ポッキーの酒的備忘録

日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなどなど、私、ポッキーが毎日のように飲むお酒の私的備忘録です。 テイスティング能力、語彙ともに貧困ですが、記録に残すことで少しづつ慣れていければいいなぁ… お酒との組み合わせ、食事や肴についても記録に残していきます。 自分がリピートする際の参考に。どなたかの参考にもなれば幸いです。

ブラック&ホワイト

ブラック&ホワイト

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はスコッチウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのはブレンデッドウイスキーの「ブラック&ホワイト」です。

本品は俗に言う1,000円スコッチ、というよりは1,000円台スコッチと言うのが適切でしょうか。概ね1,300円前後で購入できるリーズナブルなウイスキーです。

製造元のジェームズ・ブキャナン社が1884年に発売した「ブキャナンズ・ブレンド」が元になっている、100年以上の歴史を持つ伝統的なブレンデッドウイスキーです。

創業者のジェームズ・ブキャナン氏が、当時の酒屋中心だった販路をより広げ、ホテルやミュージックホールなどへの販路を開拓していったことから販売本数を伸ばしていったそうです。

その後、当時黒のボトルに白のラベルだった本品が「黒と白」のウイスキーと巷で呼ばれるようになっていたのを契機にブランドネーム自体を「ブラック&ホワイト」に改め、ブランドネームを浸透させるために黒と白の犬のキャラクターをデザインし、広告に使用したのだとか。

当時としては先進的な試みによって販売本数を伸ばしていき、「ブキャナンズ・ブレンド」は英国王室御用達になった他、スコッチウイスキーが世界的に輸出されるようになった貢献者の一人とされたジェームズ・ブキャナン氏は爵位まで授与され貴族になれたそうです。

本品「ブラック&ホワイト」も、世界中でスコッチが飲まれるようになった貢献ウイスキー「ビッグ5」の一つとして扱われ、ブキャナン氏も本品も100年以上経った今でも遠い日本でも知ることができる程度には有名です。

「ビッグ5」ですが、ヘイグ、デュワーズ(ホワイトラベル)、ジョニーウォーカー(レッドラベル)、ホワイトホース、ブラック&ホワイトのことを指すようです。いずれも日本でも入手難度は高くありませんが、強いて言えば正規輸入代理店のない本品が比較的目にする機会が少ないでしょうか。

肝心の中身についてですが、ダルウィニー、グレンダラン、クライヌリッシュをキーモルトに数十種のモルトウイスキー、グレーンウイスキーがブレンドされているそうです。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ブラック&ホワイト
種類:ブレンデッドスコッチウイスキー
製造:ジェームズ・ブキャナン社
輸入:株式会社田地商店
容量:700ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:税込1,300円前後(1,280円で購入)
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輸入元の㈱田地商店は株式会社信濃屋食品の直輸入部門だそうです。田地商店が本品を並行輸入しているわけですね。

【ストレート】
バタークッキーを思わせるオイリーさと香ばしい穀物の香り、食パンの白い部分を思わせる甘い香り、微かにヨードの混じるピート香、蝋燭の蝋に薄く樽香、桃や白ぶどうを思わせるフルーティさを感じます。

口に含むと、マスカットやりんごを思わせるフルーティさとほんのりとした酸味、スモーキーさに樽の焦げ感、樽由来のものかビターな風味、蝋やヨード、ピリッとアルコールの刺激を感じます。後口にミントを思わせる清涼感とフルーティな甘さを感じました。

強い個性はないですがバランスの取れたウイスキーという感じを受けました。アルコールの刺激も強くなく、価格からすると驚きです。クセの強くない分、万人受けする味だと思いますので、世界中で飲まれて「ビッグ5」と称されるようになったというのも理解できるところです。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、オレンジの混じる蜂蜜、少し土っぽさの混じるスモーキーなピート香、樽材の少し古びた木の香り、バタークッキーの香りを感じます。

口に含むと、ピリッとアルコール、ミントを思わせる清涼感、樽材のビターな風味、木の香りとほんのりりんごの混じるプレーンな甘み、少し蝋燭の蝋、薄くヨードを感じます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、少しミントを思わせる爽やかなピート香と、そこに入り交じるシトラスフレーバー、ほんのり樽の焦げ感、りんごを思わせるフルーティな甘さを感じます。

口に含むと、スモーキーなピート香、ミント、麦芽のプレーンな甘み、じんわりとアルコール、ほのかにフルーティな酸味を感じます。

加水すると飲みやすくて悪くない印象です。ただ、若干の薄べったさもあり、ストレートの方がオススメかなというところでしょうか。

【ロック】
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オンザロックにすると、薄手のミントを思わせる香り、少しのオイリーさと軽いスモーキーフレーバー、うっすら木の香りと同じくうっすらと麦芽のプレーンな甘みを感じます。

口に含むと、ミントやヨードの混じるピート香、樽由来のビターな風味、若干のシトラスフレーバーの混じるプレーンな甘み、じんわりとアルコールを感じます。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、うっすらとオイリーさ、ミントにほんのり磯っぽさの混じる軽めのピート香、ごく薄く樽香、すっきりとした麦芽のプレーンな甘みを感じます。

口に含むと、ビターな風味に軽めのミント、少しマスカットを思わせるプレーンな甘みを感じます。

ロックにすると、香りは冷却されて閉じ気味になります。味の面ではビターな風味がやや強いですが、甘みとのバランスは悪くなく、飲みやすくてなかなか美味しいです。ロックにするのもオススメです。

【その他】
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ハイボールにすると、薄く青りんごやミント、少しだけグレープフルーツ、麦芽の甘み、ほんのり木の香りを感じます。口に含むと、樽材のビターな風味に麦芽のプレーンな麦芽の甘み、うっすらピート香を感じます。

少しビターな風味の混じる、すっきり甘口のハイボールです。美味しいですね。

【感想】
バランスとコストパフォーマンスに優れたウイスキー。

そもそも税込1,300円程ですのでとてもリーズナブルなウイスキーなわけですが、ストレートからハイボールまで幅広く楽しめる値打感のあるお酒だと思います。

「ビッグ5」「スコッチウイスキー入門編」といった扱いを受けているわけですが、強いクセがなく飲みやすく、ピートフレーバーなどスコッチウイスキーらしい味わいでもあり、万人受けしつつスコッチウイスキーらしさが味わえるバランス感に優れたお酒でもあると思います。

値段も値段ですしとびきり美味しいというようなものではありませんが、味と価格の安定感があり、人にも薦めやすいウイスキーです。

【リピート】
強い個性に欠ける面はありますのでつい後回しにしそうですが、1本あると自分で飲むにも人と飲むにも気楽にやれて重宝しそうではあります。また飲むこともあると思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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ブラック&ホワイト 特級表記

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は商談中に先方の役員達が目の前で大げんかを初めてしまい…('A`)ヴァー
どちらの味方もできないわ時間ばかりくうわ話は進まないわ…('A`)ヴァー
疲れました…('A`)ヴァー

帰宅して飲んだビールの美味かったこと…(笑)

さて、おビール様の後は、ブレンデッドのスコッチウイスキーを飲みます。飲むのは1989年(平成元年)以前の流通品であることを示す「特級表示」のあるボトルです。今回飲む「ブラック&ホワイト」は、スコッチウイスキー入門編として知られるウイスキーなんだそうです。
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本品は今日初めて飲む、というかその存在自体をこれを買うその日まで知りませんでしたが、世界中にスコッチを広めた5大銘柄の一つで、「ビッグファイブ*」と称されているんだとかΣ(・ω・ノ)ノ

日本では現在、正規に輸入している業者はおらず、並行輸入品のみが出回っているようです。あまり見かけないのはそのあたりが関係しているのでしょうね。

*ヘイグ、デュワーズ、ジョニーウォーカー、ホワイトホース、ブラック&ホワイトの5社(5銘柄)のことだそうです。

名称:ブラック&ホワイト 特級ボトル
種類:ウイスキー(ブレンデッド/スコッチ)
製造:ジェームズ・ブキャナン
容量:48ml 43%
価格:1,400円前後(700ml/現行品)
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【香り】
花のような麦芽の甘い香り、うっすらチョコレート、軽めのピートを感じます。

少量加水することでピートの香りをはっきり感じるようになりますが、草の匂いと言う方が正しいかもしれません。

トワイスアップ(1:1加水)では、草原、ピート、湿地帯。思わず深呼吸したくなるような心地よい香りです。

【味】
ストレートでは、アルコールの刺激はそれなりにあります。麦芽の甘さ、うっすらとうもろこしの甘さ、後口に軽めのピートを感じます。麦芽の風味が濃厚で、シングルモルトとまでは言いませんが、モルトウイスキーがかなり濃い目の贅沢なブレンドのようです。さすがは特級時代というところです。

少量加水すると、麦芽の甘みと穀物の苦みを感じるようになります。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、アルコールの刺激は相当に弱まり、モルトの甘みですいすい飲めます。恐ろしく飲みやすいです。

【評価】
個性は必ずしも強くありませんが、とてもバランスが良く、王道・スタンダードと呼びたくなるウイスキーです。面白みに欠けるとも言えそうですが、じっくり飲むとハイレベルにバランスの取れたウイスキーだとわかると思います。

スコッチウイスキー入門編と称されるのは、バランスの良さや飲みやすさ、適度なピーティさなどからそう呼ばれるのでしょう。入門編と言っても安っぽくさはなく、しっかりと濃いモルトウイスキーを感じられ、軽めのピートが心地さを与えてくれます。

【リピート】
並行輸入品ですのであまり見かけませんが、現行品も試してみたいです。
オールドボトルと現行品とではモルトウイスキーの比率が減るなど現行品の味が劣るケースが多いようですが、飲んでみないことにはわかりませんしね。楽しみです。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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