【感想】
ワイン樽フィニッシュの魅力をしっかりと感じられるウイスキー。加水など割ったり薄まったりで原酒の若さが隠しきれなくなる印象で、ストレートを基本に変化球でオンザロックをオススメします。
長熟原酒でワインカスクフィニッシュだと加水などの変化をつけても原酒の力で楽しめるのだと思いますが、恐らく若い原酒が主体となっている分、そこまでの力は本品にはないように感じました。
とはいえストレートやオンザロックであればかなり楽しんで飲めて個人的にも好みでしたし、イチローズモルトの定番ラインナップで一番人気なのも十分頷けるところでした。
長熟原酒のストックが溜まってきたら、長熟原酒のワインカスクフィニッシュにもトライしてみてほしいところです。
【リピート】
「岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ」と比較しても割高なことは否めませんが、ブレンデッドウイスキーではなくピュアモルトウイスキー(ブレンデッドモルトウイスキー)ですし、本坊酒造よりも遥かに小規模な企業であることも踏まえると致し方ないところでしょうか。
プレミア価格で買おうとは思いませんが、定価で容易に入手できるようであれば、リピートもありかなと思います。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
|ω・)チラ