ポッキーの酒的備忘録

日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなどなど、私、ポッキーが毎日のように飲むお酒の私的備忘録です。 テイスティング能力、語彙ともに貧困ですが、記録に残すことで少しづつ慣れていければいいなぁ… お酒との組み合わせ、食事や肴についても記録に残していきます。 自分がリピートする際の参考に。どなたかの参考にもなれば幸いです。

キリンディスティラリー

再び本搾り ハイボール グレープフルーツ&ライム

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日も昨日に引き続き、「本搾りハイボール グレープフルーツ&ライム」を飲みます(∩´∀`)∩

本日は「本搾りハイボール」に更にウイスキーを足して、「ちょい足し」で楽しもうと思います(´∀`*)

本品については昨日の記事をご参照いただくことにして、早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

【ベース】
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名称:本搾りハイボール グレープフルーツ&ライム
種類:缶ハイボール
製造:キリンディスティラリー株式会社
販売:麒麟麦酒株式会社
容量:350ml 7%
原料:グレープフルーツ、ライム、西洋なし、ウイスキー、リキュール(発泡性)
価格:132円(税込)

【その1:シングルモルトウイスキーをちょい足し】
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「本搾りハイボール」はキリンディスティラリー㈱が製造して、麒麟麦酒㈱が販売する製品ですので、キリンディスティラリーのシングルモルトウイスキーである「The Fuji Gotemba Distillery Blender’s Choice シングルモルトウイスキー」をちょい足ししてみました(∩´∀`)∩

用量は、モルトウイスキー15ml+本搾りハイボールです。

【香り】
グレープフルーツ、ライム、かりんなどの酸味のあるフルーティな香りに、うっすらチョコレートや樽のウッディな香り。

【味】
洋梨を思わせるエステリーな甘みにグレープフルーツ、ライムを感じます。そのままで飲んだ時と比べて、目立つ味の要素にこそ大きな変化はないのですが、ウイスキーの風味が俄然強くなっており、味に一本筋が通ります。

この筋がとても大きく、香りもそうですが個々の要素が調和するようになり、やや違和感のあった洋梨のエステリーな風味がしっかりと活きてきて、バラバラだったグレープフルーツやライムの風味と共に、飲み口にまとまりが出てきます。アルコール感は当然増しますので、けっこう酔います(笑)

更にウイスキーの量を増やしてみると、香りの面ではチョコレートや樹液、メープルシロップといったモルトウイスキーらしい風味が前に出てきて、奥にフルーティさを感じるようになります。

香りは良くなるのですが、味の面ではウイスキーを増やしすぎると元々の「本搾りハイボール」のフルーティな風味がかえって余計なものに感じられてしまい、あまりオススメしません。

シングルモルトウイスキーは本来個性的なものですし、無論好みによりますが、ちょい足しする際には「本搾りハイボール」1本に対して15~20mlあたりに留めておくのが良さそうです。


【その2:シングルグレーンウイスキーをちょい足し】
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同じくキリンディスティラリー㈱のウイスキーで、今度はシングルグレーンウイスキーの「The Fuji Gotemba Distillery Blender’s Choice シングルグレーンウイスキー」をちょい足ししてみました(∩´∀`)∩

モルトウイスキーよりも穏やかな香味であるグレーンウイスキーをちょい足ししますので、用量はグレーンウイスキー30ml+本搾りハイボールとしました。

【香り】
香りのトゲがものの見事に抑えられ、フルーティかつマイルドな香りになります。その分、少し香りの立ちは悪くなったように感じましたが、ライムの清涼感にグレープフルーツのシトラスフレーバー、うっすらと樹液やメープルシロップの香りを感じます。

【味】
元の「本搾りハイボール」が何かの間違いかのように感じてしまうほど、バランスの取れた味になります。グレープフルーツとグレーンウイスキーの甘みにライムの酸味が見事に調和し、個々の風味が主張しすぎることなくまとまりを見せてくれます。

トゲがなくなる分、面白みがなくなったとも言えてしまうのかもしれませんが、グレーンウイスキーの何たるかを実感できる気がします。これは美味しいです。

グレーンウイスキーの量を増やしてみると、富士御殿場グレーンの黒糖を思わせる風味が目立ってきますが、やはり主張しすぎることなく、モルトウイスキーの時とは違って元の「本搾りハイボール」の風味とちゃんとまとまり続けてくれます。

常日頃モルトウイスキーの影に隠れることが多いグレーンウイスキーですが、こうして何かにブレンドしてみるととても大事なものであることが良くわかります。良い勉強になりました(∩´∀`)∩


【その3:両方をちょい足し】
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モルトとグレーンの両方を、つまりブレンデッドウイスキーをちょい足しするとどのようになるのか、せっかくですからこれも試してみましょう(∩´∀`)∩

用量はモルトウイスキー5ml+グレーンウイスキー15ml+本搾りハイボールとしました。

【香り】
シトラスフレーバーにマイルドなフルーティさ。これまでで最も調和の取れた良い香りです(・∀・)

【味】
ライムの酸味にグレープフルーツの甘みがするのはこれまで同様なのですが、角が取れたまろやかな味わいになっており、個々のフレーバーは感じられるのですが調和が取れたマイルドな味わいになっています。

フルーティなフレーバーの後は富士御殿場モルトとグレーンの華やか目のウイスキーの味わいがやってきます。フルーティで華やかな、妙な言い方ですが明るい味わいのハイボールになっています。



【感想】
元々完成した製品へのブレンドですので、ウイスキーはあまり入れすぎず「ちょい足し」に留めるのが良さそうです。ライムとグレープフルーツがそれなりに個性的なフレーバーですので、更に個性的なシングルモルトを足すよりは、バランス良くモルトとグレーンを足したり、主張の強くないグレーンウイスキーを足す方が相性は良いように感じました。

キリンディスティラリー以外のウイスキーだったらどうなるのか、個性的なアイラモルトなど足すとどうなるのかなどバリエーションは色々考えられそうですが、キリがないのでひとまずこれにて(´∀`*)

【リピート】
記事にするかはともかくとして、ウイスキーの量を調整したり、色々なウイスキーを加えてみたりは、「本搾りハイボール」が売っているうちにこっそりとやってみようと思っています。

それでは今回はこの辺で。

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本搾りハイボール グレープフルーツ&ライム

皆さんこんばんは、ポッキーです。

そして今日も私の大のお気に入り缶チューハイである「本搾り」シリーズを飲みますよ(∩´∀`)∩

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本日飲むのは「本搾り」シリーズの新たな挑戦となる、「本搾りハイボール グレープフルーツ&ライム」です。

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©麒麟麦酒株式会社
これまで「本搾り」は果汁とウォッカだけの缶チューハイとして販売されていたわけですが、本品は果汁とウイスキーを合わせた缶ハイボールです。

麒麟麦酒はグループ会社にキリンディスティラリーを持ち、「富士御殿場蒸留所」を保有してウイスキーの製造を行っています。サントリーは「角瓶」や「トリス」の缶ハイボール、ニッカウヰスキーは「竹鶴」や「ブラックニッカ」の缶ハイボールを販売していますし、ついにこの分野にも麒麟麦酒が切り込んでいくことになるのでしょうか。

今後、「富士山麓」や「オークマスター」の缶ハイボール発売へと繋がっていけば面白いですね(´∀`*)

麒麟麦酒のニュースリリースは以下のとおりです。
近年RTD(Ready to Drinkの略。栓を開けてそのまま飲める低アルコール飲料。)市場は、お客様の嗜好の多様化などにより拡大傾向が続いています。また、缶ハイボール市場も同様に伸長を続けており、今後も拡大が見込まれます。
今回“果汁とお酒だけでつくった、素材ありのままのおいしさを楽しめるチューハイ”がコンセプトの「本搾り™」シリーズから、“たっぷり果汁とお酒だけのハイボール”として同商品を発売することで、“高果汁ハイボール”という新たな価値を提案し、市場のさらなる活性化を図っていきます。
果汁を贅沢に26%使用し、ライムの爽やかな酸味とグレープフルーツのみずみずしい味わいがほどよくバランスのとれた、たっぷり果汁とお酒だけのハイボールです。
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:本搾りハイボール グレープフルーツ&ライム
種類:缶ハイボール
製造:キリンディスティラリー株式会社
販売:麒麟麦酒株式会社
容量:350ml 7%
原料:グレープフルーツ、ライム、西洋なし、ウイスキー、リキュール(発泡性)
価格:132円(税込)
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製品名にはありませんが、原材料には西洋なしが使用されているようです。

【香り】
グレープフルーツのすっきりとした香りにライムの青々しい香り、洋梨のメローな甘い香り。あまりウイスキーっぽさは感じられません。

【味】
割合、洋梨の甘みが目立つところに、グレープフルーツの甘みとライムの酸味、後口にウイスキーの風味がやってきて、あぁハイボールだなと感じます。

洋梨を製品名に加えていないところをみると、富士御殿場蒸留所のウイスキーのエステリーな風味を補強させるために入れているのかな、と思いました。

【感想】
純粋にハイボールとして美味しく感じたかというと返答に窮しますが、添加物不使用で果汁たっぷりのハイボールを出してきているわけで、価格も加味すると素晴らしいコストパフォーマンスを叩き出していると思います。

ライバル社のハイボール缶は果汁が入っているわけでもなく、かつ20~70円程度価格が上ですから、果汁26%&添加物不使用でこの価格とクオリティは称賛に値するのではないでしょうか。

【リピート】
「ハイボール缶」として特別な思いはありませんが、添加物不使用の「本搾り」シリーズは引き続き贔屓にします。本品ももう数本は購入してみたいと思っています。

それでは今回はこの辺で。

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富士御殿場蒸留所20周年記念ピュアモルト

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は先日行ったばかりの、キリンディスティラリーのウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩ 

本日飲むのは「富士御殿場蒸留所ピュアモルト」です。ピュアモルトというのは日本独自の呼び名で、キリンディスティラリーではモルトのみを原料として製造されたウイスキーのことをこう呼んでいるようです。

また、本品はキリンの富士御殿場蒸留所またはキリンの通販サイト「ドリンクス」限定で販売されているウイスキーです。

モルトウイスキーとピュアモルトの違いは、ピュアモルトはモルトウイスキーにモルトを原料とするグレーンウイスキーをブレンドしているというところです。グレーンウイスキーのグレーンは穀類を指す英語で、グレーンウイスキーの原料にはとうもろこしが使用されることが最も多く、次いで小麦、ライ麦などになることが一般的ですが、ピュアモルトに使用されるグレーンウイスキーは大麦を原料としているわけです。

二条大麦麦芽を原料に単式蒸留機で製造するモルトウイスキーと、同じ原料で連続式蒸留機で製造するグレーンウイスキーをブレンドしたウイスキーであることから、モルトだけで造るピュアモルトウイスキーと名乗っているわけです。

ちなみにニッカウヰスキーでもモルトを原料にしたグレーンウイスキーである「カフェモルト」や、それにモルトウイスキーをブレンドした「モルトクラブ」(現在は終売)や「オールモルト」などを販売しています。

また、ニッカウヰスキー創業者である竹鶴政孝氏の名前を冠する「竹鶴」がピュアモルトと名乗っており、こちらはモルトウイスキーだけで造られていますが、複数の蒸留所のモルトウイスキーをブレンドしていることからピュアモルトと名乗っているようです。

つまりキリンではピュアモルト=モルトウイスキー+モルトを原料にしたグレーンウイスキーとなり、ニッカウヰスキーではピュアモルト=複数蒸留所のモルトウイスキーをブレンドしたもの、ということです。ニッカウヰスキーの「オールモルト」はピュアモルトとは名乗らずその名のとおり100%モルトで造っていることを謳い文句にしています。

余談が続きますが世界の一般標準的な呼び名では、
単一蒸留所のモルトウイスキー=シングルモルト
複数蒸留所のモルトウイスキーをブレンド=ブレンデッドモルト
モルトウイスキー+原料が何であれグレーンウイスキー=ブレンデッドウイスキー
となります。

さて、話を戻しまして「富士御殿場蒸留所ピュアモルト」ですが、タイトルに記載のとおり、富士御殿場蒸留所の設立20周年を記念して販売されたウイスキーです。ボトルにも「20th Anniversary」の文言がしっかりと記載されています。

ちなみに富士御殿場蒸留所の設立は1973年で、本品の販売は1993年です( ^ω^)

( ´_ゝ`)...

20周年記念でも何でもなくなっている気もしますが、記念品として販売したところ、人気が出たので今日まで販売が継続されているということだろうと思います。

モルトが原料のグレーンウイスキーはなかなか珍しいようですし、国内であればニッカウヰスキーの「カフェモルト」や「オールモルト」がありますが、このタイプの「ピュアモルト」が飲めるのはほとんどニッカウヰスキーとキリンディスティラリーだけでしょうから、そのレア感も人気の秘訣なんじゃないでしょうか。

発売から20年以上を経過しているロングセラー製品です。早速飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:富士御殿場蒸留所ピュアモルト
種類:ジャパニーズピュアモルト(ブレンデッド)ウイスキー
製造:キリンディスティラリー株式会社
原料:モルト
容量:700ml 40%
価格:3,240円(税込)
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ボトルは恐らく「ロバートブラウン」と共通のものだと思います。ラベルには20周年記念であることが目立つように記載され、限定感のあるデザインになっていると思います。

【ストレート】
メープルシロップを思わせるモルトの甘い香りにバーボン系のエステリーな香り、樽香にスモーキーなピート香、りんごのようなフルーティな甘酸っぱさも感じられます。

口に含むと、まずは樽のウッディな風味にバーボンを思わせるエステリーさが感じられ、次いでメープルシロップ、黒糖、アップルブランデー、アプリコットブランデー、パイナップルを思わせるモルトの甘さがやってきて、スモーキーなピート香も感じられます。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、バーボン系のエステリーさにピート、バニラ、樽香が感じられ、バーボンからライ麦を抜いたような香りになります。口に含むと、りんごや杏を思わせるしっかりとしたモルトの甘みとエステリーな風味が感じられます。後口は樽由来のビターな味わいです。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、エステリーさと少しのスモーキーさに、奥にモルトの甘い香りも感じられます。加水していくことで樽由来のバーボン系の香りやピート香が薄まり、モルトの香りが開いてきます。

口に含むと、ウッディさやスモーキーさは薄く感じられる程度です。しっかりと感じられるエステリーさとモルトの甘みで、なんというか妖艶な飲み口に感じられます。加水によってアルコールの刺激は薄れており、非常に飲みやすいです。

【ロック】
オンザロックにすると、メープルシロップにパイナップルのような甘酸っぱさの感じられる、モルトの風味がまず感じられます。次いでスモーキーなピート香に樽香、エステリーな香りが感じられます。口に含むと、クリーンなバーボンといった感じで飲みやすいです。ウッディさやスモーキーさはそれほど強くなく、モルトの甘みがしっかりと感じられます。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)にすると、しっかりとモルトの甘い香りとうっすらエステリーな香り。口に含むと、他の風味が加水と冷却で薄まっている分、モルトの甘みをはっきりと強く感じます。かなり甘口です。

【その他】
ハイボールにすると、パイナップルやリンゴを思わせる甘酸っぱい香りにウッディな樽香が感じられますが、それほど香りは立ちません。口に含むと、スモーキーさとウッディな風味がうっすらと感じられ、全体としてドライな味わいの中にモルトの薄手の甘さが感じられます。

悪くはないのですが、個人的にやや扁平に感じられ、ハイボールで飲むのはあまり好きではありません。まぁこの辺は好みの部分ですので、買われたら一度は試してみてください(^ー゜)

【感想】
バーボンの香水を付けた純日本人といったイメージのウイスキー。やや上品すぎる薄味にも感じられますが、なかなか美味しい。

「富士山麓」と比較して熟成感が感じられることもあり、樽由来のバーボン系の香味に負けないしっかりとした、富士御殿場蒸留所の原酒の風味を味わえます。

キリンディスティラリーの富士御殿場蒸留所ではウイスキーの熟成はほぼ100%をバーボン樽で行っています。バーボン樽はウイスキーの熟成に使用される樽としては最小の部類に入り、そのため内容量に対して樽の表面積が大きく、樽の木材の呼吸の影響を大きく受けます。

結果として樽の木材のエキスが原酒に良く出て、樽の風味が強くなりますし、バーボン樽ですのでバーボン系の風味も良くでます。原酒が若いうちはこれらの木やバーボンの風味が強く感じられるわけですが、原酒自体の熟成が進んでくることで、樽からの風味に加えてその蒸留所の原酒の個性、モルトの風味が出てくるようになります。

本品はグレーンウイスキーもモルトで製造していますのでなおさらかもしれませんが、バーボン系の香味や樽香だけではない、しっかりとしたモルトの甘みやフルーティさが感じられましたので、「富士山麓」よりも更に長熟の原酒を使用していたり、モルトウイスキーの比率が高くしていたりするのだろうと思います。

「富士山麓」でもそうでしたが、ハイボールにすると急に扁平な感じになり、悪くはないのですが何だかなぁという感じになります。ブレンドの影響か富士御殿場蒸留所の酒質なのか。

やや軽めのボディというところが影響しているのかもしれませんね。

オークマスター」はハイボールでしっかり美味しく飲めましたので、ハイボールを念頭に置いたブレンドにしていないということなのだろうと思います。20年以上前からの製品ですからハイボールが今のように流行っていなかった頃のブレンドですしね(笑)

【リピート】
3,240円と比較的、手を出しやすいお値段で、(ネット通販もありますが)蒸留所限定品で、(20年以上前のことですが)20周年記念とラベルに記載があり、お土産物として大変喜ばれそうです( ^ω^)

( ´_ゝ`)...

自家用としても、ストレート、ロック、加水と楽しみ方の幅は広めです。ハーフロックでもしっかりと甘みが感じられましたので、今回は試しませんでしたが水割り(1:2~の加水)でも美味しく飲めると思います。

自家用、お土産、お持たせと使い勝手も良さそうですので、蒸留所に行く機会があれば購入するのが吉でしょう。また蒸留所に訪問したら買おうと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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ウイスキートーク福岡セミナー:富士山麓その進化の秘密

皆さんこんばんは、ポッキーです。

「ウイスキートーク福岡2016」で参加したセミナーについての第二弾です(∩´∀`)∩

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 計6つ(当初7つの予定でしたが、1つ中止)の有料セミナーが開催され、その内の2つに参加しています(・∀・)

その二つ目はこちら(*゚∀゚)っ

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演題:富士山麓その進化の秘密
講師:田中城太氏(キリンビール チーフブレンダー)
日時:平成28年6月19日(日)13:50~14:50
料金:3,000円

他のセミナーも魅力的なものばかりで、特に「イチローズ・モルト」のベンチャーウイスキーや「マルスウイスキー」の本坊酒造のセミナーとも非常に悩みましたが、今回はキリンの「富士御殿場シングルグレーン25年」がWWA(ワールド・ウイスキー・アワード)2016で世界一のグレーンウイスキーに選ばれたということもあり、キリンのグレーンウイスキーを楽しんでみようと選択しました(´∀`*)

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キリンのチーフブレンダーである田中城太氏は、若干コワモテではありましたが、関西系のイントネーションで物腰柔らかく話される方でした。

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有料セミナーでしたので詳しくは割愛しますが、このような内容でした(´∀`)

キリンのウイスキーは「クリーン&エステリー」が創業当初から掲げる理念であること、「富士御殿場蒸留所」は1973年設立で、奇しくもサントリー「白州蒸溜所」と同一年度の設立であること、日米欧の合弁企業という珍しい設立経緯から、グレーンウイスキーに力を入れるようになったことなどを話されていました。

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残念ながら世界一のグレーンウイスキーは飲めませんでした(笑)
が、キリンご自慢の3種の連続式蒸留機で蒸留した、それぞれタイプの異なる3種のグレーンウイスキー、蒸留所及びキリンの通販サイト「ドリンクス」限定販売のシングルモルト、リニューアルした新富士山麓を試飲できました。

写真では「シングルグレーン ブレンダーズチョイス」と書かれていますが、シングルモルトの間違いです(・∀・)

新富士山麓については以前の記事をご参照ください。「シングルモルト ブレンダーズチョイス」についてはまたいずれ。

グレーン原酒ライトタイプ
香り:メープルシロップ、樽香、とうもろこし、黒蜜
味:ストレートなとうもろこしの甘み

グレーン原酒ミディアムタイプ
香り:樹液、メープルシロップ、黒蜜、香ばしいとうもろこし
味:とうもろこしの甘さにメープルシロップ、少しアルコール感を強めに感じる

グレーン原酒ヘビータイプ
香り:濃いメープルシロップ、黒蜜、樽香、深い甘さ
味:メープルシロップ、黒蜜、とうもろこしの香ばしさにフルーティな甘さ

ライト、ミディアムタイプのグレーンウイスキーは大体6年程度の熟成、ヘビータイプは少し長めに熟成させるとのことで、7~8年程度熟成させているとのことでした。ライトからミディアム、ヘビータイプへと飲み比べると、じょじょに濃く、様々な香味が付加されていくように感じられました。

ではヘビータイプのグレーンウイスキーが最も良いかというとそうでもないようで、ライトタイプのグレーンウイスキーがブレンドをまとめる役割を担ってくれるのだそうです。

個性的なシングルモルトがどうしても目立ちやすいものですが、マイルドで万人受けして、価格も手頃なことの多いブレンデッドウイスキーの影の立役者として、グレーンウイスキーという縁の下の力持ちが存在しているわけですね。

やっぱりこういうイベントごとやセミナーは、参考になることも多く、とても楽しいものですね。今年は私の至らなさで楽しみきれない部分もありましたが、またこうしたイベントには是非参加してみたいと思います(´∀`*)

後から後から反省点が出てきますが、山岡さんのセミナーと田中さんのセミナーの合間に休憩してれば良かったんでしょうね(笑)合間の約1時間に本会場で猛烈に飲みまくったもんだから…(≡ω≡.)

このセミナーの時点でもうけっこう酔っ払い→終了後、休憩もせずに更に飲みまくる→早々に撃沈はあまりにも勿体無かったです(≧ヘ≦)

粗相や周囲の方々にご迷惑をおかけすることがなかったので今回は良い勉強をさせてもらったと思い、次にまたイベントごとに参加する際にはフルに楽しめるように自制心を持って臨もうと思います(′∀`)

それでは今回はこの辺で。

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ボストンクラブ豊醇原酒

皆さんこんばんは、ポッキーです。

昨日は当ブログ開設以来、最多となる訪問者数を記録しました♪( ´▽`)

世間でのキリンの新製品への興味が高いことが影響したのかと思いますが、大変励みになります。ありがとうございます。

また、数日前に当ブログの総訪問者数が5,000人を超えました。これだけ多くの方にお読みいただけるとはブログ開設時には想像もつきませんでした。正直驚くばかりですが、これらを励みにして、今日も元気に飲んでいこうと思います( ^ω^ )

さて、昨日に引き続き、今年5月を目処に終売予定の「ボストンクラブ」を飲みます(∩´∀`)∩

今日は昨日の「淡麗原酒」と対をなす「ボストンクラブ豊醇原酒」です。本品は、キリンの富士御殿場蒸留所のヘビーピートモルトにグレーンウイスキーをブレンドしたものだそうです。

細かい説明は「淡麗原酒」の記事をお読みいただくことにして、早速飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ボストンクラブ 豊醇原酒
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:キリンディスティラリー株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:640ml 40%
価格:820円(税込)
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ラベルにはモダン・クラシック・ウイスキーなんて記載があり、確かにそのような感じを受けるデザインです。割りと好きなデザインなんですが終売です。裏ラベルには「じっくりうまい」の宣伝文句。「淡麗原酒」の裏ラベルには「すっきりうまい」の宣伝文句が記載されています。

アルコール度数は「淡麗原酒」の37%に対して40%と3%ほど高くなっています。

【ストレート】
グレーンウイスキーの杏のような香りに樽の木材、ナッツ、バニラ、カラメルなどを感じます。奥にうっすらレモンのような爽やかな酸味もあります。

口に含むと、ドライなアルコール感にナッツと杏、木材、少しバーボンを思わせるエステリーさもあり、後口はビターです。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、アルコールの刺激は弱まり、ナッツやバニラ、バナナのような甘めの香りが感じられます。口に含むと、とうもろこしのようなバーボンを思わせる香味にバナナ、バニラ、ナッツなどの香味があります。アルコールの刺激はまだまだ強めです。

原酒の熟成年数が浅いのでしょう、熟成に使用するバーボン樽の香味や樽の木材の香味が中心に感じられます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、ナッツ、バニラ、バナナなどの甘い香りに加えて、薄くパイナップルやレモンを思わせる甘酸っぱさを感じます。口に含むと、アルコール感が弱まって飲みやすく、ナッツのような香味にパイナップルやレモンなどモルトウイスキー系の甘酸っぱさを感じられます。

【ロック】
オンザロックにすると、カラメルやナッツのような香ばし目の甘さに、パイナップルやレモンを思わせるフルーティさも感じます。口に含むと、ナッツやチョコレートにピリピリとアルコールの刺激、少しビターな後口です。氷が溶けてくるとバーボンを思わせるエステリーさも感じられ、グレーンウイスキーの後にうっすらモルトウイスキーの甘みが出てきます。なかなか美味しい。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、バーボン的なエステリーさととうもろこしの香りがします。口に含むと、バナナやナッツのような香味が感じられ、甘口かつマイルドで飲みやすいです。

【その他】
ハイボールにすると、うっすらとパイナップルを思わせる甘酸っぱい香りがしますが、あまり香りは立ちません。口に含むと、バーボンを思わせるエステリーさ、とうもろこしの甘みが感じられます。氷が溶けてくるとかなり薄べったくなってしまい、香りも味も基本的にはハイボールにすることを念頭に置いたブレンドではないように思います。

【感想】
値段の割りに美味しい。

早く大量に作れるグレーンウイスキーに強みを持つキリンディスティラリーですので、値段の割りに 美味しいウイスキーを作りやすいのかもしれません。本品もグレーンウイスキーの比率高めで決してモルトウイスキーたっぷりの熟成の進んだウイスキーではありませんが、割りと美味しく飲めてしまうのは富士御殿場グレーンの力なのかなと思います。

クラシックなウイスキーらしく、オンザロックで飲むのがオススメです。ハーフロックや水割りでも良いと思います。

【リピート】
5月で終売になります。流通在庫は当面あると思いますし、価格を考えると一本くらいストックしておいても良いかなと思っています。

【飲み比べ】
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ボストンクラブ二種を飲み比べてみます。写真でお分かりいただけると良いのですが、色味は「豊醇原酒」の方が濃くなっています。

[香り]
「淡麗原酒」はカラメルやグレーンウイスキー、樽の木材など甘いのですが軽い香り、「豊醇原酒」も構成する香りには似通ったものがありますが、香りに一体感があり、より熟成感や厚みを感じさせる香りになっています。また、「豊醇原酒」単体では今ひとつ感じにくかったピート香が感じられ、草のような匂いが香りのベールを作り、一体感を作るのに一役買っているように思います。

[味]
「淡麗原酒」はグレーンウイスキーの杏感に、カラメルなどの甘さ主体の味わいですが、「豊醇原酒」は少し酸味も感じられる味わいで、後口はビターに感じられるなど、味に奥行きがあるように感じます。

[感想]
食中酒としては「淡麗原酒」、単体で楽しむなら「豊醇原酒」。水割りなどにして幅広い料理と合わせやすいのは「淡麗原酒」です。一方で、食後などにオンザロックなどでじっくり楽しむのであれば「豊醇原酒」が適していると思います。両者ともリーズナブルですし、シーンによって使い分けるのが良いかと思います。

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ボストンクラブ二種に新製品の「オークマスター樽薫る」も加えて飲み比べをしてみます。ボトル、ラベル、裏ラベルの形状は三種類とも同じです。キャップは「豊醇原酒」と「オークマスター」が若干デザインは違うものの色味は同じものです。

それぞれ単体で飲んだ時に、「オークマスター」はハイボール向き、「豊醇原酒」はオンザロック向き、「淡麗原酒」は水割り向きとの印象を受けましたのでブレンドはそれぞれ違うわけですが、恐らく「オークマスター」は「豊醇原酒」の後継者なのではないかと思います。

[香り]
「淡麗原酒」は他の二種と明確に違いますが、「オークマスター」と「豊醇原酒」はかなり近い香味の要素を持っているように感じました。「淡麗原酒」>「豊醇原酒」>「オークマスター」の順でカラメル感が強く、変わって酸味などが出てきます。「オークマスター」は「豊醇原酒」よりもカラメル感やピート香が弱くなり、樽の木の香りが強くなっているように感じました。

[味]
「オークマスター」は「豊醇原酒」ほど後口のビターさがないように感じます。その代わりに樽の木香が強くなっています。「淡麗原酒」がストレートでは最もカラメル的な甘さを強く感じる甘口です。香味の多様さでいうと「豊醇原酒」が一番だと思います。「オークマスター」は「豊醇原酒」よりも香味が絞られていますが、その分キレがあります。

[感想]
三種類とも使用している原酒の熟成年数などに大きな差はないように思います。様々な個性の原酒をブレンドする比率などを上手にコントロールすることで、ロック向き、水割り向き、ハイボール向きなどの傾向を生み出しているのが垣間見えますので、飲み比べは楽しいですね(・∀・)

それでは今回はこの辺で。

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