皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は久しぶりにカナディアンウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

本日飲むのは「シーグラム V.O.」というもので、かつては米国シーグラム社が製造していたものです。現在は酒造部門はペルノ・リカール社に売却されていますが、シーグラム社はかつてキリンがウイスキー事業に参入する際に、キリンシーグラム社として合弁会社を設立していたこともあります。

その後、合弁が解消された後は、キリンシーグラム社はキリンディスティラリーとなって現在に至ります。

シーグラム社の創業は1857年のことで、本品は1912年より販売されているロングセラー商品のようです。

スコッチウイスキーの場合、単式蒸留機で蒸留された、二条大麦を原料としたモルトウイスキーに、ブレンデッドウイスキーにする場合には、連続式蒸留機で蒸留された、主にとうもろこしを原料としたグレーンウイスキーをブレンドして製造されています。

カナディアンウイスキーの場合、連続式蒸留機で蒸留された、主にライ麦を原料としたフレーバリングウイスキーと、連続式蒸留機で蒸留された、主にとうもろこしを原料としたベースウイスキーをブレンドして製造されています。

つまりカナディアンウイスキーは基本的には連続式蒸留機のみで製造されたウイスキーですので、スコッチウイスキーなどと比較して、ライトな味わいであることが通常です。フレーバリング(香りづけ)ウイスキーとしてライ麦を原料にしていることから、個性的なライ麦の香りも楽しめるようですね。

一方で連続式蒸留機で蒸留されるウイスキーは、一般的に個性が薄れやすく、そのためカナディアンウイスキーもすっきりしすぎて物足りなかったり、個性が出しにくかったりと、世界五大ウイスキーの一角ではあるのですが、なかなか日の当たる機会が少なくなっている面もあります。

私の場合も以前に飲んだ「カナディアンクラブ」を除けば、バーでカクテル材として飲んだことがある程度でしかなく、日頃飲む機会、飲もうとすることが正直多くないのですが、「カナディアンクラブ」はなかなか美味しかったですし、ライ麦の香りも嫌いではありませんので、そこそこ楽しめるんじゃないかと期待しています(´∀`*)

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:Seagram's V.O.
種類:カナディアンウイスキー
製造:ペルノ・リカール社(もしかするとシーグラム社時代のものかも)
原料:ライ麦ととうもろこし(だと思われます)
容量:50ml 40%
価格:不明(現行品はフルボトルで1,500円前後)
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情報がアバウトすぎて申し訳ないことです(ノ∀`)
ラベルには6年熟成である旨の記載があり、フレーバリングウイスキー、ベースウイスキーとも6年以上の熟成年数であるようです。

【ストレート】
黒糖に焦げ感のあるカラメル、樽香、とうもろこしの甘い香り、ライ麦と思われるややビターな穀物感を感じます。口に含むと、濃厚なとうもろこしの甘さ、メープルシロップ、黒糖、焦げたカラメル、ライ麦を感じます。

年代物のグレーンウイスキーを飲んでいるような気分になりますが、ライ麦の風味でカナディアンウイスキーなんだなとわかる感じです。もっと軽い味わいかと思っていましたが、意外と濃厚な味わいがします。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、香りに大きな変化は感じられないのですが、口に含むと、ナッツ類とライ麦の風味が感じられます。味わいは一気に薄くなる印象です。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、ライ麦やナッツ類の香りが主体で、とうもろこし系の香りは加水量が増えるほどに感じられなくなっていきます。口に含むと、チョコレートにナッツ類、クッキーのような麦系の香ばしさが感じられます。

【ロック】
オンザロックにすると、ドライなアルコール感にナッツ類の香り。口に含むと、とうもろこし、黒糖、ライ麦、ドライなアルコール感が感じられます。香りは閉じ気味ですが、味わいは非常にバランスが良い感じです。

【感想】
たまに飲む分には目先が変わって良い感じ。カナディアンウイスキーは思ったよりずっと美味しく、私の好みにも合うようです。ただ、グレーンウイスキーらしさがあり、フルボトルで購入すると消費に苦労しそうです。

【リピート】
バーで飲む際は、時折カナディアンウイスキーも飲むようにしようと思いました(´∀`)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ