皆さんこんばんは、ポッキーです。
今日は芋焼酎を飲みます(∩´∀`)∩



本日飲むのは宮崎県は児湯郡高鍋町の株式会社黒木本店が製造する「爆弾ハナタレ」です。
㈱黒木本店については以前の記事をご覧いただくことにして、とりあえずインパクトのあるネーミングですね(笑)
ハナタレというのは「初垂れ」と書き、焼酎の醪を蒸留する際に蒸留器から出てくる最初に部分のことを指します。初留とも言いますね。ウイスキーだとヘッドと呼ばれています。
加熱して最初に揮発してきた部分ですので非常にアルコール度数が高く、香味は濃厚ですがとても荒々しくなります。ウイスキーでは飲用に回さない部分ですし、焼酎においても取れる量が少ないのと、荒々しくて万人受けする部分ではないことからあまり製品化されることはありませんが、本品はあえてそれを製品化したものです。
製品紹介は以下のとおりです。

どうせなら原酒で飲んでみたかったところなんですが、味やクオリティをとことん無視してませんかね日本の酒税法。
愚痴るとキリがないので、それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:爆弾ハナタレ
種類:芋焼酎
製造:株式会社黒木本店(宮崎県児湯郡高鍋町)
容量:360ml 44.1~44.9%
価格:2,470円(税込)

【ストレート】
黄桃にマンゴー、強くバナナを思わせる、濃く粘度の高いフルーティな香り、さつまいもらしい香ばしさやコク、少しの芋臭さもあり、それがないと果実の蒸溜酒と勘違いしそうです。若干の金属感や焦げ感も感じられます。
口に含むと、さつまいも、栗、黄桃、パイナップル、マンゴー、バナナなどを思わせる強いフルーティさと芋の風味、黒木本店の焼酎らしいミネラル感・硬質感も感じられますが、それほど強いものではありません。
終盤~余韻にかけて、ミネラル的な硬質感や少し柑橘類を思わせる酸味、バナナのような芋の甘味が感じられます。あまり長引かずキレイな余韻です。
アルコール度数が高いこと、荒々しい風味の初留液部分であることからかなりキツイ飲み口を想像していましたが意外なほど飲みやすく、香味の濃厚さは必ずしも万人受けするものではないのかもしれませんが、個人的には非常に面白く美味しい蒸溜酒だと思います。
【ロック】

オンザロックにすると、冷却されても香りは普通の焼酎ばりには濃厚です。バナナやカボチャを思わせる芋の甘くフルーティな香りに芋臭さを感じます。
口に含むと、さつまいもをそのまま液体にしたような甘みやコク、香ばしさや芋臭さなど、濃いさつまいもの風味、バナナを思わせるエステリーな風味、後半からミネラル的な硬質感、麹の華やかな風味、少し柑橘類を思わせる酸味も感じられます。

水割り(1:2加水をオンザロック)にすると、引き続きさつまいもの濃厚な香りが中心ですが、やや芋臭さやアクを連想させる香りが目立つようになります。
口に含むと、さつまいもの濃い風味にバナナを思わせる濃いエステリーさ、少し金属感もあります。
水で割ることで本来の濃厚さがやや薄れ、その分、却って雑味のようなネガティブな部分が出てきてしまい感じがあり、水割りはあまりオススメしません。
【その他】

お湯割り(1:3)にしてみると、香りが揮発してしまうのか濃厚なフルーティさや芋の香りは控え目となり、ほっくりとした芋の旨みやコク、少し畑の土を思わせる香りが中心となります。
口に含むと、バナナを思わせるエステリーな風味、芋の甘みとコクが感じられ、すごく美味しいお湯割りだと思います。
香りが飛んでしまう感じや味もマイルドになる感じがあり、本品の味わい方として必ずしもオススメはしませんが、本品が香りも味もキツくて飲みにくいという方にはお湯割りが良いかなと思います。
【氷結】

アルコール度数の高い蒸溜酒は冷凍庫に入れても凍ることがありません。冷凍庫でキンキンにしてトロミを付けて飲むのは焼酎に限らず蒸溜酒の飲み方として広く知られているものですが、本品についてもそれがオススメされていますので、試してみようと思います(・∀・)
冷凍庫でキンキンにしましたので香りはほぼしないのではとも思いましたが、それでも尚、バナナ、さつまいも、栗、カボチャなどを思わせる甘さと野菜の青々しさ、穀物感を感じます。香りは本当に良く立ちますね。
口に含むと、トロンとした口当たり、香りとアルコールのダブルパンチ、冷たさとカーっと熱くなる感じの対比が良いです。甘さと青さ、穀物感といったさつまいものしっかりとした風味が感じられ、それに加えて華やかでエステリーなフルーティさが感じられます。
口中で転がして温度を上げて、風味の爆発を楽しむのも良いですが、一気に飲み込んで冷たさと熱さの対比、その後の鼻から抜ける香りを楽しむのも良いものです。
ショットグラスで飲むことを推奨されていますし、一気にクイッと飲み干すのがオススメということで良さそうです。
【感想】
想像以上の華やかで濃厚、強い香味と、想定外の飲みやすさに驚かされる焼酎。もっと荒々しく、ある種の暴力的な風味やキツさを予想していただけに驚きでした。
実にクリアな焼酎を造る黒木本店だからこそのハナタレの味わいなのか、意外とハナタレって思っていたようなキツさはないものなのか、他の酒蔵のものも飲んでみないことにはわかりませんが、面白い体験でした(∩´∀`)∩
正直、すごく美味しいと思いましたが、香りも味も強く、割ってしまうと個性が薄れてイマイチかなとも感じましたので、食中酒としては難しいかもしれません。
エステリーな香味の強さも含めて洋酒に近いものがあるかなとも思いましたので、食後酒の方が良さそうです。
香りと味の爆弾を楽しむことができました(・∀・)
【リピート】
夏場の暑気払いにも良さそうです。また飲みたいなぁ。他の酒蔵の初留にもトライしてみたいですね。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
|ω・)チラ
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今日は芋焼酎を飲みます(∩´∀`)∩



本日飲むのは宮崎県は児湯郡高鍋町の株式会社黒木本店が製造する「爆弾ハナタレ」です。
㈱黒木本店については以前の記事をご覧いただくことにして、とりあえずインパクトのあるネーミングですね(笑)
ハナタレというのは「初垂れ」と書き、焼酎の醪を蒸留する際に蒸留器から出てくる最初に部分のことを指します。初留とも言いますね。ウイスキーだとヘッドと呼ばれています。
加熱して最初に揮発してきた部分ですので非常にアルコール度数が高く、香味は濃厚ですがとても荒々しくなります。ウイスキーでは飲用に回さない部分ですし、焼酎においても取れる量が少ないのと、荒々しくて万人受けする部分ではないことからあまり製品化されることはありませんが、本品はあえてそれを製品化したものです。
製品紹介は以下のとおりです。

華やかで強く揮発的な香りとフルーツ感が特徴。凝縮した味わい、とろみのある食感を持ち、終始滑らかです。水割りにすると、より華やかでフローラルな風味となり、甘やかな飲み心地の口当たりとなります。お湯割りでも香りの華やかさは強調され、フローラルでややバナナのニュアンスを感じさせます。甘やかで丸みのある口当たりで、芋の風味が余韻に残ります。アルコール度数が45%を超えると、酒税法の定めで焼酎ではなくスピリッツ扱いとなることから、加水して45%以下にしているようです。
どうせなら原酒で飲んでみたかったところなんですが、味やクオリティをとことん無視してませんかね日本の酒税法。
愚痴るとキリがないので、それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:爆弾ハナタレ
種類:芋焼酎
製造:株式会社黒木本店(宮崎県児湯郡高鍋町)
容量:360ml 44.1~44.9%
価格:2,470円(税込)

【ストレート】
黄桃にマンゴー、強くバナナを思わせる、濃く粘度の高いフルーティな香り、さつまいもらしい香ばしさやコク、少しの芋臭さもあり、それがないと果実の蒸溜酒と勘違いしそうです。若干の金属感や焦げ感も感じられます。
口に含むと、さつまいも、栗、黄桃、パイナップル、マンゴー、バナナなどを思わせる強いフルーティさと芋の風味、黒木本店の焼酎らしいミネラル感・硬質感も感じられますが、それほど強いものではありません。
終盤~余韻にかけて、ミネラル的な硬質感や少し柑橘類を思わせる酸味、バナナのような芋の甘味が感じられます。あまり長引かずキレイな余韻です。
アルコール度数が高いこと、荒々しい風味の初留液部分であることからかなりキツイ飲み口を想像していましたが意外なほど飲みやすく、香味の濃厚さは必ずしも万人受けするものではないのかもしれませんが、個人的には非常に面白く美味しい蒸溜酒だと思います。
【ロック】

オンザロックにすると、冷却されても香りは普通の焼酎ばりには濃厚です。バナナやカボチャを思わせる芋の甘くフルーティな香りに芋臭さを感じます。
口に含むと、さつまいもをそのまま液体にしたような甘みやコク、香ばしさや芋臭さなど、濃いさつまいもの風味、バナナを思わせるエステリーな風味、後半からミネラル的な硬質感、麹の華やかな風味、少し柑橘類を思わせる酸味も感じられます。

水割り(1:2加水をオンザロック)にすると、引き続きさつまいもの濃厚な香りが中心ですが、やや芋臭さやアクを連想させる香りが目立つようになります。
口に含むと、さつまいもの濃い風味にバナナを思わせる濃いエステリーさ、少し金属感もあります。
水で割ることで本来の濃厚さがやや薄れ、その分、却って雑味のようなネガティブな部分が出てきてしまい感じがあり、水割りはあまりオススメしません。
【その他】

お湯割り(1:3)にしてみると、香りが揮発してしまうのか濃厚なフルーティさや芋の香りは控え目となり、ほっくりとした芋の旨みやコク、少し畑の土を思わせる香りが中心となります。
口に含むと、バナナを思わせるエステリーな風味、芋の甘みとコクが感じられ、すごく美味しいお湯割りだと思います。
香りが飛んでしまう感じや味もマイルドになる感じがあり、本品の味わい方として必ずしもオススメはしませんが、本品が香りも味もキツくて飲みにくいという方にはお湯割りが良いかなと思います。
【氷結】

アルコール度数の高い蒸溜酒は冷凍庫に入れても凍ることがありません。冷凍庫でキンキンにしてトロミを付けて飲むのは焼酎に限らず蒸溜酒の飲み方として広く知られているものですが、本品についてもそれがオススメされていますので、試してみようと思います(・∀・)
冷凍庫でキンキンにしましたので香りはほぼしないのではとも思いましたが、それでも尚、バナナ、さつまいも、栗、カボチャなどを思わせる甘さと野菜の青々しさ、穀物感を感じます。香りは本当に良く立ちますね。
口に含むと、トロンとした口当たり、香りとアルコールのダブルパンチ、冷たさとカーっと熱くなる感じの対比が良いです。甘さと青さ、穀物感といったさつまいものしっかりとした風味が感じられ、それに加えて華やかでエステリーなフルーティさが感じられます。
口中で転がして温度を上げて、風味の爆発を楽しむのも良いですが、一気に飲み込んで冷たさと熱さの対比、その後の鼻から抜ける香りを楽しむのも良いものです。
ショットグラスで飲むことを推奨されていますし、一気にクイッと飲み干すのがオススメということで良さそうです。
【感想】
想像以上の華やかで濃厚、強い香味と、想定外の飲みやすさに驚かされる焼酎。もっと荒々しく、ある種の暴力的な風味やキツさを予想していただけに驚きでした。
実にクリアな焼酎を造る黒木本店だからこそのハナタレの味わいなのか、意外とハナタレって思っていたようなキツさはないものなのか、他の酒蔵のものも飲んでみないことにはわかりませんが、面白い体験でした(∩´∀`)∩
正直、すごく美味しいと思いましたが、香りも味も強く、割ってしまうと個性が薄れてイマイチかなとも感じましたので、食中酒としては難しいかもしれません。
エステリーな香味の強さも含めて洋酒に近いものがあるかなとも思いましたので、食後酒の方が良さそうです。
香りと味の爆弾を楽しむことができました(・∀・)
【リピート】
夏場の暑気払いにも良さそうです。また飲みたいなぁ。他の酒蔵の初留にもトライしてみたいですね。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
|ω・)チラ
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