皆さんこんばんは、ポッキーです。

週末は商用で出張しており更新できませんでした(´・ω・`)ちょっとどたばたしますが、また今日から元気に飲んでいきます(`・ω・´)

さて、しばらくバーボン連チャンしてみようかなと思ってます(・∀・)一度バーボン熱が冷めるとしばらく全く手が出なくなるので、熱のある内に飲んで色々比較してみたいと思います。

本日飲む「フォアローゼズ」は、ジムビームに次いで世界で二番目に売れているバーボンだそうです。現在は日本のキリンディスティラリーが所有しておりキリンビールグループとなっています。

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裏面ラベルにはフォアローゼズの名前の由来が記載されています。

フォアローゼズはとうもろこし、ライ麦、大麦を原料に、5種類の酵母と2種類のマッシュビルから10種類の原酒を作り分け、これをブレンドさせることで製造されているそうです。

マッシュビルとはバーボンの原料を粉砕して混ぜ合わせたもので、蒸留所や銘柄ごとにマッシュビルのレシピは異なります。フォアローゼズではコーンの比率の多いマッシュビルとライ麦の比率の多いマッシュビルの2種類を使用しているそうです。

マッシュビルは「ライムストーン(石灰岩層)ウォーター」と呼ばれる、蒸留所付近で汲み上げられる水に混ぜられます。石灰岩層で幾重にも濾過された水は、鉄分が少なくミネラル豊富で、クリアな味わいとなるそうで、この上質な水もまたフォアローゼズの品質の秘訣だそうです。

マッシュビルの混ざった水は、原料中の大麦麦芽の酵素によって糖化されます。ここに酵母を加えることによって、酵母が糖分をアルコールに変えるアルコール発酵が行われます。これによってできるお酒のアルコール度数は概ねビールくらいで、これを蒸留機で蒸留することによって、アルコール度数の高い蒸留酒ができあがります。

この蒸留酒がバーボンを名乗るためには、アメリカンホワイトオークの新樽(前に他のお酒などが貯蔵されていない真新しい樽)で貯蔵しなければならないとアメリカの法律で規定されています。アメリカンホワイトオーク以外の木材の樽や、新樽でない樽で貯蔵した場合には、バーボンを名乗ることは許されません。

また、アメリカンホワイトオークの新樽での熟成年数を2年以上を経過させることで、「ストレート」バーボンを名乗ることができるようになります。

スコッチウイスキーは3年以上の熟成年数がないとウイスキーを名乗れないとイギリスの法律で規定されていますが、アメリカはイギリスに比べて気候が温暖で、一般に原酒の熟成は早く進みます。

またウイスキーを貯蔵する樽も、イギリスは225リットル~500リットル程度が一般的であるのに対して、アメリカは200リットルの小型の樽を使用することから、体積に比して樽との接地面積が大きくなり、樽材の呼吸による影響を受けやすく、やはり熟成が早期に進みます。バーボン(アメリカンウイスキー)は、熟成年数がスコッチウイスキーより短いからといって、熟成が浅く若々しい味わいだとは限らないわけです。

今日飲むフォアローゼズは、そんなストレートバーボンウイスキーです。さて、前置きが長すぎますが、そろそろ飲むとしましょう(´∀`*)

名称:フォアローゼズ
種類:バーボン(アメリカンウイスキー)
製造:キリンディスティラリー株式会社
容量:200ml 40%
価格:1,620円/700ml(税込)
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【ストレート】
とても甘い花の蜜のような香りに、麦類由来の苦味のある香りがします。しっかりと麦が香る印象です。

口に含むと、ストレートですがアルコールの刺激は薄く、とうもろこしの甘み、麦類の甘みと苦味が感じられます。マイルドで飲みやすいです。

ややさっぱり味の印象ですが、棘がなくストレートでスムーズに飲めます。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、蜂蜜のようなとうもろこしの甘い香りを強く感じるようになります。樽由来のバニラ香にドライな麦感もあります。

口に含むと、加水でドライさが引き出されるのか、ストレートよりもアルコールの刺激を感じてしまいます。とうもろこしの甘みが奥に感じられ、全体のバランスは悪くないように思いますが、麦類由来の苦味も強くなる印象で、ストレートよりもドライな味わいとなります。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、麦類由来の苦味、とうもろこしの甘み、樽由来のバニラ香をバランス良く感じられます。

口に含むと、アルコール感はほとんど感じられず、ドライな麦感が目立ちますが、奥にとうもろこしの甘みもきちんと感じられます。シンプルな味わいで非常に飲みやすいですが、バーボンに求めるものとはやや違うイメージで、少しもの足りなさを感じてしまいます。

【ロック】
オンザロックにすると、バニラフレーバーを強く感じ、追いかけて麦・とうもろこしの香りを感じます。口に含むと麦の苦味が強めで、バニリィな香りの割に甘みは少なめです。口中がイガイガする印象で、これはライ麦などの影響なのでしょうか。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、麦系の香りが支配的になります。薄まるほど麦感が前面に出てくる印象です。口に含むと、麦の苦味にほんのりとうもろこしの甘みがあります。バーボンと考えると期待と違う気がしますが、すっきりしていてこれはこれで美味しく飲めます。

【その他】
ハイボールにすると、麦のドライな味わいが主体で、奥にとうもろこしの甘みも感じられはしますが、殺風景な味わいになってしまいます。ハイボールはあまりオススメしません。

コークハイにすると、とうもろこしとコーラの甘さに、ややビターな麦類がアクセントになっています。後口はコーラの甘さにうっすらバニラ感があります。あまり特徴のない、普通に美味しいコークハイというところでしょうか。

【感想】
すっきり大人しいバーボンという印象です。下手に手を加えず、ゆっくりストレートで飲むのが良いように思います。

【リピート】
おとなしすぎて積極的に選択する理由が見出しにくいのが本音です。上位品のフォアローゼズについてはいずれ試してみて、フォアローゼズの個性を見つけてみたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ