皆さんこんばんは、ポッキーです。

ついにバーボンゾーン脱出です(笑)自分で勝手にバーボンを続けてみたんですが、想像していた以上に定番バーボンは味が痩せているものが多いなぁという印象でした。フルボトルで1,000円台のものが中心でしたので、いかにバーボンといえど、やはりもう少し良いものを飲まないと満足感は得られないとかなと思います。酔うためだけでしたら何でも良いんですけどね(´・ω・`)

さて、今日はそば焼酎を飲みます。当ブログでそば焼酎を飲むのは初めてですが、芋・麦・米ほどではないにしても、蕎麦は比較的一般的な焼酎の原料として使われています。

本日のお酒は、長野県の戸塚酒造が製造しています。長野県というと信州、そば処として有名ですね。古くから蕎麦は食べられてきたのでしょうから、身近な素材を酒造りに利用するのは必然だったのかもしれません。

戸塚酒造は承応2年(1653年)創業と350年以上の歴史を有する老舗酒蔵です。現在の社長さんで十六代目になるそうです。当初は自家用のどぶろく作りに端を発し、それが近隣の宿場で好評となったことから本格的に酒造を始めたようです。日本酒と焼酎の両方を製造する酒造会社で、「寒竹」の銘柄で日本酒を製造しています。

本日飲む「草笛」ですが、瓷状の容器に「長期熟成酒」との記載があります。3年以上熟成させた焼酎は長期貯蔵と銘打つことが許されますが、長期熟成酒がそれを意味しているのかはわかりません。甕で熟成させた焼酎を、42%のアルコール度数ですので恐らく原酒で出荷しているのが本品です。

日本酒や焼酎はもう少ししっかり、かつ統一的な情報公開をしてくれると良いのですが。せっかく良質なお酒を作っても、それが伝わらないとなかなか手にとってもらえませんし、購入してもらえませんよね。自社・製品・ブランドなどの魅力を伝達する努力は、酒造りにかける情熱と同じくらい重要ではないかと思います。


名称:信州そば焼酎 草笛 長期熟成酒
種類:そば焼酎
製造:合名会社戸塚酒造店*(長野県佐久市)
容量:720ml 42~43%
価格:3,500円(税込)
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*現在は戸塚酒造株式会社に改組。本品は4~5年前に我が家にやってきて、そのままになっていたものです。

【ストレート】
甕香にドライなアルコール感がありますが、刺激はきつくなく穏やかに感じます。

口に含むと、とろみと甕香にまろやかな甘みが感じられ、アルコール度数の高さを感じさせない穏やかさです。甕囲いでの長期熟成との触れ込みは伊達ではありません。

【加水】
ごく少量(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)加水すると、少し香ばしい穀物系の香りが出てきます。日頃蕎麦の実の香りをかぐ機会はあまりありませんが、これがそうなんだと思います。少しの加水でアルコール感はぐっと抑えられ、香ばしい良い香りです。奥に少し甕香も感じられます。

口に含むと、まろやかでとろみのある甘みに蕎麦の実の穀物感が感じられ、味のある飲み口です。奥にアルコール感がありますが、熟成感を感じられます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、かなりしっかりと蕎麦の実の香りがします。香ばしさに甘さも感じられます。

口に含むと、アルコール感は相当に薄れて飲みやすく、引き続きとろみの感じられる甘さにしっかりと蕎麦の実の香ばしさ、甕香も感じられ、元々のアルコール度数が高いだけに加水してもバランスは崩れません。

【ロック】
オンザロックにすると、蕎麦の実の香ばしさにドライなアルコール感、うっすら甕香があります。口に含むと、とろみのある甘さにドライなアルコール感、蕎麦の実の香ばしさ、甕香に冷たさがちょうど良く、ロックで飲むのがオススメです。飲みごたえがありゆっくり楽しめます。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、甘く香ばしい蕎麦の実の香りが主体的になります。奥に甕香も感じられます。口に含むと、甕香が少々気になりますが、とにかく飲みやすいです。スムーズな飲み口ですので量を飲んでしまいそうです。

【その他】
ハイボールにすると、甕香に蕎麦の実の香ばしさが感じられ、炭酸の刺激と合わさって心地よく、ちびちび飲みたいハイボールになります。濃い目では蕎麦の実の香りがしっかり感じられ、ソーダ水の割合を増やすと甕香が目立つようになってきます。濃い薄いに関わらず甘みはちゃんと感じられます。

湯割り(1:1でお湯割り)にすると、アルコールの揮発感に乗って蕎麦の実の香ばしさと甕香が良く立ちます。口に含むとやはり蕎麦の実の香ばしさと甘みをよく感じられ、優しい飲み口でとても飲みやすいです。湯割りもオススメの飲み方です。

【評価】
期待を上回る美味しさでした。そば焼酎はこれまであまり飲んできませんでしたが、見方が変わりそうです。そしてやはり甕熟成の焼酎は(・∀・)イイ!!甕は木樽熟成のように様々な香味を原酒に付加することはありませんが、しっかりと原酒の棘をとりまろやかにしてくれます。甕香も目立ち過ぎるとマイナスですが、少々香る分には穏やかな気持ちにさせてくれます。

オススメの飲み方はオンザロックまたは湯割りですが、蕎麦湯割りにできたら言うことないでしょうね。家庭ではなかなか美味しい蕎麦湯を求めることは難しいのが残念です。

【リピート】
そば焼酎の銘柄をほとんど知らず、飲んだ経験もあまりないので、そば焼酎を求める時は本品が第一候補になりそうです。ただ、そば焼酎は美味しい蕎麦屋で蕎麦湯割りで飲むのが究極かもしれませんが。

【肴】
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写真の腕が悪すぎますね('A`)
フラッシュを使用すればもう少しきれいに写るでしょうか。味は良かったですよ(笑)

今日の肴は「牛肉とオクラの炒め物」と「空芯菜炒め」の炒め物2種類です。

牛肉とオクラの炒め物
1.オクラを下茹でしてから適当な大きさに切る。炒めるので下茹ではしなくても大丈夫です。
2.フライパンにごま油をひいて牛肉を炒め、色が変わったらオクラを投入。
3.オクラ投入後に砂糖大さじ1を投入。
4.火が通ったら醤油30ml、酒45mlを投入してアルコールを飛ばしたらできあがり。

調味料はもう少し少なくても大丈夫だったかなと思います。こってり目の味付けですのでビールや焼酎のロック・水割り、ご飯にも合います。

空芯菜炒め
1.空芯菜を水洗いしてから5cm幅など適当に切る。
2.フライパンにごま油をひいて、輪切りの唐辛子を入れて、熱くなったら空芯菜を投入して炒めます。今回は牛肉とオクラの炒め物の後にそのまま唐辛子と空芯菜を入れて炒めました。
3.塩や好みでコショウなどで味付けしてできあがり。

シンプルな塩味の炒め物ですが、空芯菜のシャキシャキ感が美味しいです。ビールやハイボール、焼酎の湯割りが美味しいです。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ