皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は商談が長引きまして、予定では一時間半程だったのですが、先方の話が留まるところを知らず、三時間程話し込んでいました(笑)最後はクライアントがとても喜んでくれていたようですのでホッとしています(∩´∀`)∩
が、もちろんとても疲れました(;^ω^)今日も美味しいお酒で癒やされようと思います。

名称:知多蒸溜所特製グレーン
種類:ウイスキー(グレーン/ジャパニーズ)
製造:サントリースピリッツ株式会社
容量:180ml 43%
価格:2,200円
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【香り】
バーボンを連想させるトウモロコシの香りと、花の蜜のような甘い香りがします。アルコール感もパンチがあります。

少し加水してみるとアルコール感が薄れ、シェリー樽からと思われる華やかな甘さと渋さの混じった香りがします。トワイスアップ(1:1加水)まで持っていくと、渋みが弱まり樽香混じりの甘い香りとなります。

ハーフロック(トワイスアップをオンザロックにする)にするとバーボンを思わせるトウモロコシの優しい甘い香りが引き立つようになります。
【味】
ストレートでは、トウモロコシ、樽感、レーズン、少し渋みがあるように感じます。

少し加水してみると、トウモロコシに苦味・渋み・甘みなど様々なフレーバーが開いてきます。トワイスアップにすると加水で開いたフレーバーの角が取れ、様々なフレーバーを残しつつまろやかで飲みやすくなります。

ハーフロックにすると口に残るタンニンのような感じも薄まり、優しい甘さでとても飲みやすいです。ハーフロックが個人的なオススメでしょうか。更に加水していわゆる水割りにすると、滑らかでとても飲みやすいのですが、没個性になりもったいないように思います。

最後にもったいないとは思いながらハイボールにすると、トウモロコシの甘さと良い感じにシェリーの甘さと酸味が交わり、意外なほど美味しいです。やはりサントリーはハイボールなんでしょうか。
【評価】
風味が軽く穏やかで、本来、味の調整に使われるグレーンウイスキーですが、本品はとても華やかで単体でも楽しめるウイスキーです。ただいずれの飲み方でも余韻は短くすっと消えていき、そのあたりがグレーンウイスキーたるところなのでしょうか。様々な飲み方で楽しめる良いウイスキー。サントリーのブレンデッドウイスキーを飲んでこのグレーンの存在を確かめてみると面白そうです。
【リピート】
愛知県・ネット通販限定で販売されていたようですが、新たに「サントリーウイスキー知多」が全国販売されるようになり、本品は終売品となっています。720ml瓶で8,500円で販売されていましたのでそこまで出すならそれなりのモルトウイスキーを買うのが吉。ベビーボトルを見かけたら試しに1本購入というところで良いのではないでしょうか。個人的にはこの一本で十分堪能できたと考えています。

サントリーは山崎・白州蒸溜所でモルトウイスキーを、知多蒸溜所でグレーンウイスキーを製造しています。モルトウイスキーとは二条大麦を単式蒸留器で蒸留して造る蒸留酒、グレーンウイスキーとは二条大麦を含む様々な穀物、メジャーなのはトウモロコシを複式蒸留器で蒸留して造る蒸留酒です。

焼酎でいうとモルトウイスキーは乙類焼酎(芋・麦・米焼酎など)、グレーンウイスキーは甲類焼酎(ホワイトリカーなど)になります。一般にグレーンウイスキーの方がより原料の個性が薄れ、すっきりとした味わいになり飲んだ際の余韻も短めになります。

そのグレーンウイスキーがこれだけ楽しめる味わいになっているのは、ジャパニーズウイスキーがスコッチウイスキーと違って蒸溜所同士で原酒を融通し合う文化がなく、多様な味わいの原酒を自前で用意する必要があるためかと思います。

自社で多様な味わいの原酒を用意したければ、モルトウイスキーだけではなくグレーンウイスキーも多様な味わいの原酒を用意した方がよりブレンド時に幅が出るのでしょう。本品も様々な樽で熟成させたグレーンウイスキーをブレンドしているのではないでしょうか。

ウイスキーの王道はモルトウイスキーかと思いますが、たまの変化球にグレーンウイスキーを飲むのも乙なものかと思います。自身がある方はモルトウイスキーとブレンドしてオリジナルブレンデッドウイスキーを作ってみるのも楽しいかと思います( ^ω^)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!

|彡。゚+.*:.サッ