若鶴酒造
1月27
皆さんこんばんは、ポッキーです。
今日は11月11日、ポッキーの日ですね(・∀・)
そんなわけで、今日は少し特別感のあるウイスキーを飲もうと思います(∩´∀`)∩
本日飲むのは富山県砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「HARRY CRANES Original Whisky」です。
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皆さんこんばんは、ポッキーです。
今日は富山県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩
本日飲むのは富山県砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「若鶴ウイスキー ブレンダーズトライアルVol.1 ワインカスクフィニッシュ」です。
三郎丸蒸留所を訪問した際に購入してきたものです。HP上などには全く記載がありませんし、蒸留所限定品のようです。
ネットからは上手く情報を見つけることができませんでしたので、ラベルから読み取ったことのみです( •̀ㅁ•́;)
本品はボトリング総数350本の内の1本、名称からしてブレンダーがスモールバッチで色々な試みをしてみようとしているシリーズの第一弾ということのようです。冷却濾過をしていないノンチルフィルタードのブレンデッドウイスキーです。
マイクロディスティラリーの三郎丸蒸留所ですからあまり多くの原酒は使用できないので必然的にスモールバッチになるのでしょうが、ラベルにあるのは1990年蒸留のバーボン樽熟成のモルトウイスキーと、ワイン樽熟成のグレーンウイスキーの絵柄ですので、この2種類をブレンドしたものということなんでしょうね。
私自身ウイスキー歴がまだまだ浅いので知らないことだらけなんですが、グレーンウイスキーってワイン樽で熟成させたりするのは別段珍しいことではないんでしょうかね。
そういえばモルトウイスキーの熟成用の樽は気にしたことがありますが、グレーンウイスキーってどんな樽でどのように貯蔵されているのか、あまり気にしたことがなかったように思います。
モルトウイスキーをワイン樽で熟成させたり、ブレンド前後にワイン樽で追熟させたりするのとまた違ったニュアンスが出てきたりするんでしょうか。
何となくですが、グレーンウイスキーは連続式蒸留機で製造する分、モルトウイスキーよりも出来上がりのアルコール度数は高いことが一般的ですので、樽に詰めた時の樽からのエキスの染み出し具合はグレーンウイスキーの方がより強いんじゃないかと思います。
必然的に樽に染み込んだワインの成分もより強くより早く溶け出すのではないかと思いますし、その分しっかりとワインの風味を感じることができるかもしれませんね。
まぁ飲んでみないことにはわかりませんね( ´∀`)飲んでみても私の粗末な鼻と舌ではわからないかもしれませんが(笑)
何はともあれ、それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:若鶴ウイスキー ブレンダーズトライアルVol.1 ワインカスクフィニッシュ
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:若鶴酒造株式会社
容量:300ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:失念…2,000円前後だったかと。
【ストレート】
金属っぽさのある焦げた香り、薄く硫黄、ミントに薄く青りんごの混じるピート香、レモングラス、麦粥を思わせる香り、後からフルーティな華やかさも感じられます。
全体的には「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」に近しい香りですが、りんごやベリー系のフルーツなどを思わせるフルーティさがわかりやすく感じられるように思われ、香りは本品の方がより甘めな印象です。
口に含むと、粉っぽさのある麦芽の甘みに鼻から抜けるレモングラスの香りに青みがかったピート香、樽由来のビター、スモーキーフレーバー、あとの方はりんごや桃、パイナップルなどを思わせるフルーティな甘みが感じられ、香り同様に甘口に思います。薄くですが硫黄っぽさも感じられます。アルコールの刺激はそれなり。
序盤は麦芽の甘みやレモン系の爽やかさ、中間は樽系のフレーバーやピート香、終盤はフルーティさとコロコロ顔が変わります。
使用した原酒の種類が少ないことも合ってブレンデッドウイスキーですがまとまりに欠ける印象はありますが、ややもすると荒々しい若鶴酒造のモルトウイスキーの個性をグレーンウイスキーがどうにか抑えてくれています。
モルトウイスキー由来かワイン樽由来かはわかりませんが華やかなフルーティさも感じられ、荒っぽさやまとまりのなさが感じられながらも飲みにくさはそれほど感じません。
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、レモンとその果皮を思わせる爽やかな香りに少し草っぽさのあるピート香、薄く蜂蜜やパイナップルを思わせる香りを感じます。
口に含むと、少し金属感、レモングラス、薄くビターな樽香、薄手のパイナップルや桃、水飴のようなプレーンな甘みを感じます。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、レモングラスに少しミント、グレープフルーツ、ドライマンゴー、オレンジ、軽めのスモーキーさを感じます。加水量を増やすとかなりフルーティな香りが顔を出してきました。
口に含むと、うっすら酸味の混じるほんのりとプレーンな甘み、少しの金属感やスモーキーさを感じます。香りを嗅ぐとかなり有望な感じだったのですが、味は扁平で凡庸になってしまいました。
トワイスアップはオススメしません。
【ロック】
オンザロックにすると、香りの立ち方はなかなか弱め、薄く黒糖を思わせるプレーンな甘み、少し甘酸っぱいフルーティさ、軽くピート香を感じます。
口に含むと、金属感に青みがかったピート香、少し硫黄、パイナップルや白ぶどうを思わせるフルーティさ、プレーンな甘みを感じます。中盤以降はかなり甘めな印象、アルコールの強さをけっこう感じてしまうように思いました。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、金属感と青みの混じるピート香、うっすらプレーンな甘みを感じます。口に含むと、プレーンな甘みに少しの金属感やスモーキーさ。
トワイスアップ同様にあまりオススメはしません。
【その他】
ハイボールにすると、香りは薄く金属感の混じるピート香が目立ちます。口に含むと、レモンフレーバーにプレーンな甘みで甘酸っぱく感じます。ほんのりパイナップルや白ぶどうを思わせるフルーティさが感じられ、鼻からスモーキーさが抜けていきます。
大手とは違う地ウイスキーハイボールとして十分楽しめるものになっていると思います。
【飲み比べ】
「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」と飲み比べてみました。
香りの面では、本品の方がよりアルコールの揮発感や金属感、スモーキーさを強く感じました。ツンと強い香りが立ち上る印象です。一方のサンシャインは、よりベリー系・赤系フルーツを思わせる香りが強く感じられ、ワインカスクの影響がより強く出ているように感じました。
味の面では、本品の方がより辛口な印象、ドライさや植物感のあるスモーキーさ、金属や硫黄っぽさを感じます。一方のサンシャインは、口当たりにとろみが感じられ、レモングラスを思わせる爽やかさや酸味、ビターな樽材の風味、後味にベリー系の風味が感じられます。
ワインカスクの影響をより強く感じるのはサンシャインの方で、飲み比べる前はサンシャインの方が美味いよなぁという思いでいたのですが、いざ飲み比べてみると本品のドライさも悪くないな、と(笑)
サンシャインはワインカスクフィニッシュとのことで、モルトウイスキーまたはブレンド後の原酒をワインカスクで後熟させています。本品はグレーンウイスキーをワインカスクで熟成(後熟?)させており、ワインカスクの使用法に違いがあるわけです。
味わいのキーになるモルトウイスキーをワインカスクで後熟させることで、サンシャインはワインカスクの影響をより強く感じられる反面、モルトウイスキーの個性がマスキングされるという側面も感じられました。それ故に硫黄っぽさなんかが隠れて有り難いというのももちろんありますが(笑)
本品の場合はモルトウイスキーがワインカスクの影響を受けていない分、バーボン樽長期熟成によるトロピカルな要素を持つ様々なフルーティさが感じられ、ワインカスクの風味もありますが限定的なものとなっているようです。良くも悪くも三郎丸蒸留所の原酒の個性をより強く感じられるのは本品のようです。
強すぎる原酒の個性を樽の個性でマスキングできるのが後熟の利点の一つだと思われ、サンシャインの方がより万人受けするブレンデッドウイスキーに仕上がっていると思います。よりコアなファンにウケるのは本品の方でしょうね。そもそもマイクロディスティラリーの1990年蒸留、26~27年熟成の原酒を使用したブレンデッドウイスキーなんて贅沢なものが(たしか)2,000円台で買える時点でもう…ね(笑)
【感想】
面白い。長く続いて欲しいシリーズです。
ただでさえ生産量の圧倒的に少ない地ウイスキーの、スモールバッチシリーズ第一弾でした。昨今のウイスキーブームや蒸留所改修などでの知名度向上から長熟原酒は目減りする一方なんじゃないかと気になっていますが、本品は1990年蒸留のバーボン樽原酒を使用しながら価格は2,000円台(だったような)と、後で振り返って「あの頃は贅沢だったなぁ」と思うんじゃないかと思っています。
べらぼうに美味しいとは言いませんが、地ウイスキーメーカーの中でも数少ない(少なかった)自社で蒸留を行う蒸留所であり、長年自社蒸留を続けてきた歴史のある若鶴酒造だからこそできるスモールバッチの限定品だと思います。行けて良かったなぁと改めて思える良い体験でした(・∀・)
私の住む田舎からではそう簡単に行けるところには三郎丸蒸留所はありませんし、この「ブレンダーズトライアル」シリーズにいつかまたお目にかかる機会があるかどうかも定かではありませんが、蒸留所訪問時に第一弾に巡り会えたのは僥倖だったと思います。
【リピート】
私にはもう購入するチャンスはないと思いますが、近々に訪問される方なんかはまだ巡り会えるかもしれませんね(´∀`*)
第二弾は第一弾は売り切れ次第なのか、全く違うタイミングなのかわかりませんが、長く続けていってほしいですね。
今日は富山県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩
本日飲むのは富山県砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「若鶴ウイスキー ブレンダーズトライアルVol.1 ワインカスクフィニッシュ」です。
三郎丸蒸留所を訪問した際に購入してきたものです。HP上などには全く記載がありませんし、蒸留所限定品のようです。
ネットからは上手く情報を見つけることができませんでしたので、ラベルから読み取ったことのみです( •̀ㅁ•́;)
本品はボトリング総数350本の内の1本、名称からしてブレンダーがスモールバッチで色々な試みをしてみようとしているシリーズの第一弾ということのようです。冷却濾過をしていないノンチルフィルタードのブレンデッドウイスキーです。
マイクロディスティラリーの三郎丸蒸留所ですからあまり多くの原酒は使用できないので必然的にスモールバッチになるのでしょうが、ラベルにあるのは1990年蒸留のバーボン樽熟成のモルトウイスキーと、ワイン樽熟成のグレーンウイスキーの絵柄ですので、この2種類をブレンドしたものということなんでしょうね。
私自身ウイスキー歴がまだまだ浅いので知らないことだらけなんですが、グレーンウイスキーってワイン樽で熟成させたりするのは別段珍しいことではないんでしょうかね。
そういえばモルトウイスキーの熟成用の樽は気にしたことがありますが、グレーンウイスキーってどんな樽でどのように貯蔵されているのか、あまり気にしたことがなかったように思います。
モルトウイスキーをワイン樽で熟成させたり、ブレンド前後にワイン樽で追熟させたりするのとまた違ったニュアンスが出てきたりするんでしょうか。
何となくですが、グレーンウイスキーは連続式蒸留機で製造する分、モルトウイスキーよりも出来上がりのアルコール度数は高いことが一般的ですので、樽に詰めた時の樽からのエキスの染み出し具合はグレーンウイスキーの方がより強いんじゃないかと思います。
必然的に樽に染み込んだワインの成分もより強くより早く溶け出すのではないかと思いますし、その分しっかりとワインの風味を感じることができるかもしれませんね。
まぁ飲んでみないことにはわかりませんね( ´∀`)飲んでみても私の粗末な鼻と舌ではわからないかもしれませんが(笑)
何はともあれ、それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:若鶴ウイスキー ブレンダーズトライアルVol.1 ワインカスクフィニッシュ
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:若鶴酒造株式会社
容量:300ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:失念…2,000円前後だったかと。
【ストレート】
金属っぽさのある焦げた香り、薄く硫黄、ミントに薄く青りんごの混じるピート香、レモングラス、麦粥を思わせる香り、後からフルーティな華やかさも感じられます。
全体的には「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」に近しい香りですが、りんごやベリー系のフルーツなどを思わせるフルーティさがわかりやすく感じられるように思われ、香りは本品の方がより甘めな印象です。
口に含むと、粉っぽさのある麦芽の甘みに鼻から抜けるレモングラスの香りに青みがかったピート香、樽由来のビター、スモーキーフレーバー、あとの方はりんごや桃、パイナップルなどを思わせるフルーティな甘みが感じられ、香り同様に甘口に思います。薄くですが硫黄っぽさも感じられます。アルコールの刺激はそれなり。
序盤は麦芽の甘みやレモン系の爽やかさ、中間は樽系のフレーバーやピート香、終盤はフルーティさとコロコロ顔が変わります。
使用した原酒の種類が少ないことも合ってブレンデッドウイスキーですがまとまりに欠ける印象はありますが、ややもすると荒々しい若鶴酒造のモルトウイスキーの個性をグレーンウイスキーがどうにか抑えてくれています。
モルトウイスキー由来かワイン樽由来かはわかりませんが華やかなフルーティさも感じられ、荒っぽさやまとまりのなさが感じられながらも飲みにくさはそれほど感じません。
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、レモンとその果皮を思わせる爽やかな香りに少し草っぽさのあるピート香、薄く蜂蜜やパイナップルを思わせる香りを感じます。
口に含むと、少し金属感、レモングラス、薄くビターな樽香、薄手のパイナップルや桃、水飴のようなプレーンな甘みを感じます。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、レモングラスに少しミント、グレープフルーツ、ドライマンゴー、オレンジ、軽めのスモーキーさを感じます。加水量を増やすとかなりフルーティな香りが顔を出してきました。
口に含むと、うっすら酸味の混じるほんのりとプレーンな甘み、少しの金属感やスモーキーさを感じます。香りを嗅ぐとかなり有望な感じだったのですが、味は扁平で凡庸になってしまいました。
トワイスアップはオススメしません。
【ロック】
オンザロックにすると、香りの立ち方はなかなか弱め、薄く黒糖を思わせるプレーンな甘み、少し甘酸っぱいフルーティさ、軽くピート香を感じます。
口に含むと、金属感に青みがかったピート香、少し硫黄、パイナップルや白ぶどうを思わせるフルーティさ、プレーンな甘みを感じます。中盤以降はかなり甘めな印象、アルコールの強さをけっこう感じてしまうように思いました。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、金属感と青みの混じるピート香、うっすらプレーンな甘みを感じます。口に含むと、プレーンな甘みに少しの金属感やスモーキーさ。
トワイスアップ同様にあまりオススメはしません。
【その他】
ハイボールにすると、香りは薄く金属感の混じるピート香が目立ちます。口に含むと、レモンフレーバーにプレーンな甘みで甘酸っぱく感じます。ほんのりパイナップルや白ぶどうを思わせるフルーティさが感じられ、鼻からスモーキーさが抜けていきます。
大手とは違う地ウイスキーハイボールとして十分楽しめるものになっていると思います。
【飲み比べ】
「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」と飲み比べてみました。
香りの面では、本品の方がよりアルコールの揮発感や金属感、スモーキーさを強く感じました。ツンと強い香りが立ち上る印象です。一方のサンシャインは、よりベリー系・赤系フルーツを思わせる香りが強く感じられ、ワインカスクの影響がより強く出ているように感じました。
味の面では、本品の方がより辛口な印象、ドライさや植物感のあるスモーキーさ、金属や硫黄っぽさを感じます。一方のサンシャインは、口当たりにとろみが感じられ、レモングラスを思わせる爽やかさや酸味、ビターな樽材の風味、後味にベリー系の風味が感じられます。
ワインカスクの影響をより強く感じるのはサンシャインの方で、飲み比べる前はサンシャインの方が美味いよなぁという思いでいたのですが、いざ飲み比べてみると本品のドライさも悪くないな、と(笑)
サンシャインはワインカスクフィニッシュとのことで、モルトウイスキーまたはブレンド後の原酒をワインカスクで後熟させています。本品はグレーンウイスキーをワインカスクで熟成(後熟?)させており、ワインカスクの使用法に違いがあるわけです。
味わいのキーになるモルトウイスキーをワインカスクで後熟させることで、サンシャインはワインカスクの影響をより強く感じられる反面、モルトウイスキーの個性がマスキングされるという側面も感じられました。それ故に硫黄っぽさなんかが隠れて有り難いというのももちろんありますが(笑)
本品の場合はモルトウイスキーがワインカスクの影響を受けていない分、バーボン樽長期熟成によるトロピカルな要素を持つ様々なフルーティさが感じられ、ワインカスクの風味もありますが限定的なものとなっているようです。良くも悪くも三郎丸蒸留所の原酒の個性をより強く感じられるのは本品のようです。
強すぎる原酒の個性を樽の個性でマスキングできるのが後熟の利点の一つだと思われ、サンシャインの方がより万人受けするブレンデッドウイスキーに仕上がっていると思います。よりコアなファンにウケるのは本品の方でしょうね。そもそもマイクロディスティラリーの1990年蒸留、26~27年熟成の原酒を使用したブレンデッドウイスキーなんて贅沢なものが(たしか)2,000円台で買える時点でもう…ね(笑)
【感想】
面白い。長く続いて欲しいシリーズです。
ただでさえ生産量の圧倒的に少ない地ウイスキーの、スモールバッチシリーズ第一弾でした。昨今のウイスキーブームや蒸留所改修などでの知名度向上から長熟原酒は目減りする一方なんじゃないかと気になっていますが、本品は1990年蒸留のバーボン樽原酒を使用しながら価格は2,000円台(だったような)と、後で振り返って「あの頃は贅沢だったなぁ」と思うんじゃないかと思っています。
べらぼうに美味しいとは言いませんが、地ウイスキーメーカーの中でも数少ない(少なかった)自社で蒸留を行う蒸留所であり、長年自社蒸留を続けてきた歴史のある若鶴酒造だからこそできるスモールバッチの限定品だと思います。行けて良かったなぁと改めて思える良い体験でした(・∀・)
私の住む田舎からではそう簡単に行けるところには三郎丸蒸留所はありませんし、この「ブレンダーズトライアル」シリーズにいつかまたお目にかかる機会があるかどうかも定かではありませんが、蒸留所訪問時に第一弾に巡り会えたのは僥倖だったと思います。
【リピート】
私にはもう購入するチャンスはないと思いますが、近々に訪問される方なんかはまだ巡り会えるかもしれませんね(´∀`*)
第二弾は第一弾は売り切れ次第なのか、全く違うタイミングなのかわかりませんが、長く続けていってほしいですね。
皆さんこんばんは、ポッキーです。
今日は富山県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩
本日飲むのは富山県砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」です。
昭和27年に若鶴酒造がウイスキーの製造免許を取得して、最初に製造したウイスキーが「サンシャインウイスキー」です。
その後、「64年目の進化」として2016年より発売されているのが「サンシャインウイスキー プレミアム」ですが、本品はそれを長野県のワイナリーの赤ワイン樽でフィニッシュ(後熟)させた限定品です。
若鶴酒造はグループ企業にGRN株式会社という輸入ワインを取り扱う会社がありますので、てっきりそこ経由で海外からワイン樽を輸入してきたのかと思っていたのですが、どういうツテなんでしょうね。
製品紹介は以下の通りです。
名称:サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:若鶴酒造株式会社
容量:700ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,700円(税込)
【ストレート】
金属的な香りに草っぽさのあるピート香、レモングラス、少しの粉っぽさに混じって薄手のぶどうの香りを感じます。
ゴムっぽさや肉類、皮革製品のような強烈な香りも想定していましたが、意外にもそんなことはなく、酸味があって爽やかさすら感じられる香りです。
口に含むと、香りの爽やかさから少し印象が変わりって意外にどっしりした飲み口、とろみを感じさせる口当たりで口に含む時に鼻に草っぽいピート香を感じます。レモンや樽材の風味、しっかりとビター、プレーンな甘み、飲み込む頃からきっちりスモーキーな香りが感じられます。
舌の上にアルコールの刺激がそこそこ残りますが、それほど若さを感じさせる刺激的過ぎるようなものではなく、比較的長熟な自社のモルトウイスキーと、比較的若い輸入グレーンウイスキーを上手にブレンドしてあるのかなと思います。
レモンっぽい酸味やプレーンな甘みはモルトウイスキーの素直な酒質に由来するものと思われ、シンプルな味ですが飲み口がどっしりとしているので薄べったくは感じません。
個性の強い若鶴酒造のモルトウイスキーにワイン風味が加わってもっとこうシッチャカメッチャカなものまで覚悟していたのですが、むしろ悪くないというかワンショットをすっと飲みきってしまいました。
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、若鶴酒造のモルトウイスキーらしく、しっかりとスモーキーな香りが目立つようになります。合わせてワインカスクの影響と思われるクランベリーを思わせるベリー系の果実香も目立つようになります。少しみたらし団子のタレを思わせるようなコクのある香りも感じられます。
口に含むと、ワインカスクの影響と思われるベリー系の風味やタンニンの渋味がストレートよりもはっきり感じられるようになります。ストレートほどではありませんがどっしりした飲みごたえは健在で、ブレンデッドウイスキーですがモルトウイスキーの比率がかなり高いんじゃないでしょうか。グレーンウイスキーもそこまで若いわけでもないように思います。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、ベリー系の甘い香りに混じって再びレモングラスっぽい青みの混じる酸味が感じられるようになり、マンゴーやパイナップルのを思わせる香りなども出てきてかなりフルーティに感じました。少し金属感の混じるスモーキーさも健在。
口に含むと、ほんのりベリー系の風味の混じるプレーンな甘み、少しの粉っぽさ、ほんのりバナナ、余韻に金属感やスモーキーさを感じます。
元々がややプレーンな味わいなだけに、加水量を増やすとやや抑揚のない味わいになるようにも思いますが、同じく元々がどっしりした飲みごたえなだけに、トワイスアップまで加水しても薄べったくは感じません。
【ロック】
オンザロックにすると、草っぽい青みの混じるピート香、ウッディな樽香の混じるプレーンな香り、ほんのりとベリー系の甘みも感じられます。冷却するとワインカスク系の香りは閉じ気味になるようです。
口に含むと、香りとは違ってベリー系の甘酸っぱさ、まだ青いバナナ、とろりと濃い目の口当たりに水飴のようなプレーンな甘みを感じます。鼻に抜ける香りはきっちりスモーキーで、ストレートも加水も良いですが、オンザロックで飲むのも良いですね。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、香りは更に無色化していき、ほんのりとスモーキー、プレーンな甘みを感じます。
口に含むと、ここまで薄まるとさすがに没個性的になりますが、薄手のベリー系の甘酸っぱさやプレーンな甘み、軽めのスモーキーさが感じられます。
オススメするわけではありませんが、ダラダラと水割りで飲みたい人にはこれも良いだろうと思います。
【その他】
ハイボールにすると、炭酸の爽快感とプレーンな甘み、ごくうっすらベリー系の甘酸っぱさを感じます。口に含むと、クランベリーを思わせるベリー系の甘酸っぱさ、軽めのピート香にプレーンな甘み、やや金属的な香りやほんのりと硫黄っぽい香りが顔を出しているようにも感じられましたが、そこまで気になるものでもありません。
元々の味わいがプレーンな分ハイボールでも飲みやすく、ちょっとスモーキーでちょっと金属感のある、大手とは違う地ウイスキーハイボールとして十分楽しめるものになっていると思います。
【感想】
あれ!?意外と…
過去に若鶴酒造のウイスキーをあれやこれや、シングルモルトもブレンデッド(醸造アルコールブレンド)も飲んできた身としては、ある種の覚悟を持って飲んだのですが、いやこれが意外にも…。
スタートのハードルが低かったことを差し引いても十分飲める、むしろどの飲み方でもそれなりに楽しんで飲める、十二分なウイスキーではないかと思います。
価格も限定品でありながら税込3,000円を割り込んでおり、昨今すっかりお高いものになってしまったジャパニーズウイスキー、それも自社蒸留の地ウイスキーでありながらこの価格とクオリティは大変素晴らしいことではないかと思います。
オススメの飲み方は少量加水、次いでオンザロック又はトワイスアップというところ。ストレートでも楽しめます。
輸入したスコッチを自社で保管したり割水しただけでジャパニーズウイスキーを名乗るところも珍しくない日本のウイスキー業界において、昭和前期より自社蒸留を続けてきた若鶴酒造ですが、新たな蒸留釜と蒸留所を得て今後大きく化けるかもしれませんね。
【リピート】
残念ながら限定品です。グループでワインも取り扱っていますし、ワインカスクものにはまたトライしてほしいと思います。次があればまた購入しても良いと思っています。
若鶴酒造に関しては今後が大いに楽しみになりました。
今日は富山県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩
本日飲むのは富山県砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」です。
昭和27年に若鶴酒造がウイスキーの製造免許を取得して、最初に製造したウイスキーが「サンシャインウイスキー」です。
その後、「64年目の進化」として2016年より発売されているのが「サンシャインウイスキー プレミアム」ですが、本品はそれを長野県のワイナリーの赤ワイン樽でフィニッシュ(後熟)させた限定品です。
若鶴酒造はグループ企業にGRN株式会社という輸入ワインを取り扱う会社がありますので、てっきりそこ経由で海外からワイン樽を輸入してきたのかと思っていたのですが、どういうツテなんでしょうね。
製品紹介は以下の通りです。
長野県のワイナリーの赤ワイン樽をフィニッシュに使用した限定品。それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
赤ワイン独特の豊潤さとタンニンがグレーンの甘味とバニラの中に調和した逸品です。
名称:サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:若鶴酒造株式会社
容量:700ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,700円(税込)
【ストレート】
金属的な香りに草っぽさのあるピート香、レモングラス、少しの粉っぽさに混じって薄手のぶどうの香りを感じます。
ゴムっぽさや肉類、皮革製品のような強烈な香りも想定していましたが、意外にもそんなことはなく、酸味があって爽やかさすら感じられる香りです。
口に含むと、香りの爽やかさから少し印象が変わりって意外にどっしりした飲み口、とろみを感じさせる口当たりで口に含む時に鼻に草っぽいピート香を感じます。レモンや樽材の風味、しっかりとビター、プレーンな甘み、飲み込む頃からきっちりスモーキーな香りが感じられます。
舌の上にアルコールの刺激がそこそこ残りますが、それほど若さを感じさせる刺激的過ぎるようなものではなく、比較的長熟な自社のモルトウイスキーと、比較的若い輸入グレーンウイスキーを上手にブレンドしてあるのかなと思います。
レモンっぽい酸味やプレーンな甘みはモルトウイスキーの素直な酒質に由来するものと思われ、シンプルな味ですが飲み口がどっしりとしているので薄べったくは感じません。
個性の強い若鶴酒造のモルトウイスキーにワイン風味が加わってもっとこうシッチャカメッチャカなものまで覚悟していたのですが、むしろ悪くないというかワンショットをすっと飲みきってしまいました。
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、若鶴酒造のモルトウイスキーらしく、しっかりとスモーキーな香りが目立つようになります。合わせてワインカスクの影響と思われるクランベリーを思わせるベリー系の果実香も目立つようになります。少しみたらし団子のタレを思わせるようなコクのある香りも感じられます。
口に含むと、ワインカスクの影響と思われるベリー系の風味やタンニンの渋味がストレートよりもはっきり感じられるようになります。ストレートほどではありませんがどっしりした飲みごたえは健在で、ブレンデッドウイスキーですがモルトウイスキーの比率がかなり高いんじゃないでしょうか。グレーンウイスキーもそこまで若いわけでもないように思います。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、ベリー系の甘い香りに混じって再びレモングラスっぽい青みの混じる酸味が感じられるようになり、マンゴーやパイナップルのを思わせる香りなども出てきてかなりフルーティに感じました。少し金属感の混じるスモーキーさも健在。
口に含むと、ほんのりベリー系の風味の混じるプレーンな甘み、少しの粉っぽさ、ほんのりバナナ、余韻に金属感やスモーキーさを感じます。
元々がややプレーンな味わいなだけに、加水量を増やすとやや抑揚のない味わいになるようにも思いますが、同じく元々がどっしりした飲みごたえなだけに、トワイスアップまで加水しても薄べったくは感じません。
【ロック】
オンザロックにすると、草っぽい青みの混じるピート香、ウッディな樽香の混じるプレーンな香り、ほんのりとベリー系の甘みも感じられます。冷却するとワインカスク系の香りは閉じ気味になるようです。
口に含むと、香りとは違ってベリー系の甘酸っぱさ、まだ青いバナナ、とろりと濃い目の口当たりに水飴のようなプレーンな甘みを感じます。鼻に抜ける香りはきっちりスモーキーで、ストレートも加水も良いですが、オンザロックで飲むのも良いですね。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、香りは更に無色化していき、ほんのりとスモーキー、プレーンな甘みを感じます。
口に含むと、ここまで薄まるとさすがに没個性的になりますが、薄手のベリー系の甘酸っぱさやプレーンな甘み、軽めのスモーキーさが感じられます。
オススメするわけではありませんが、ダラダラと水割りで飲みたい人にはこれも良いだろうと思います。
【その他】
ハイボールにすると、炭酸の爽快感とプレーンな甘み、ごくうっすらベリー系の甘酸っぱさを感じます。口に含むと、クランベリーを思わせるベリー系の甘酸っぱさ、軽めのピート香にプレーンな甘み、やや金属的な香りやほんのりと硫黄っぽい香りが顔を出しているようにも感じられましたが、そこまで気になるものでもありません。
元々の味わいがプレーンな分ハイボールでも飲みやすく、ちょっとスモーキーでちょっと金属感のある、大手とは違う地ウイスキーハイボールとして十分楽しめるものになっていると思います。
【感想】
あれ!?意外と…
過去に若鶴酒造のウイスキーをあれやこれや、シングルモルトもブレンデッド(醸造アルコールブレンド)も飲んできた身としては、ある種の覚悟を持って飲んだのですが、いやこれが意外にも…。
スタートのハードルが低かったことを差し引いても十分飲める、むしろどの飲み方でもそれなりに楽しんで飲める、十二分なウイスキーではないかと思います。
価格も限定品でありながら税込3,000円を割り込んでおり、昨今すっかりお高いものになってしまったジャパニーズウイスキー、それも自社蒸留の地ウイスキーでありながらこの価格とクオリティは大変素晴らしいことではないかと思います。
オススメの飲み方は少量加水、次いでオンザロック又はトワイスアップというところ。ストレートでも楽しめます。
輸入したスコッチを自社で保管したり割水しただけでジャパニーズウイスキーを名乗るところも珍しくない日本のウイスキー業界において、昭和前期より自社蒸留を続けてきた若鶴酒造ですが、新たな蒸留釜と蒸留所を得て今後大きく化けるかもしれませんね。
【リピート】
残念ながら限定品です。グループでワインも取り扱っていますし、ワインカスクものにはまたトライしてほしいと思います。次があればまた購入しても良いと思っています。
若鶴酒造に関しては今後が大いに楽しみになりました。
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「pocky_withbooze」または「#ポッキーの酒的備忘録」で検索してみてください( ´∀`)b
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