皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は麦焼酎を樽熟成させたスピリッツを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは、鹿児島県はいちき串木野市の濵田酒造株式会社が製造する「ジャパニーズ・スピリッツ 薩州魂」です。

濵田酒造㈱は明治元年創業の焼酎蔵です。焼酎メーカーとしては売上高全国6位(2016年)とかなりの規模を誇っています。

製品紹介は以下の通りです。

焼酎の枠を超えた新感覚のジャパニーズ・スピリッツが誕生

熟成された本格麦焼酎とホワイトオークを用いて誕生したジャパニーズ・スピリッツ。バニラの様な甘く豊かな芳香、まろやかな甘みと濃厚な旨味のある味わい。ロックや水割り、または冷凍庫でキンキンに冷やしたストレートでも楽しむことができます。

ということで、要はホワイトオーク樽で寝かせた麦焼酎なんですが、日本の酒税法上はスピリッツ扱いとなり、酒税も高くなります('A`)ヴァー

木樽で熟成させたお酒には木から滲み出るエキスで琥珀の色が付きますが、酒税を徴収する税務署が、色が濃いとウイスキーやブランデーと区別が付かないということで、一定以上の色味が付いている蒸留酒は一括してスピリッツ扱いとなるわけです。

焼酎の酒税は1kl当たり200,000円(アルコール度数21%未満)に対し、スピリッツは370,000円(同)とお高くなり、当然価格に跳ね返るわけです。

結果、焼酎メーカーはどうするかというと、①そもそも木樽で熟成させない、②木樽熟成させて色味のついたスピリッツを強めに濾過して色味を基準よりも薄くする、③食物繊維等を添加してリキュール(アルコール度数13%未満で1klあたり酒税120,000円)扱いにするなどの措置とするわけです。

100%税務署の都合で、美味しくするための工夫を避けなければならなくなったり、不要な手間をかけてわざわざ不味くしたりする羽目になるわけです。

うん百年の歴史を持つ焼酎ですが、検査が面倒な税務署が楽に酒税を徴収できるよう、焼酎メーカーが手間を掛けてわざわざ価格競争力や味を落とさないといけなくなっていますヽ(`Д´)ノ

お役所が楽をしたいので民間が苦労するという構図は正直どうなんだと思わずにはいられませんが、本品は基準以上の色味で食物繊維の添加等も行わないことで、スピリッツとして販売される焼酎です。

こうした動きが評判となって、何色だろうが焼酎は焼酎だとお国が動いて欲しいものです。

実際には焼酎も全部スピリッツに統合されて、酒税が上げられるんだろうなと思ってしまいますが( ´,_ゝ`)

愚痴は言い出すとキリがないですが、それはさておき、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ジャパニーズ・スピリッツ 薩州魂
種類:麦焼酎(日本の酒税法上はスピリッツ)
製造:濵田酒造㈱(鹿児島県いちき串木野市)
容量:360ml 40%
価格:1,078円(税込)
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価格からして過度な期待はとも思いますが、フルボトル(720ml)換算で2,156円というと焼酎として見るとそれなりのお値段です。さてさて。

【ストレート】
バニラやミルクキャラメルを思わせる甘い香り、軽くビターなチョコレート、少し生木っぽさのある樽材の木の香り、ほんのりとオレンジやレモンを思わせる香りに麦の穀物的な香りを感じます。

口に含むと、アルコールの刺激は度数相応にあります。シトラスフレーバーにマーシャルビーンズ、木材のだし汁、奥の方から漂ってくる焼酎らしい麹の華やかさを感じます。後口は樽由来のバニラを思わせる風味で甘めに感じられ、余韻や鼻に抜ける香りに焼酎らしさを感じることができます。

香りや飲んですぐの感じでは樽由来のものが多く感じられ、焼酎らしさは樽香に押されてしまったかなと思ったのですが、後半~余韻にかけて、焼酎っぽい風味や麹の華やかさも感じられ、なかなか面白い感じがします。

【加水】
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トワイスアップ(1:1加水)にすると、樽系の香りは弱まりますが、ふわりとバニラを思わせる香りや軽めの樽香、ナッツ類を思わせる香りを感じます。その分、焼酎らしい香りがより前面に出てきて、プレーンでドライな香りが強まる印象です。

口に含むと、バニラやミルクキャラメルを思わせる甘みに木の香り、そこに焼酎の麹の華やかな甘みも加わって、一風変わった甘さになっています。あぁ麦焼酎っぽい風味もあるなと、ここに来てようやく私の粗末な鼻と舌でも感じられます(笑)

【ロック】
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オンザロックにすると、木の香りにプレーンなシロップ、少しだけ蜂蜜を思わせる香りを感じます。冷却されていますので香りはおとなしめですね。

口に含むと、しっかりと麦焼酎の風味があるところに、更に樽由来のバニラ風味や木の香りが加わり、非常にコッテリとした飲み口です。強めの甘みに後半から硬質感やドライさが感じられ、好みは出そうですがなかなか面白い風味になっていると思います。


水割り(1:2加水のオンザロック)にすると、樽系の香りももちろんありますが、より焼酎らしさが強まる印象です。

口に含むと、オンザロックよりも甘さが薄まり、より万人受けしそうな飲みやすい味になってきます。オンザロックでは甘ったるく感じてしまう人には水割りなど加水してみるのが良さそうです。

【その他】
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ハイボールにすると、薄く甘めの樽香と少しの硬質感を感じます。口に含むと、バニラ風味の甘めの樽香に焼酎ハイボールらしい酸味、麹の甘やかな風味を感じます。

ちょっと風味がとっ散らかる感じでしょうか。美味しくないわけではないですが、個人的にはあまり好みではないかなというところ。

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お湯割り(1:3加水)にすると、樽材の木の香りにバニラ風味の甘い香り、香ばしい穀物感を感じます。口に含むと、樽系の甘みも感じますが、穀物的な甘さが感じられ、甘みのバランスが良いように感じます。

個人的にはお湯割りで飲むのが一番でしょうか。寒い時期以外ならオンザロックですが(・∀・)

【感想】
シンプルな樽感が強く熟成感には欠けますが、個人的には焼酎の可能性を感じられた一本です。

本品を5年、10年、20年と樽内で熟成させたらどうなるのか、やってはくれないでしょうが、ある意味で真のジャパニーズウイスキーとでも言うべき代物になってくれるかもしれません。

本品そのものは樽系の香味がやや目立つ印象で、暑い鹿児島での熟成で樽材のエキスばかり出たか、熟成が浅く樽材の要素以外が目立ちにくいか、樽が小さかったり新し目の樽でエキスがたっぷり残っていたりしたか、要因はこうしたものの複数あるいは全部なのかもしれません。

価格は焼酎としては安くないかもしれませんが、木樽熟成で無理やり強く濾過していないという面白みがありますし、ウイスキーっぽさも焼酎っぽさも兼ね備えていますので、特に両方とも好きだという方には興味深い一本なのではないかと思います。

超長熟の樽熟成焼酎、それも今の酒税法ではスピリッツになってしまうようなお酒を、生きている間には飲んでみたいんですけどね。どこかやってくれないものでしょうかヾ(´ω`=´ω`)ノ

【リピート】
是非、より長熟のものにもチャレンジしてみてください。少々お支払いしても惜しくありません(笑)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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