ポッキーの酒的備忘録

日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなどなど、私、ポッキーが毎日のように飲むお酒の私的備忘録です。 テイスティング能力、語彙ともに貧困ですが、記録に残すことで少しづつ慣れていければいいなぁ… お酒との組み合わせ、食事や肴についても記録に残していきます。 自分がリピートする際の参考に。どなたかの参考にもなれば幸いです。

ニッカウヰスキー

スーパーニッカ&ウォーター 12%

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はウイスキーの水割り缶を飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは「スーパーニッカ&ウォーター」です。

「スーパーニッカ」及び本品の製品紹介については前回の記事をご覧いただくことにして、それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:スーパーニッカ&ウォーター
種類:水割りボトル
製造:ニッカウヰスキー株式会社
販売:アサヒビール株式会社
容量:300ml 12%
原料:モルト、グレーン
価格:410円(税込)
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【香り】
9%のものと基本的には同じ香りながら、より樽材の香ばしさや麦芽の甘い香りが強く感じられます。樽香ばかりが目立つことなく、ほんのりピート香が混じるよりウイスキーらしい香りに感じられます。

【味】
カフェグレーンの甘さに樹液混じりの甘い樽香、薄くカラメルソース、木材の焦げ感、うっすらピート香を感じます。

アルコール度数12%と、「スーパーニッカ」本来の3分の1以下にまで割水されているわけですから、単調な味になっている面はありますが、それでも9%のものと比べると明らかに様々な要素が濃く感じられるようになっており、ウイスキーらしさを味わえます。

【ロック】
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氷を浮かべてみると、樽材の焦げとごく薄いピート香が燻製のような香りを漂わせます。ほんのり甘みも感じられ、やはり9%のものと比べると、氷を浮かべても香りがいくらかは感じやすくなっています。

口に含むと、樽材の香ばしさにカラメルソースや薄くチョコレートを思わせる甘み、薄手のピート香が感じられ、優しい甘みはありますが、香ばしくてどちらかと言えば男性的で力強い味わいです。

9%のもの同様に、十分に水で割られていることもあり、穏やかで飲みやすくなっている点は変わりません。

【感想】
RTDの(Ready to drink:開封してそのまま飲める)瓶飲料でありながら、十分美味しく飲める味です。個人的にそれはとても嬉しいことだと思っています(´∀`*)

原料はモルトとグレーンだけ、本当にウイスキーをそのまま水割りにしたものを瓶詰めしてくれています。

9%の記事ではロックスタイルで飲んだ方がオススメと書きましたが、ややアルコール度数の高まった本品は、ストレート(瓶からそのまま)飲んでも美味しく、ロックスタイルでも美味しく飲めました。

9%と12%では容量50mlの増量で税込み約140円の価格アップとそこそこ跳ね上がりますが、ウイスキー好きの方であればそれだけの価格上昇であっても納得いくんじゃないかと思います。

【リピート】
どうかお願いなので出張先のコンビニなどで売っていてほしい一品。がんばれアサヒビールの営業担当!!

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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スーパーニッカ&ウォーター 9%

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はウイスキーの水割り缶を飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは「スーパーニッカ&ウォーター」です。

「スーパーニッカ」は1962年発売の、ニッカウヰスキーのロングセラーブレンデッドウイスキーです。ニッカウヰスキーの創業者である竹鶴政孝氏が、妻のリタの亡き後にその悲しみから逃れるためか、はたまた鎮魂のためか、一心不乱にウイスキーのブレンドの研究に取り組み、当時のニッカウヰスキーにできる最上のものと言っても過言ではないブレンデッドウイスキーとして作られたという逸話が残されています。

ブレンデッドウイスキーと言いつつ、中身は余市蒸留所のシングルモルトウイスキーといっても良いほど贅沢なブレンドであったことや、ボトルはカガミクリスタルの職人が一本一本手吹きで作り、木箱に収められて販売されたそうです。

一本一本微妙に大きさが異なることから、ボトルの蓋も違うボトルの蓋ではピシャリと合わないようになっていたそうで、何となく貝類のハマグリを思い出すようなエピソードであり、竹鶴政孝氏がリタを想いながら作ったウイスキーに相応しいボトルだったんじゃないかと思います。

当時の大卒初任給が1万5千円であった時代に、1本3,000円で販売された「スーパーニッカ」は、年間1,000本程度の生産能力しかなく、幻のウイスキーといった扱いをされていたそうです。

平成28年の大卒初任給(厚労省データ)が約20万3千円(千円未満切捨て)ですので、現在の価値に直すと1本40,600円ということになります。現在のニッカウヰスキーにはこの価格帯に該当するウイスキーはありませんが、「竹鶴21年」(15,000円)と「竹鶴25年」(70,000円)のおよそ中間あたりの価格帯に相当します。

本当に珠玉、渾身、入魂の一作だったんでしょうね。

「スーパーニッカ」はその後、幾度かのブレンドの変更を経て、現在では1本2,500円(税抜)で販売されています。手の届きやすい価格帯とはなっていますが、今でも当ブログでもいくつか取り上げた「ブラックニッカ」シリーズの上位に位置するブランドです。

ノンエイジのブレンデッドウイスキーとしては、ニッカウヰスキーの定番ラインナップ(地域限定品を除く)の中では最高値の製品として販売されています。

本日飲む「スーパーニッカ&ウォーター9%」は、そんな「スーパーニッカ」をアルコール度数9%の水割り缶としているものです。

製品紹介は以下のとおりです。

スーパーニッカのおいしさをそのままに、芳醇な水割りウイスキーに仕上げました。芳醇で華やかな香りが楽しめます。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:スーパーニッカ&ウォーター
種類:水割り缶
製造:ニッカウヰスキー株式会社
販売:アサヒビール株式会社
容量:250ml 9%
原料:モルト、グレーン
価格:270円(税込)
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【香り】
ニッカウヰスキーらしいカフェグレーンの香りに樹液混じりの香ばしい樽香、ピート香、ほんのり甘い麦芽の香りを感じます。

【味】
アルコール度数9%と薄めに作られていることもあり、しっかりと水の味がしてクリアな構成になっています。樽材の木の香りとそこに混じるほのかな甘さ、薄手のピート香を感じます。

グレーンウイスキー主体の甘みにカラメル、樽香。優しい甘さにしっかりとアルコールのパンチ、炭酸もちゃんと効いています。

【ロック】
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氷を浮かべてみると、元々水割りにしてあることもあり、香りはほとんど立ちません。ほのかな樽香とごくうっすら甘い香りを感じる程度です。

口に含むと、樽香とピート香、薄手の木の香りの混じる甘さを感じます。甘みは弱くピート香もあって、男性的で力強い味が主体になっていますが、十分に水で割られていることもあり、穏やかで飲みやすくなっています。

【感想】
缶飲料でありながら、ちゃんとした味です。それで十分、それが嬉しいといったところではないでしょうか(´∀`*)

原料もモルトとグレーンだけで、余計な添加物は入れず、シンプルにウイスキーの水割りを缶飲料に仕立ててくれています。

出張先のビジネスホテルなどで、これを飲めると最高に嬉しい気分になれそうです(笑)
缶からそのままストレート(?)で飲んでも良いですが、氷を浮かべてロックスタイルで飲んだ方がオススメです。

ビジネスホテルの一室で、適当なコップと適当な氷でグイッと飲んで、大きく息をつけたら翌日もまた頑張れそうな気がします(ノ∀`)

【リピート】
お願いなので出張先のコンビニなどで売っていてほしい一品。がんばれアサヒビールの営業担当!!

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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G&G

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はニッカウヰスキーを飲みます(∩´∀`)∩

本日飲むのは「G&G」です。本品は2015年8月の、ニッカウヰスキーが多くの銘柄を整理した際に終売となったものです。

当時はあまりにも大量の銘柄が終売になり、一体これからニッカウヰスキーはどうなるのかと不安に思ったものですが、昼間の記事にも書きましたとおり限定品とはいえ新しい銘柄が販売になりますし、先日の記事でもお伝えしたとおり、宮城峡蒸留所での原酒の大幅な増産も決定しています。ニッカファンは今後も数年間は雌伏の時間を過ごす日々が続きそうですが、将来を待つ楽しみはありそうですね(´∀`*)

さて、「G&G」はGold & Goldの略で、発売はとても古く1968年のことです。ニッカウヰスキーの「宮城峡蒸留所」が落成したのが1969年のことですので、それ以前の発売ということになります。

また、「G&G」は発売以来ブレンドをほぼ変えていないとのことで、終売となった2015年8月時点ではニッカウヰスキーのブレンデッドウイスキーの中で、唯一「宮城峡蒸留所」のモルトウイスキーを使用せず、「余市蒸留所」のモルトウイスキーとカフェグレーンのみで作られていたブレンデッドウイスキーだったようです。

以前のアサヒビール(同社はニッカウヰスキーの親会社です)HPでは以下のように紹介されていました。
1968年に「ゴールド&ゴールド」として誕生した「G&G」。「特級の品質を手軽に楽しんでいただきたい」というスタンスは、発売されて以来今日まで変わることはありません。手抜きのない味作りは、ウイスキー初心者の方から円熟のウイスキーファンまで、大勢の方々に愛され、飲みつがれています。飲みやすさとコクの調和が特徴です。
「特級の品質」というのは、1989年まであった従価税表記時代に「特級ウイスキー」であったことからだと思われます。当時のウイスキーは製品中のモルトウイスキーの比率に応じて特級・1級・2級に分けられていました。モルトウイスキーの比率が高くなると級が上がり、税率も上がるというわけです。

1968年というとあの竹鶴政孝氏、マッサンが存命であった頃のことになります。そんな頃からほぼ変わらない味とのことで、昔の日本のウイスキーを体感できる製品ではないかと思います。

わくわくしながら早速飲んでみようと思います(*゚∀゚)

名称:G&G
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:ニッカウヰスキー株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:750ml 43%
価格:1,980円(税込)
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ダルマの相性で親しまれた「サントリーオールド」の対抗馬として発売されたという経緯もあるようで、ボトルの形状は確かに似ていますね(笑)

しかしブレンデッドウイスキーが世界的に軒並み、特に低価格帯のものはこぞって容量700ml、アルコール度数40%になっているのですが、容量もアルコール度数も昔のままですねΣ(・ω・ノ)ノ

発売当初からブレンドをほぼ変えていないというのも納得のいくところであるとともに、改めてマッサンブーム前のニッカウヰスキーの商売気のなさというか、良いものをできるだけ安くという精神を感じるところです。

ウイスキーの容量ですが、1980年代以前はガロンを基準とした760ml、1980年代以降はリットルを基準とした750ml、1990年代以降は700mlがウイスキーのボトルのグローバルスタンダードといっても良いであろう量となっています。「G&G」も発売当初は760mlで、その後750mlに変更されていますが、ブレンドどころか1980年代から量も変更していないようですね(笑)

なんという庶民の味方….。゚+.(・∀・)゚+.゚

【ストレート】
ピートの煙や土の匂いに樽の木材やチョコレートの香り、トーストされた麦、ぶどうを思わせるグレーンウイスキーの香りがします。きちんとピーティなジャパニーズウイスキーらしからぬ香りです。

口に含むと、かなり複雑でスパイシーな味わいです。潮気、樽のビター、麦やぶどうのような甘み、ピートの煙や土のような風味が感じられ、カフェグレーンの甘みが効いて飲みやすさはありつつも、なるほど古風で質実剛健なウイスキーです。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、ぶどうや梨を思わせるフルーティな甘い香り、ピートの土を思わせる香り、薄くトーストされた麦の香りを感じます。

口に含むと、ピリピリとアルコールの刺激、柔らかなピートの風味、樽系のビター、渋み、蜂蜜やシロップのような甘みを感じます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、ピート香にママレード、レモンを思わせる柑橘系の甘酸っぱい香り、蜂蜜を思わせるモルトの香りが感じられ、モルトウイスキーが前面に出てきます。

口に含むと、アルコールの刺激はかなり和らぎます。ピート香や樽系のビターは薄まり、少し柑橘系の酸味に、モルトウイスキーとカフェグレーンの強い甘さが感じられます。個人の好みとしてはやや甘さが強すぎてかえって飲みにくいように感じました。

【ロック】
オンザロックにすると、ピート香にレーズン、薄く蜂蜜を感じます。説明になっていませんが、いかにもニッカウヰスキーといった香りです(笑)口に含むと、樹液、レモン、樽系のビターが感じられ、甘みが目立ちますがビターさが引き締めてくれ、アルコールも相応に感じられますのでなかなか美味しいです。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、薄めの蜂蜜を思わせる甘い香りが主体で、ピート香がわずかに感じられます。口に含むと、薄い蜂蜜のような甘さにピートの土のような風味が感じられ、甘口で飲みやすいのですが無骨・朴訥な印象を受けます。

更に加水して水割り(1:2加水)にすると、香りはうっすらと甘い程度でほぼ香らなくなります。口に含むと、うっすらと蜂蜜系の甘みにほんのりピートの土、樽の木の風味が感じられ、薄味ですがスムーズな飲み口で引っかかりなく飲めます。昔ながらのウイスキーですから、当時の(今もですが(笑))日本のウイスキーの定番の飲み方であった水割りで美味しく飲めるウイスキーだと思います。

【その他】
昔気質のウイスキーは今風の飲み方にも合うのか、ハイボールにしてみましょう。

柑橘類的な甘酸っぱい爽快感にカフェグレーンのチョコレートを思わせる甘苦い香味も感じられ、大変美味しいハイボールになりました。意外にもハイボールがオススメの飲み方ではないかと思います。

【感想】
2,000円程度で買い求めやすい価格ながら、「ニッカウヰスキー」を体感できるウイスキー。

余市蒸留所のモルトウイスキーとカフェグレーンのみで構成された昔気質なウイスキーは、今風の甘く華やかなウイスキーとはやや一線を画するかと思います。素朴・朴訥・質実剛健なその味は実にニッカウヰスキーらしく、ピートの感じられるどっしりとした本格的な香味でありながら大衆的な価格であり、終売を惜しむ方が多いことに納得のいく味わいです。

ロック、水割り、ハイボールなど、何かで割るとともに、ある程度冷えていた方が美味しいように思いましたが、ストレートでもきっちり美味しく飲める力のあるウイスキーです。

【リピート】
残念ながら終売品です。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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樽出し51度(フロム・ザ・バレル宮城峡蒸留所限定ラベル)

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日もニッカウヰスキー宮城峡蒸留所で購入してきたウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩

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本日飲むのは「樽出し51度」です。「宮城峡蒸留所オリジナルウイスキー」同様に何の説明もないなぁと思っていましたが、このボトルの形状はニッカウヰスキーの「フロム・ザ・バレル」というウイスキーと同一のものですね。

「フロム・ザ・バレル」もほぼカスクストレングス(樽から出したそのままのアルコール度数で加水していないこと)の51度のアルコール度数をウリにしていましたし、どうやら本品は蒸留所限定ウイスキーではなく、蒸留所限定ラベルのようです。

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とか思っていましたら思い切り書いてましたね(笑)

ということで本品は「フロム・ザ・バレル」の蒸留所限定ラベルということでほぼ間違いなさそうです。

「フロム・ザ・バレル」は以前にに一杯だけ飲んだことがあるだけでしたのでちょうど良かったです(´∀`*)



さて、「フロム・ザ・バレル」は1985年発売のロングセラーのブレンデッドウイスキーです。

通常ブレンデッドウイスキーというと、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドした後で、アルコール度数40%程度まで加水するのが一般的であるところ、本品はロット毎のバラツキをなくす程度にのみ加水し、アルコール度数51%という高いアルコール度数のままボトリングされています。

これによって、香りも味も樽から出した状態ほぼそのままの濃厚な香味を維持したまま製品化されているわけです。

また、「フロム・ザ・バレル」はモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンド後、再度、樽詰めして数ヶ月間貯蔵するマリッジと呼ばれる手法を採用しており、これによってブレンドされた原酒が良く馴染み、一体感が出るようです。最もこれ自体はブレンデッドウイスキーではそこまで珍しい手法でもないようですが。

モルトウイスキー、グレーンウイスキーそれぞれの熟成期間に加えて、マリッジ後の再貯蔵期間も必要になることに加えて、ほぼカスクストレングスというなかなか贅沢な造りになっている「フロム・ザ・バレル」ですが、驚くことに2015年8月までは税抜1,900円という驚愕の価格で販売されていました(つд⊂)ゴシゴシ

あぁ本当にニッカウヰスキーは庶民の味方だったのだなぁと頭が下がる思いです。

マッサンブームによる長熟原酒枯渇危機を迎え、ニッカウヰスキーのそれまでの製品は終売と値上げのラッシュとなりました。本品は値上げこそ行われたものの終売は免れ、現在は税抜2,400円で販売されています。

ニッカウヰスキーの中ではかなり人気のある銘柄のようですし、スペックを考えると今でも十分にお値打ちの製品なんじゃないかと思います。

ニッカウヰスキーの製品紹介は以下のとおりです。

『フロム・ザ・バレル』は、熟成を経たモルト原酒とグレーン原酒をブレンド後、さらにもう一度樽詰めし、数ヶ月ほど再貯蔵。この再貯蔵は「マリッジ (結婚)」と呼ばれ、まさにこの間、個性の違うウイスキーは結婚したかのように深く馴染み合い、調和の取れた美味しさが生まれます。

再貯蔵された多くのウイスキーは、瓶詰め前に割り水によってアルコール分・40~45%程度に調整されますが、『フロム・ ザ・バレル』は、割り水を最小限に留め、アルコール分「51%」に設定。骨太な飲みごたえとともに、再貯蔵(マリッジ)で生まれた濃厚にして繊細な香りと 味わいのハーモニーをお届けしています。


それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:樽出し51度
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:ニッカウヰスキー株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:500ml 51%
価格:2,592円(税込)
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宮城峡蒸留所限定でオリジナルラベルの製品が販売されていることを考えると、「フロム・ザ・バレル」のマリッジ(再貯蔵)は宮城峡蒸留所で行われているのでしょうか。

「フロム・ザ・バレル」に使用されているグレーンウイスキーが宮城峡蒸留所で蒸留される「カフェグレーン」なのは当然として、ニッカウヰスキーの長熟原酒は、ドラマ「マッサン」に登場した余市蒸留所のものが特に逼迫しているようですから、「フロム・ザ・バレル」が終売にならずに値上げで済んだのはモルトウイスキーが宮城峡蒸留所のもの、または宮城峡蒸留所の原酒が主体だからなのかもしれませんね。

独特のボトルの形状はグラフィックデザイナーの方にデザインしてもらった1985年の発売以来のものだそうで、ずんぐりむっくりの形が逆に印象に残ります。

ただし凄まじく注ぎにくく、こぼさずにキレイにグラスに注ぐのは熟練を要する気がします(笑)

【ストレート】
少し鼻にツンとくるアルコールの揮発感、濃いレーズン、バニラ、ナッツ、樽香、マンゴー、杏、メープルシロップ、しっかりとカフェグレーン、トーストやクッキーを思わせる香ばしく甘い麦の香りを感じます。ノンエイジ(年数表記なし)のウイスキーですが、熟れた甘さが感じられる香りです。

口に含むと、トロミを感じさせる口当たり、柿やレーズン、プルーンなど熟れた果実の甘みに樽の焦げ感、ビターさが心地よくミックスされています。シェリー系の甘酸っぱさも感じられ、カフェグレーンの黒蜜やカラメルっぽさと共に後口は長めに甘さやビターさが口中に残る感じがします。

じんわりとアルコール感はやってきますが刺々しい刺激は少なく、度数を考えるとかなり飲みやすく、これがモルトとグレーンをブレンドした後に樽で再貯蔵する「マリッジ」の効果なのでしょうか。

かなり美味しいですねこれ。度数の高さもあって、ストレートでしみじみ飲める味わいです。クオリティ高いなぁ…。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、メープルシロップに麦の穀物感、バニラ、ナッツ、樽香を感じます。少量の加水ですが熟れたフルーティな香りが閉じてしまうように感じました。

口に含むと、メープルシロップ、レーズン、オレンジ、マンゴー、樽由来のビター、カラメルを感じます。甘みはしっかりと感じられるのですが、ややモルティな香味やカフェグレーンっぽさが閉じてしまうように感じました。

とはいえ濃厚な甘口で、少々の加水ではヘタらないリッチな味わいです(´∀`*)

トワイスアップ(1:1加水)にすると、オレンジやレモンを思わせるシトラスフレーバーにマンゴー、樽香、薄くカフェグレーンの黒蜜のような香りを感じます。口に含むと、シトラスフレーバーに樽由来のビター、麦芽糖、チョコレート、カフェグレーンの甘さを感じます。

加水量が増えるに従って、熟れた果実感からフレッシュな柑橘系の香味へと変化していき、その分、樽系の香味やカフェグレーンの香味が目立つようになってきます。

ストレートで飲む方がオススメですが、加水しても楽しめるウイスキーです。

【ロック】
オンザロックにすると、レーズン、シェリー系の甘酸っぱさ、メープルシロップ、樽香、カフェグレーンを感じます。冷却されていますので香りの立ち方は強くありませんが、アルコールの刺激も薄く穏やかで良い香りです。

口に含むと、強めのトロミにレーズン、メープルシロップ、樽由来のビター、樽系のエグみ、チョコレート、カラメル、カフェグレーン、後口に青りんごのような風味も感じられます。ビターな香味が目立ちますので甘すぎない方が良い方には好まれそうです。氷が溶けてくるとビターな香味は収まってきます。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、薄手のシトラスフレーバー、カフェグレーン、樽香、麦芽糖のすっきりとした甘みを感じます。口に含むと、チョコレートやカフェグレーン系の香味、樽の木材の風味が主体となります。

水割り(1:2加水)でも同様に樽系、カフェグレーン系の香味が主体ですが、元のアルコール度数が高いだけに薄べったい味わいにはならず、好みはありましょうがまぁこれはこれで、というところです。

【その他】
ハイボールにすると、ソーダ水の爽快感に青りんごを思わせるフレッシュなフルーティさに麦芽糖を思わせる甘み、カフェグレーンのしっかりとした甘み。日頃はかなり濃い目にハイボールを作るのですが、これはウイスキー:ソーダ水を1:3か更にソーダ水多めに作る方が、ビターな香味が薄れてスムーズな口当たりになり良さそうです。

元々のアルコール度数が高いだけに薄べったくならず、爽快かつ味のあるハイボールになってくれます。とても美味しくオススメです。

【感想】
これは美味しい。価格も手頃で幅広い飲み方で楽しめるコストパフォーマンスにも優れたウイスキー。

個人的には値打感があると思いますし、少なくとも値頃感はあると思います。オススメの飲み方はストレート、オンザロック、ハイボールです。ほぼカスクストレングスだけあって香りも味も濃厚ですので、そのままストレートはもちろんのこと割っても薄べったくならず、むしろ様々な変化を楽しめるのが嬉しいところです。

【リピート】
リピート確実(∩´∀`)∩
使い勝手の良さと価格の手頃さが嬉しく、私も「フロム・ザ・バレル」ファンになってしまいそうです(・∀・)

本品の場合はお土産としても喜ばれそうです。蒸留所には本品の180ml小瓶が3種類のラベルで販売されていましたので、そちらもお土産として使い勝手が良さそうです。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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宮城峡蒸留所オリジナルウイスキー

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はニッカウヰスキー宮城峡蒸留所で購入してきた、蒸留所限定のウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

蒸留所に訪問する楽しみの一つが、本品のような蒸留所限定のウイスキーが購入できることだと思っています(´∀`*)

製品紹介等はニッカウヰスキーのHPにはなく、公式にはどのような味わいか説明はありませんが、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたブレンデッドウイスキーです。

宮城峡蒸留所限定のウイスキーですので、モルトウイスキーは宮城峡蒸留所のもの、グレーンウイスキーは同じく宮城峡蒸留所で蒸留されている「カフェグレーン」を使用しているものと思われます。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:宮城峡蒸留所オリジナルウイスキー
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:ニッカウヰスキー株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:500ml 40%
価格:2,880円(税込)
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ラベルに描かれている鳥はカワセミだそうです。ボトル裏面には「仙台工場オリジナルウイスキー」の文字が。世間一般には「宮城峡蒸留所」ですが、ニッカウヰスキー社的には「仙台工場」なんですね(´∀`)

【ストレート】
レーズン、オレンジ、桃、蜂蜜、カフェグレーンの甘い香り、少しの焦げ感を感じます。口に含むと、オレンジ、りんご、桃、蜂蜜、レーズン、少し煮た小豆、樽香を感じます。

価格的に長熟の原酒ではないでしょうし、必然的にアルコールの刺激はそれなりにありますが、フルーティな甘口で飲みやすいです。宮城峡のモルトとカフェグレーンのブレンドと思われ、初めはフルーティさやシェリー樽原酒っぽさが感じられると共に、飲み進めていくと宮城峡蒸留所で製造しているカフェグレーンの甘い風味が感じられます。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、少し香りがくぐもる感じ。樽香に少しのスモーキーさ、オレンジ、煮た小豆、薄くカフェグレーンの黒蜜のような香りを感じます。口に含むと、オレンジ、薄く煮た小豆、樽香、カフェグレーンの甘みを感じます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、レーズン、チョコレート、シェリー系の甘酸っぱさにカフェグレーンの甘い香りを感じます。口に含むと、薄くオレンジなど柑橘類を思わせる爽やかさにカフェグレーンの甘さ。香りも味も薄べったく、あまり多めの加水はオススメできません。

【ロック】
オンザロックにすると、レーズンにごく薄く硫黄感。シェリー系の甘酸っぱさにカフェグレーンの甘い香りを感じます。口に含むと、少し硫黄感はありつつもほとんど気にならないレベル、カフェグレーンの甘みにレーズン、シェリー系の甘酸っぱさを感じます。

カフェグレーンがニッカウヰスキーのブレンデッドウイスキーの独特さを出してくれていますね。何だか古めかしい感じの味わいで、ロックがよく似合いように思います。美味しいです。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、レーズンを思わせる香味がよく目立ち、次いでカフェグレーンの甘みがやってきます。

水割り(1:2加水)にもしてみましたが、薄手ではあるもののこれもなかなか美味しかったです。少し古めかしい感じの昭和を思い起こさせるニッカウヰスキーの本品は、飲み方も昭和っぽくオンザロック、ハーフロック、水割りなど、氷と水と一緒に味わうのがオススメです。

水割りはしみじみ飲めて良いですよ(・∀・)
何だかノスタルジックな気分になるのは私だけでしょうか( ^ω^)
何となくニッカウヰスキーって昭和チックで、レトロで郷愁を誘う味わいなんですよね。昔からの銘柄は特に。

【その他】
ハイボールにすると、薄手ですがシェリーっぽい甘酸っぱさと、同じく薄手ながらカフェグレーンと思われる甘さを感じます。口に含むと、少し硫黄っぽさ、金属感はありますが、あぁニッカウヰスキーだなぁと思わせる独特の香味、レーズンに薄手の黒蜜を思わせる味わいです。

ハイボール推奨という感じは受けず、少々薄べったい感じはありますが、良い意味でニッカウヰスキーらしい独特さがあって、薄べったさをごまかしてくれる感じがします(笑)ぐいぐいやれます。なかなか悪くありません。

【感想】
蒸留所土産としては値頃感があります。今風のハイボール推しの造りではなく、昭和風のロックや水割りで美味しい造りになっており、ニッカウヰスキーらしい風味の味わえるウイスキーです。

年配の方には懐かしさをもって、若い方には逆に新鮮さをもって受け入れられるのではないでしょうか。

とびきり美味しいというわけではありませんが、カフェグレーンの風味などニッカウヰスキーの個性は十分味わえます。オススメの飲み方はロック~水割り。氷と一緒に、好みで加水しながら飲むのが良いと思います。ハイボールもなかなか悪くないですよ。

【リピート】
自家用にもお土産用にも良く、蒸留所を訪問するのであれば、高確率でリピートすると思います。

それでは今回はこの辺で。

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