ポッキーの酒的備忘録

日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなどなど、私、ポッキーが毎日のように飲むお酒の私的備忘録です。 テイスティング能力、語彙ともに貧困ですが、記録に残すことで少しづつ慣れていければいいなぁ… お酒との組み合わせ、食事や肴についても記録に残していきます。 自分がリピートする際の参考に。どなたかの参考にもなれば幸いです。

モンデ酒造(山梨)

ローヤルクリスタル

皆さんこんばんは、ポッキーです。

山梨県の地ウィスキー第二弾です(∩´∀`)∩

前回の「石和」に続き、今日は「ローヤルクリスタル」を飲みます。本品は「石和」とは違って製造元である「モンデ酒造」のHPに情報が掲載されていますし、同社のウィスキーとしてフラッグシップ的な扱いなのだと思います。恐らく同社のウィスキーとしては最も良く知られている商品なのではないかと思います。

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ワインを主たる製品とする企業らしく、ボトルの形状はブドウをモチーフにしたものだそうです。中々おしゃれで個人的に気に入ってしまいましたので、空き瓶は再利用しようと思います(笑)

箱の下部にはブレンデッド&ボトルドbyモンデリミテッドとあり、ブレンドと瓶詰めをモンデ酒造で行ったとのことです。蒸留を行ったとは書いていませんので、

1.スコットランドなどから原酒を仕入れて自社でブレンド・瓶詰めした
2.モルトウイスキーは自社蒸留、グレーンウイスキーは他社から購入
3.自社蒸留のモルトと仕入れたモルトをブレンドしている

などが考えられますが、まぁ情報が少なくてまったくわかりません(ノ∀`)

モンデ酒造は昨年ヨーロッパ限定で「シングルモルト富士海10年」を発売するなど、過去にもシングルモルトを販売していたことがありますので、少なくとも自社で蒸留を行っていた時期はあるようです。ただ、現在も蒸留を継続しているのかどうかはわかりません。

グレーンウイスキーを蒸留していることはまずないでしょうが、モルトウイスキーについては自社蒸留のものがあるものと推定できます。「石和」や「ローヤルクリスタル」に使用されているモルトウイスキーの全量が自社蒸留のもかどうかはわかりませんが、何はともあれ飲んでみましょう(*゚∀゚)

ちなみに本品のモンデ酒造HPの記載では、「10年以上熟成させたモルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドしたスコッチタイプのウイスキー。ピート香とバニラのような甘い香り、深みのある色調、ドライで力強い個性的な仕上がりです。」とのことです。

10年以上熟成させたのはモルトウイスキーだけなのかグレーンウイスキーもなのか(笑)私の鼻と舌では飲んでもわからないでしょうがこれだけ情報がないと飲むっきゃないですね( ^ω^)

名称:ローヤルクリスタル
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:モンデ酒造株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:720ml 40%
価格:1,520円(税込)
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【ストレート】
硫黄感、木香、煙たさ、湿気と乾き、古い樽香、奥にグレーンウイスキーの甘い香りも感じられます。アルコールの刺々しさはあまり感じられず、全般的に穏やかな香りです。

口に含むと、煙たさ、皮革製品とゴム、シェリー系の甘酸っぱさ、ピリピリとアルコールの刺激があります。グレーンウイスキーの香味一辺倒ではなく、スモーキーなモルトウイスキーの香味が感じられます。「石和」と比較してモルトウイスキーの比率が高そうであるとともに、熟成感も感じられます。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、木香に少し蜂蜜のようなモルトウイスキーの甘さ、煙たさ、硫黄、グレーンウイスキーの甘さを感じます。口に含むと、グレーンウイスキーとスモーキーなモルトウイスキーの甘さが感じられます。硫黄感もありますが少量の加水で割と抑えられ、随分と飲みやすくなります。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、木香とグレーンウイスキー、煙たさと硫黄を感じます。口に含むと、グレーンウイスキーと硫黄感、煙たさ、じんわりとモルトウイスキーの濃厚さ・コクを感じられます。加水が増えることによって薄べったくはなりますが、グレーンウイスキーだけの扁平な味わいにはなってしまわず、モルトウイスキーの香味も感じることができます。アルコールの刺激はかなり少なくなります。

【ロック】
オンザロックにすると、煙たさと硫黄感、草のようなピート香、グレーンウイスキー・モルトウイスキーの甘い香り、少しシェリー香を感じます。口に含むと、煙たさと硫黄、レーズン、シェリー系の甘酸っぱさ、アルコールの刺激をピリピリと感じます。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、全体的に薄べったくなり、皮革製品やゴムのような硫黄感が目立ってしまい、あまりオススメの飲み方ではありません。

【その他】
ハイボールにすると、肉類、皮革製品、シェリー香、グレーンウイスキーの甘み、草のようなピート香が感じられます。好き嫌いは激しそうですがちょっとクセのあるハイボールで悪くありません。

コークハイにすると、硫黄感はほぼコーラで中和されると共に、本品のクセがコーラの甘みを抑え、少し大人のコークハイといった印象に仕上がります。硫黄感が苦手な方には良いと思います。

ホッピーで割ってみると、硫黄感をホッピーの苦味と甘みがかなり中和してくれます。タンニンのせいか柿渋のようなイガイガ感が口中で脹らみますので中(お酒:ウィスキー)を濃い目にすることは決してオススメしませんが、外(ホッピー)濃い目でスモーキーなビールテイストになり、これはこれでありかなと思います。

【飲み比べ】
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「石和」と「ローヤルクリスタル」を飲み比べてみました。色味の違いは一目瞭然で、色味同様に「ローヤルクリスタル」の方が熟成感が感じられました。

「石和」はグレーンウイスキーの割合が「ローヤルクリスタル」よりも高いように感じましたが、それにも関わらず硫黄感が強く、かなり飲みにくいです。

「ローヤルクリスタル」は硫黄感が薄い分、他の香味を感じ取れ、ピート香や樽香、シェリー香が感じられます。味もより「ローヤルクリスタル」の方がモルトウイスキーの甘みをしっかりと感じることができ、値段は300円程度の違い*ですが、値段以上の明確な差を感じました。

*販売されていた時期が異なっていると思いますので、同時期に販売していたらもう少し価格差が出ていたかもしれません。詳しい販売時期は不明ですが、「ローヤルクリスタル」は割と前の製品、「石和」は割と最近の製品だと思われます。

【感想】
割りと飲める。

「石和」の後だけにおっかなびっくり飲みましたが、思ったほど硫黄感はきつくなく、熟成感があることからストレートやオンザロックでも十分飲めました。

ただし、「石和」を飲まずして最初にこれを飲んだら裸足で逃げ出していたかもしれませんが(笑)また、「石和」と本品を連続して飲んだため、硫黄感に対して若干麻痺している可能性も否めません(ノ∀`)

硫黄感はともかくとして、ピート香とシェリー香、熟成感のあるモルトウイスキーの甘みも感じられ、本格派のウィスキーとしてそこそこ楽しみながら飲むことができました。それだけに硫黄感が残念ですが、前日に「石和」を飲んでいて本当に良かったです(笑)

「石和」の記事ではモンデ酒造のウィスキーの硫黄感をポットスチルに原因があるのではと書きましたが、本品を飲むとシェリー系の香味がありましたので、硫黄感はシェリー樽由来のものというのが実態かもしれません。昔のシェリー樽はシェリー酒の発酵に樽を使用した後に、殺菌のために樽内で硫黄を燃やしていたようで、それがシェリー樽原酒に硫黄臭として出ることがままあったようですので。

いつかモンデ酒造へ訪問して色々話が聞けたりすると良いのですが。

【リピート】
残念ながら終売品です。

「石和」ほどではないとはいえ、硫黄系の香味はやはり気になりますので、終売品でなくとも現時点ではリピートは考えられません。ただ、開封して空気に触れたことで好転することを期待して、しばらく置いてみようと思います。評価が変わるような変化があると嬉しいのですが (´▽`)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

石和

皆さんこんばんは、ポッキーです。

しばらく朝食記事にしてみましたが、今日は山梨県の地ウィスキーを飲もうと思います(∩´∀`)∩

製造しているのは山梨県は笛吹市のモンデ酒造です。モンデ酒造は1952年創業のワインを主に製造する企業で、その他にも各種の位リキュールやぶどうジュースなどの清涼飲料水、そしてブランデーやウィスキーも製造する企業です。

ただ、同社のオンラインショップでは既にウィスキーは販売が終了しており、現在はウィスキーの販売は行っていないか、製造は終了していて過去に蒸留した原酒を不定期で販売しているかではないかと思います。

昨今のウィスキーブームを受けて再び蒸留再開や販売再開がないものかと、少し期待していますがどうなんでしょうね。2015年にはヨーロッパ限定でウィスキーの出荷をしていたようですし、原酒をすべて売り切ってしまったわけではなさそうですので、今後に期待しましょう(・∀・)

さて、本日飲むのはそんなモンデ酒造の「石和」です。モンデ酒造の所在地が山梨県笛吹市石和であることから、そこから取ったネーミングでしょうね。

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ワインがメインの企業だけあって、ボトルもそれっぽいように見えてしまいます。色味も含めて白ワインと勘違いしてしまいそうですね(笑)

名称:石和
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:モンデ酒造株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:500ml 40%
価格:1,296円(税込)
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【ストレート】
樽の古びた木の香り、湿気と乾きで古い住宅の木材のよう、肉類とゴム、硫黄感、少しだけ煙い、奥にグレーンウイスキーのほのかな甘さを感じます。

口に含むと、グレーンウイスキーの甘さと苦味、煙たさとナッツ、肉類、ゴム、皮革製品、樽香、奥にうっすらと蜂蜜のようなモルトウイスキーの甘みを感じます。意外とアルコールの刺激が荒々しくないのはそれなりに熟成が進んでいるためでしょうか。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、モルトウイスキーの比率が低そうなためか、これといった変化は見られません。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、スモーキーさが目立ってきて、樽香はやや後ろへ下がります。樽香が薄れた分、肉類、ゴム、皮革製品など硫黄系の香りも目立つようになります。口に含むと、グレーンウイスキー主体で平坦な飲み口になってしまいますが、硫黄系の香味はしっかりと感じられ、かなりクセの強いウィスキーです。加水が多くなっている分、硫黄系の香味があっても飲みやすくはなっています。

【ロック】
オンザロックにすると、肉類、ゴム、皮革製品の硫黄系の香りがかなり立ちます。口に含むと硫黄系の香味に加えて蜂蜜のようなモルトウイスキーの甘みも奥の方に感じられ、スモーキーさもありますが、硫黄系の香味が色々押し出してしまっている印象です。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、トワイスアップをそのまま薄めた印象になります。スモーキーさ、硫黄感など薄まり、飲みやすいといえばそうですが、オススメできる飲み方ではありません。後口には肉類、ゴム、皮革製品のような硫黄感が感じられます。

【その他】
ハイボールにすると、ソーダ水の酸味と硫黄感が混じって薬臭いような印象を受けます。硫黄系の香味が気にならないまたはお好きな方には良いですが、そうでない方にはやや辛い飲み方かもしれません。

コークハイにすると、ゴムのような硫黄系の香味が薬臭さとして感じられはしますが、コーラの甘みがそれを緩和してくれます。オススメの飲み方です。

ホッピーで割ってみると、肉類系の香りとホッピーのビール的な香りで、何だか場末の煙たい焼肉屋にいるかのようです(゚Д゚≡゚д゚)!?この情景を浮かばせてくれるウィスキーに出会うことはそうはないでしょう。特にホッピー割のチェイサーにホッピー単体で飲むと、焼肉を肴にビールを飲んでいるかのような感覚が強く感じられます(笑)

ウィスキーのテイスティングとはおよそ思えない内容になりましたが、ホッピーの香味がかなり硫黄感のクセを中和してくれますので、中(お酒)少なめ・外(ホッピー)多めにするとそれなりに飲めます。

【感想】
おぉ、もう…

ジャパニーズウィスキーの万人向けの飲み口、クセのないグレーンウイスキーとブレンドするブレンデッドウイスキーのマイルドな飲み口、といった概念を覆す個性的でクセの強いブレンデッドウイスキーです。以前飲んだ「若鶴20年」や「宮城峡12年 シェリー&スイート」でも硫黄系の香味は感じられましたが、また一段とはっきりした硫黄系の香味を持つウィスキーだと思います。

グレーンウイスキーとブレンドしてなおこれですので、シングルモルトで飲んだ日にはどのような香味になるのか、逆に怖いもの見たさで飲んでみたくなりますね(ノ∀`)硫黄系の香味の苦手な方には辛いウィスキーとなりそうです。こういうものと割り切ってストレートで飲むか、コークハイにして甘くすることで飲むのがオススメです。

硫黄系の香味が強く目立ちますが、奥にはモルトウイスキーの蜂蜜のような甘さが感じられる時もあり、モンデ酒造がいつ頃までウィスキーの蒸留を行っていたのかはわかりませんが、飲み口にはアルコールの刺激はあるものの決して原酒の若さからくる荒々しさではなく、熟成自体は相応に進んでいるようですので、硫黄系の香味が良い香味を押し込めてしまうのがもったいなく感じてしまいます。

こうした硫黄系の香味を纏うのは何が要因なんでしょうね。蒸留前の発酵技術、蒸留技術、蒸留機、ミドルカット*、樽、熟成環境など、要素が多すぎて私の知識ではわかりませんが、硫黄系化合物の香味の多くは銅製のポットスチルで蒸留することで銅が吸着してくれる、そのためポットスチルは銅製にすると聞いた事がありますので、ポットスチルが古く十分に硫黄系化合物を吸着してくれない、焼酎用のステンレス製ポットスチルと併用するなどそもそも銅製でない、ポットスチルの形状に問題があって硫黄系化合物が蒸留液に混じりやすくなっている、などが考えられるでしょうか。

モンデ酒造は焼酎は製造していませんが、ブランデーを製造しており、ポットスチルはブランデー用のものを併用していたようですので、ウィスキー向けの形状でないポットスチルを使用していたことが要因なのかもしれません。また、樽もウィスキーを入れる前に、内部に焼入れを行って焦げ目をつけることで、木のエキスが出やすくなると共に、炭の役目を果たして不純物を吸着する濾過的な効果がありますので、熟成させる樽が古すぎたり焼入れが十分でないなどの要因から、十分に不純物を吸着できていなかったのかもしれませんね。

【リピート】
どうも硫黄系の香味はあまり得意ではなく、リピートはしません。容量500mlではありますが、税込1,300円で地ウィスキーが飲めること自体は有り難いと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

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