仙台まで来てしまったからには、酒好き、ウイスキー好きとしてはここに行かない選択肢はないのではないでしょうか(・∀・)
2015年の初訪問に始まり、昨年二度目の訪問をしてから半年も経っていませんが、三度目となる「ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所」への訪問をしてきました(∩´∀`)∩
過去、二度の訪問では、仙台駅からバスで行きましたが、今回は電車で行ってみました。
バスの場合、仙台駅からニッカ橋バス停まで、約60分で運賃は1,000円です。
電車の場合、仙台駅からJR仙山線作並駅まで、約40分で運賃は500円です。
電車の方が安上がりですが、作並駅から宮城峡蒸留所までは徒歩約25分と少し距離があり、タクシーを利用してしまうとバスの方が安上がりです。
しかし、土日祝日限定ではありますが、作並駅から宮城峡蒸留所までは無料のシャトルバスが運行しており、これに乗れば5~10分程で蒸留所に到着します。「愛子」は確か「あやし」と読むんだったかと。
電車→シャトルバスを利用すれば、バスよりも安く、かつ早く蒸留所まで行ける場合もあります。このパターンの場合、シャトルバスが蒸留所受付前まで一気に連れて行ってくれます。
バスの場合、ニッカ橋バス停から宮城峡蒸留所まで5~10分ほど蒸留所敷地内を歩いて受付まで向かうことができ、外からではありますが蒸留所の建物など、敷地内をゆっくり見ながらいくことができます。
バスも電車もそう本数が多いわけではありませんので、スケジュールとダイヤの兼ね合い、また天候なども考慮して選択されるのがよろしいかと存じます(´∀`*)
さて、せっかくの蒸留所訪問ですし、見学ツアーへの参加など、のんびり滞在していきたかったのですが、あいにくこの日は午後から予定が入っており、あまり長居はできません。
午前9時のオープンとほぼ同時にやってきまして、お土産もろくすっぽ見ずに、いきなり試飲からスタートです(笑)
酔っ払っていても差し支えない予定なのですが、まさかの朝9時からウイスキーです(ノ∀`)
…最高ですよね.。゚+.(・∀・)゚+.゚
まずはニッカのブレンデッドウイスキーの最高峰であった、終売品の「鶴17年」(400円/15ml)と、蒸留所限定品として数量限定で復活した「鶴」(400円/15ml)です(以下、いずれも15mlでの値段です)。
試飲メニューなどは二度目の訪問時の記事をご参照ください(・∀・)
二度目の訪問時には、「鶴」は試飲だけで、お土産物コーナーでは売切れになっていたんですが、今回は1本だけですが残っていましたよ( ^ω^)
「鶴17年」はシャープでありながら奥行き、広がりのある複雑な香味、「鶴」はマイルドで濃厚な香味でした。「鶴17年」の方がよりピントの合った味のような印象を受けました。
お次はグレーンウイスキー飲み比べ(´∀`)
「カフェグレーン12年 ウッディ&メロウ」(300円)と「カフェグレーン ウッディ&メロウ」(300円)です。いずれも蒸留所限定販売の「カフェグレーン」で、12年の方は既に販売は終了し、試飲のみとなっています。
以前に飲んだ「宮城峡12年 シェリー&スイート」などと同時期に販売されていたものですが、今はシングルモルト、カフェグレーンともノンエイジ(年数表記なし)に変わっています。
長熟原酒が本当に不足しているんでしょうね(´・ω・`)
味は個人的には12年の圧勝。どちらも「ウッディ」な風味が強いのですが、ノンエイジの方はそれが目立ちすぎてしまっているように感じました。
ラストは贅沢に飲んじゃいましょうセレクト(´∀`*)
飲んだのは「ピュアモルト竹鶴21年」(500円)、「シングルモルト宮城峡15年」(500円)、「シングルモルト宮城峡12年」(400円)です。普通にバーなどで注文すると、とてもこの価格では飲めないですよね(・∀・)
3倍ならお安い方で、下手をすると5~6倍するんじゃないかと思います。終売品の「シングルモルト宮城峡」シリーズはそもそも飲めませんしね。
「竹鶴21年」は穏やかで落ち着いた、円熟の味。素晴らしい。
「シングルモルト宮城峡」はシェリー樽原酒の風味が効いた構成になっており、年数が高まるほどシェリー感が濃厚になっていきます。反面、硫黄やゴム系の好ましくない風味も顔を覗かせますので、表記年数が長いほど良いわけでもないように思います。
個人的には15年よりも12年の方が好きでした。
(・ω・ノ)ノオイトイテ
蒸留所見学は、実際の生産現場を見ることができ、ウイスキーを肌で感じることができること、蒸留所限定品なども含め、魅力的なお土産物が多くあること、そして終売品やボトルで購入するには勇気のいる価格のものまで、一杯単位で、しかも巷のバーなどで飲むよりぐっと安い価格で飲めることなど、たくさんの魅力があります。
ハイボールブームやマッサンブームの影響と、東京五輪開催による外国人観光客や日本への注目度の高まりを背景に、この1~2年で日本のあちらこちらで地ウイスキーメーカーの蒸留所が新設・改装されています。
既に蒸留を開始しているところも多く、ニューポット(樽に貯蔵する前の蒸留したてのウイスキー原酒)の販売や、樽ごとの販売(蒸留所が保管・貯蔵して数年後にボトリングして引き渡し)なども始まっています。
ウイスキーの蒸留所やウイスキーがここ何十年かなかったくらいに、身近なものになってきていると思いますし、ウイスキーがお好きな方、興味のある方は是非、お近くの蒸留所を訪問してみてください(∩´∀`)∩
帰りもシャトルバスと電車の組み合わせにしました。ビジターセンターができたら、また訪問したいと思います。今度こそいつになるやらわかりませんが(ノ∀`)
それでは今回はこの辺で。