今日はスコッチウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩





本日飲むのはスコッチウイスキーの名作ブレンデッド「ジョニー・ウォーカー」から、「ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド」です。
ジョニー・ウォーカーについてはWikipediaもありますし、様々なサイトやブログで語り尽くされていることと思いますので、知識の薄さが明らかになるだけの当ブログでは殊更、解説するのはやめておきましょうね(ノ∀`)
19世紀から販売され、世界数百カ国で年間1億本以上売れるお化けブランドです。
麒麟麦酒株式会社のニュースリリース(抜粋)は以下の通りです。
キリンビール株式会社(社長 布施孝之)は、ディアジオ社(英国)が所有する、世界No.1スコッチウイスキーブランド「ジョニーウォーカー」から、「ブレンダーズバッチ」シリーズ第二弾として、「ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド」を5月1日(火)より数量限定で全国発売します。
「ブレンダーズバッチ」は、既成の価値観にとらわれずブレンダーが豊かな経験や個性に基づいて思い描くブレンドを形にした、クラフト感あふれるシリーズです。12名のブレンダーの個性と豊かな発想、それを実現する約800万樽のストック、卓越したブレンディング技術から創り出されます。
「ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド」は、ウイスキーのみならず食べ物やワインにも造詣が深いブレンダー「エイミー・ギブソン」が、ワインのように、食事、特にデザートとのマリアージュを楽しめる新しいスコッチウイスキーを目指しブレンドした、新しい味わいの「ジョニーウォーカー」です。
華やかな香りと、熟したフルーツのような味わい様々な種類のワイン樽で熟成とのこと、ノンエイジですので総体の熟成年数は不明ですが、通販サイトなどを見るとワイン樽で2年以上の熟成(後熟?)を行った原酒をブレンドしたとの記載もあります。
様々な種類のワイン樽で熟成した原酒をブレンド。新鮮なベリー系のフルーツ、上品なトフィのような甘みなどが感じられ、まるで果樹園にいるかのような華やかな香りと熟したフルーツのような味わいが特長です。
モルトウイスキーにはディアジオ社の最先端技術を集結した蒸溜所「ローズアイル」の原酒を、グレーンウイスキーにはスコットランド最大級のグレーンウイスキー蒸溜所「キャメロンブリッジ」の原酒などをブレンドしています。
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:ジョニーウォーカー ワインカスクブレンド
製造:ディアジオ社(イギリス)
原料:モルト、グレーン
容量:700ml 40%
価格:税込1,700円前後

【ストレート】
甘く焦がした蜂蜜、蜜蝋、樹液を纏うウッディな香り、琥珀色の白ワイン、フレンチトーストに上品で陶酔感のあるスパイシーさ、終盤はほんのりとスモーキーで、サングリアやフルーツコンポートを思わせる複数の果実やワインを思わせるニュアンスも感じられます。
口に含むと、まだ若いブランデー、琥珀色の白ワイン、トフィ、ワイン風味の飴玉のような少しベタつく甘酸っぱさ、八ツ橋、やや酸化したりんごジュースに薄くグレープフルーツを感じます。
赤ワインよりは白ワインや琥珀色系のワインの樽の原酒が中心なのか、タンニンや渋味はあまり感じられず、特に琥珀色系の甘く力強いワイン風味を強く感じました。樽系のウッディさやニッキなどを思わせるスパイシーさも強めで、ワイン風味で上品な感じも随所にあるのですが、意外とクセの強い味わいのブレンドだと感じました。
【加水】

少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)してみると、樽材の焦げ感やピート香などスモーキーフレーバーが前に出てきます。琥珀色の白ワインに少しグレープフルーツ、八ツ橋にカンロ飴、乾いた木材の香りも感じられます。
口に含むと、琥珀色の白ワイン、軽めのブランデー、ドライマンゴーにパイナップル、少し酸化したりんご、後口に若干のタンニンを感じます。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、潮気と野草のようなピート香、少し焦げた木材、グレープフルーツにうっすらイチゴ、琥珀色の白ワインを感じます。
口に含むと、少しオイリーでザラメのような甘さ、琥珀色の白ワインや酸化したりんごを思わせる風味は幾分薄まりますが引き続き顕著、プレーンな麦芽の甘み、八ツ橋を思わせる風味を感じます。
加水することでワイン系の風味は幾分薄まりますが、感じられなくなる程ではなく、引き続ききちんと感じられます。薄まった分は代わってスモーキーさやモルトの風味が出てくる感じがあります。
【ロック】

オンザロックにすると、白ぶどうに少しグレープフルーツ、酸化したりんご、シナモンにバター、ザラメ、薄手の蜂蜜、ほんのりとウッディな香りを感じます。
口に含むと、ザラメと蜂蜜、バター、八ツ橋、少しカンロ飴、麦芽の穀物香、琥珀色の白ワイン、少し樽材のビターを感じます。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、パイナップルにレモン、少しグレープフルーツ、薄く琥珀色の白ワイン、チョコレートを思わせる香りを感じます。
口に含むと、チョコレートにミルクキャラメル、バターとザラメ、パイナップルに少しグレープフルーツ、ドライフルーツのニュアンス、軽めの琥珀色の白ワインを感じます。
ハーフロックまで加水すると、飲みやすいですがやや薄べったく、もったいない感じ。オンザロックで飲むのが良い感じです。
【その他】

ハイボールにすると、麦芽の穀物香、ほんのりと煮詰まったフルーティさを感じます。
口に含むと、琥珀色の白ワイン、少しのトフィ、麦芽の穀物香を感じます。
小ざっぱりしたハイボール、ややワイン系のクセが気になる感じがあります。レモンスライス1枚で化けそう。
【感想】
なるほどワインカスク。
赤ワインよりは白ワイン系の樽が中心のイメージ。安定感のある味でさすがのジョニーという感じ。ワインカスク系の風味が得手か不得手かで評価が分かれそうです。
個人的には苦手じゃないし全然平気ですが、ボトル1本あると飲み飽きそうかな。
私がもっとウイスキーに詳しく、鼻も舌も優れていれば「ローズアイル」がどうとか他に〇〇のモルトがブレンドしてありそうだとか言えるんでしょうが、そこは私ポッキーのことですので、無理です(ノ∀`)
どのくらいの種類のワインカスクがブレンドしてあるのか、それは総量に比してどのくらいの量なのかわかりませんが、ワイン樽系の風味は香りでも味でも至るところで感じることができました。
オススメの飲み方はオンザロック、次いでストレートです。ハイボールはレモンスライスなど何かのちょい足しでアクセントを持たせることが必要かなと思います。
ワインカスクブレンドの名に恥じないワインカスク風味の強さで、そこはさすがジョニー・ウォーカーという感じなんですが、ややワインカスク一本調子な感じもあって、なまじ個性が強い分、バーで一杯なら良いんですがボトルで買うと飲み飽きしそうな感じもあります。
そのような場合にはハイボールのレモンスライスではないですが、ちょい足しやカクテル材として使用してみるのも良いかと思います。箱書きの裏にもカクテルレシピがありますしね。
【リピート】
このクオリティで2,000円を大きく割り込み、かつ量産できるとは…恐るべしジョニー・ウォーカー。
12名のブレンダーがブレンドするブレンダーズバッチシリーズですので、12種類が販売されるんでしょうね.。゚+.(・∀・)゚+.゚
本品は限定品ですが、次も楽しみにしていようと思います。
それでは今回はこの辺で。