ポッキーの酒的備忘録

日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなどなど、私、ポッキーが毎日のように飲むお酒の私的備忘録です。 テイスティング能力、語彙ともに貧困ですが、記録に残すことで少しづつ慣れていければいいなぁ… お酒との組み合わせ、食事や肴についても記録に残していきます。 自分がリピートする際の参考に。どなたかの参考にもなれば幸いです。

サントリースピリッツ

トリスハイボール缶 夜風のトニック

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皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は缶ハイボールを飲みます(∩´∀`)∩
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プライムハイボール

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は缶ハイボールを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは、セブン&アイホールディングスとサントリースピリッツの共同開発商品である「プライムハイボール」です。

商品説明は以下のとおりです。

厳選されたモルト原酒とグレーン原酒を伝統の技術でブレンドし、ほのかに甘い香りとふくらみのある味わいに仕上げた「セブンプレミアムウイスキープライム」を使用し、ウイスキーの美味しさをしっかり感じられるアルコール度数8%で仕上げたハイボールです。適度なレモン感もきいてスッキリした味わいで、日々の晩酌で心地よく、ゆっくり酔える時間をお届けします。

というわけで「セブンプレミアム サントリーウイスキー プライム」を使用したハイボールです。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:プライムハイボール
種類:缶ハイボール
製造:サントリースピリッツ株式会社
容量:350ml 8%
原料:ウイスキー、レモンスピリッツ、レモン、糖類、香料、酸味料
価格:159円(税込)
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【香り】
キリ◯レモンなどレモン風味の炭酸飲料を思わせる香り。あまりウイスキーらしさはありません。

【味】
妙な甘さとレモンスピリッツの風味、後味はカラメルなのか木材の風味なのか、何とも形容し難い。

【感想】
この価格でクオリティを求めるのが間違っているのかもしれませんが、が、しかし…。
プレミアムを名乗って良いものなのかどうか、ちょっと色々コメントが難しいです。

【リピート】
しません。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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サントリー21 特級表記

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はジャパニーズウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのはサントリーの「サントリー21」です。

「サントリーQ」と共に、某地方の酒屋で見かけたものを捕獲したものです。2種類とも本当に1ケース分くらいズラリと並べられていました(笑)

やはり1980年代半ば~後半で終売になっているようですので、本品についてもWikipediaより説明を引用させてもらいします。
1984年にサントリーQと同じく、ライト&スムースタイプのウイスキーとして発売。キャッチコピーは「ハタチを過ぎたら21」で、同じくブランデーも発売されていた。過去に放映されたCMにはフランス出身の姉妹ピアニストとして知られるラベック姉妹が出演し、長いグランドピアノに座って連弾を披露している。
さて、本品は1989年まで続いた従価税表記のあるウイスキーです。特級・1級・2級とあった中で、本品の階級は特級です。原酒混和率27%以上のウイスキーということになり、「Q」よりも上位ランクのウイスキーということになります。

CMに起用されていたのはラベック姉妹。
 
 
1本の動画に2本のCMが挿入されていますが、最初のCMでは当時の価格で2,330円、2本目のCMでは2,200円となっています。CM切り替えのタイミングで値上げがあったんでしょうね。

「Q」の価格が1,000ml瓶で2,200円、500ml瓶では1,100円程でしたので、ちょうど2倍の価格設定ということになります。

「Q」とはどの程度違うものなんでしょうか。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:サントリー21(特級ボトル)
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:サントリー株式会社
容量:500ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,200円~2,330円(当時)
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【ストレート】
レモングラスにミントなど青々しいフレーバーに粉っぽさ、土壁を思わせる香り、麦芽の穀物的な香りに香ばしい甘さのクッキー、白ぶどうやりんごを思わせるフルーティさ、白玉を思わせる香りを感じます。

口に含むと、レモングラスにミント、りんごに黄桃、少し白ぶどう、モルティな甘み、粉っぽさに土壁を思わせる風味、チョコレートやバニラを思わせる樽香を感じます。

30数年間ボトル内に閉じ込められていたこともあり、特に香りは初めかなり閉じていましたが、スワリングしたりしばらく時間を置くことで開いてきてくれました。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、りんごに白ぶどう、少し白玉や白粉を思わせる香りにモルティな甘い香り、土壁っぽい香りのライトなピート香、樽材の木の香りを感じます。

口に含むと、水飴を思わせるプレーンな甘みにモルティな風味、じんわりとアルコール感にレモングラスやミント、土壁を思わせる風味、ぶどうやりんごを思わせるシェリー樽原酒系の風味を感じます。


トワイスアップ(1:1加水)にすると、白ぶどう、りんご、杏、少し黄桃を思わせるフルーティさ、甘めのモルティな香り、レモングラスやミントを思わせる香り、うっすらと土っぽさのあるピート香を感じます。

口に含むと、白ぶどうやりんごを思わせるシェリー樽原酒系のフルーティさ、モルティな風味に水飴を思わせるプレーンな甘みを感じます。

加水しても薄べったくは感じません。なかなか美味しいと思います。

【ロック】
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オンザロックにすると、シェリー樽原酒由来と思われる白ぶどうやりんご、少しイチゴを思わせるフルーティさ、うっすらと樽香、プレーンな甘みを感じます。

口に含むと、レモングラスにミント、樽材のビター、白ぶどうやりんごを思わせるシェリー樽原酒由来と思われる風味、少しタンニン、モルティな甘みを感じます。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、ほんのりとシェリー樽原酒由来と思われるフルーティな甘みを感じますが、香りの立ちはかなり弱くなります。

口に含むと、軽めのシェリー樽原酒系のフルーティさに薄手のモルティな甘みを感じます。

オンザロックはなかなかに美味しいと思いました。ハーフロックでもフルーティさた甘みが感じられて悪くありません。

【その他】
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ハイボールにすると、ハーフロック同様に香りの立ちは相当程度弱くなります。口に含むと、炭酸の爽快感にうっすらシェリー樽原酒系のフルーティさ、プレーンな甘みが感じられます。

さっぱり味のハイボールですが、これはこれで味があってなかなか美味しいと思います。

【飲み比べ】
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「サントリーQ」と「サントリー21」を飲み比べてみます(・∀・)

[香り]
「Q」の方は土壁っぽい香りなどピート香がやや目立つ印象です。「21」の方はモルティさやフルーティさなどがしっかり感じられます。モルトウイスキーの混和率がモノを言っているんじゃないでしょうか。

[味]
「Q」の方がシェリー樽原酒系の風味をしっかりと感じられますが、「21」の方がモルティな風味などより多様な香味が感じられる印象です。

【感想】
悪くないしむしろ美味しい。

ところどころ香味がプレーンすぎるきらいはありますが、”ライト&スムース”という方向性上、ある程度、意図・覚悟してのブレンドだろうと思います。

「Q」と比較すると本品の方が奥行きが感じられ、水や氷、ソーダ水などで割ってもより楽しむことができた印象でした。1級と特級、価格も2倍ですし、単純にモルトウイスキーの混和率の違いだけなのかは私の粗末な鼻と舌ではわかりませんが、香味の要素は近しいように感じましたので原酒の構成自体はそう大きくは違わないんじゃないでしょうか。

オススメの飲み方は少量加水かオンザロックです。この手のライトなウイスキーはカクテル材にも良さそうですね。

発売数年で終売と短命に終わってしまったのは何が要因だったんでしょうかね。当時のウイスキーの日本での一般的な飲み方は水割りだったでしょうから、”ライト&スムース”な本品ではあまりに弱すぎたんでしょうか。

スコッチやバーボンなど舶来信仰に勝てなかったのか、おじ様ウケはイマイチではなかったかと思いますのでセグメントを小さくしすぎてしまったのか、そこまで悪くないウイスキーなだけに残念です。

本家のカティ・サークは日本を始め世界中で今も飲まれていますし、単純に特級時代のスコッチやバーボンのクオリティ、カクテルやチューハイのオシャレ感(笑)に届かなかったのかもしれませんね。

【リピート】
やはりさすがにもう見かけることはないでしょう(笑)

それでは今回はこの辺で。

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サントリーQ 1級表記

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はジャパニーズウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのはサントリーの「サントリーQ」です。

ウイスキーをメインに据えたブログのはずなんですが、サントリーのウイスキーについて記事にするのは、蒸留所見学を除くと5月以来です(笑)

だいぶ更新をサボった時期もありましたので致し方ないのですが、まぁ久しぶりですね(ノ∀`)

さて、本品についてはWik◯pediaより説明を引用します。
1983年に新世代向けのカジュアルなウイスキーとして発売される。ライトかつスムースな口当たりを売りにし、当時若い世代を中心にカフェバーで流行していたカティ・サークに対抗した、緑色のボトルが特徴。CMにMTVで隆盛を極めていたニュー・ロマンティックの代表的アーティストとして知られるデュラン・デュランを起用。250mlボトル、500mlボトル、1000mlボトルと3種のタイプが存在した。今も地方の酒屋で稀に見かけられることもある。
というわけで、本品は地方の酒屋で稀に見かけられたものを購入したものです(笑)

1983年に発売され、数年後の1980年代半ばには終売になっていたらしいウイスキーなんですが、それから約30年経過しているというのに、酒屋の棚に現行品かのようにズラリと並べられて売ってありました(´゚ω゚):;*.:;

在庫の回転がどうとかそんな言葉を笑い飛ばしてしまうような、地方の面白さを感じられた瞬間であったのかもしれません(ノ∀`)

さて、本品は1989年まで続いた従価税表記のあるウイスキーです。特級・1級・2級とあった中で、本品の階級は1級です。

級の括りは価格や原酒(モルトウイスキー)の混和率によって定められていました。本品発売当時の1983年では、原酒混和率17%以上27%未満のウイスキーが1級とされていました。特級は27%以上、2級は10%以上17%未満とされていたようですので、10%を下回るとウイスキーを名乗れないということだったんでしょうかね。

上記の引用にある通り、今も日本でも広く販売されているカティ・サークを意識したウイスキーだそうで、確かにボトルの色味なんかはそっくりですね。

同じく引用にある通り、ロックバンドのデュラン・デュランがCMに起用されていました。


 
このCMによると、当時の価格は1,000ml瓶で2,200円。1989年以前で消費税はない時代です。発売当時の昭和58年(1983年)の大卒初任給が132,200円程でしたので、現在のおよそ3分の2程ということになりましょうから、現在の感覚でおよそ3,300円くらいでしょうか。

カティ・サークというと現在は千円少々で購入できてしまうウイスキーですので本家よりも随分と高いような感覚も覚えますが、当時は輸入スコッチがべらぼうに高かった時代ですし、どちらかというと割安な価格帯だったのかもしれませんね。

原酒混和率に制限のある1級ボトルで、味わいはライトかつスムースとか言われると嫌な予感しかしない気もしますが、さてさて。

発売数年で終売という事実が物語るのか、はたまた時代を先取りしすぎただけなのか。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:サントリーQ(1級ボトル)
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:サントリー株式会社
容量:1,000ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,200円(当時)
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【ストレート】
まずはしっかりとウッディな樽香、薄い水飴や焼酎甲類を思わせるプレーンな香りを感じます。

しっかりスワリングして時間経過させると、徐々に開いてきて、粉っぽさに緑の草や土壁を思わせる香り、麦芽の穀物感とコク、ほんのりとクッキーを思わせる甘めの香ばしさ、洋梨に白ぶどう、レモンや杏を思わせる薄手のフルーティな香りを感じます。

口に含むと、レモングラスにプレーンな甘み、軽めの樽香、黄桃に洋梨、白ぶどう、麦芽の甘みとコク、粉っぽさや土壁を思わせる風味を感じます。

ライトなピート香に軽めのシェリー樽原酒系と思われるフレーバーが中心で、軽めの樽香に加えて意外と麦芽の風味がしっかりと感じられる印象でした。

特級時代のカティ・サークは以前にミニボトルで飲んだことがあるだけですが、なるほどそれっぽいなと思わせる要素は確かにあるように感じました。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、レモンに少しグレープフルーツの皮、土蔵や土壁を思わせる香りに緑の草の香り、香ばしいクッキーに樽香、少しクリーミィな甘さを感じます。
口に含むと、じんわりとアルコール感、粉っぽい口当たりに軽めのレーズンや白ぶどう、ミントやまだ皮の青いレモン、ほんのりとカスタードクリーム、麦芽糖を思わせるプレーンな甘みを感じます。


トワイスアップ(1:1加水)にすると、柑橘系の酸味にミントやパクチーを思わせる香草系の青々しさ、土蔵や土壁を思わせる香り、りんごに白桃、麦汁の甘い香り、軽めの樽香を感じます。

口に含むと、ほんのりとミントフレーバーにレモン、りんご、洋梨、白ぶどうなどフルーティな風味、土壁を思わせる湿気を帯びた土の香り、麦芽糖を思わせる甘みを感じます。


ライトかつスムースな口当たりが売りということで、加水すると薄べったい印象になることも想定していましたが、いずれのフレーバーもライトではあるのですが、各香味の線の太さが感じられて薄べったくは感じません。

元々こうなのか経年でこうなったのか、オールドボトルの面白いところの一つだろうと思いますが、加水しても美味しく飲めます。

【ロック】
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オンザロックにすると、香りはあまり立たなくなります。かなりうっすらと土壁っぽい香りにごくほんのりとレーズンや白ぶどうの香りを感じます。

口に含むと、トロミを帯びた口当たりにパイナップルや黄桃、りんごを思わせるフルーティさ、シロップのようなしっかり目の甘さに軽めの草っぽいピート香、うっすら土壁を思わせる風味を感じます。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、ほぼ香りは立たなくなり、薄まった焼酎の水割りのような印象を受けます。

口に含むと、シェリー樽原酒由来と思われる薄手のレーズン、ピート由来か樽材由来か判然としませんがビターな風味、麦芽糖を思わせる甘みを感じます。

更に加水を増やして水割り(1:2加水)にもしてみましたが、ピート香や樽香はあまり感じられず、ほんのり甘くて飲みやすかったです。時代背景的にもウイスキーは水割りで飲んでいた頃でしょうしね。


オンザロックは口当たりにトロミが出て、フルーティさや甘みをしっかりと感じられてなかなか良かったです。ハーフロックも悪くありませんが、いっそ水割りまで加水してしまった方がダラダラ長く飲めて良い感じです。

【その他】
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ハイボールにすると、やはりウイスキーを思わせる香りは相当程度、希薄です。よくよく嗅ぐと土壁っぽいピート香やほのかなフルーティさ、プレーンな甘みが感じられる程度です。

口に含むと、真っ先にぶどう風味が感じられますが、その後は焼酎甲類のソーダ割りかのようなプレーンな風味です。

ほんのりぶどう風味の炭酸飲料といったテイストで、さっぱりしていてこれはこれでアリだなと思うのですが、やはりこの頃はハイボールで飲むことはあまり想定されていなかったんでしょうね。

ウイスキーの味が邪魔にならない分、コーラでもジンジャーエールでも好きな炭酸飲料で割って飲むのが一つ正解の飲み方のように思います。


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ホットウイスキーにしてみると、軽めですがオールドボトルらしいシェリー樽原酒感、樽香にライトなピート香が感じられます。温められることで甘めの香りがしっかり立つようです。

口に含むと、シロップで甘みをつけた焼酎甲類のような、プレーンな甘い味。うっすらぶどうっぽさもないではありません。

甘口で飲みやすくてむしろ美味しいんですが、ウイスキーっぽさはゼロかな(笑)

【感想】
ただのネタだと思ったのに、意外と美味しい。

外見だけでなく、中身もしっかりとカティ・サークを意識したライト&スムースな味わいになっていると思います。

中身ですが1983年の発売ということで、共に1973年設立の白州蒸溜所のモルトウイスキーと知多蒸留所のグレーンウイスキーがそろそろだったんじゃないかと思いますので、これらがメインなんじゃないでしょうか。モルトウイスキーに関しては輸入のバルクウイスキーの可能性もありますが。

特にハーフロックやハイボールにした時などに、あまりにプレーンに感じるのはモルトウイスキーの混和率が低めであることに加えて、グレーンウイスキーが若すぎることが要因だろうと思います。焼酎甲類(醸造アルコール)とブレンドしてある地ウイスキーに通じる部分がありました。

とはいえ、ブログネタになればいいかと思い美味しくない前提で購入してきたはずが、良い意味で期待を裏切られました。すごく美味しいというわけではないですが、十分なレベルのウイスキーだと感じました。

本品がほんの数年で終売になってしまうあたり、当時のウイスキー、特にスコッチのレベルの高さが窺い知れるところではありますが、単純に時代に合わなかった面もあるのだろうと思います。

良くウイスキーを飲んでいたであろうおじさま世代は、「オールド」や「ローヤル」さもなくば舶来スコッチへの信奉が強かったでしょうし、ウイスキーは高価なもので自宅でチビチビ飲むかスナックなどで水割りで飲むかという感じだったんじゃないかと思います。

本品は当時それまで、主たるターゲットではなかったであろう若者をターゲットに、気軽にオシャレにウイスキーを飲んでもらおうとしたんだろうと思います。

完全に個人の想像ですが、当時はバブル経済またはその前夜という感じで好景気に湧いていた頃でしょうし、日本の歴史上、若者が最も金を持っていたまたは持ち出していた時代ではなかったかと思います。

そうすると美味しいかどうかはともかくとして、カティ・サークの廉価品・代替品を飲むのではなく、少々無理をしてでもカティ・サークそのものを飲んだんじゃないかと思いますし、時代的にはぼちぼちバーボンの人気が高くなっていた頃ではなかったかとも思います。

本家イギリスからスコッチ、アメリカからテイストの異なるバーボンが輸入され、かつどれもレベルが非常に高かった時代です。

加えて日本の若者が金を持つようになっていたという時代背景の中で、若者は日本のウイスキーではなくカッコつけて舶来ウイスキーを飲もうとしたか、さもなくばカクテルやチューハイといったちょっとオシャレなお酒を飲んでいたんじゃないでしょうか。

輸入洋酒に圧されたのと、マーケティング、ターゲッティングが上手くいかなかったのがあっという間の終売の理由なんじゃないでしょうか。

今の時代にこの価格でこのクオリティのウイスキーだったら、十分売れるんでしょうけどね(;´∀`)
商売とは難しいものですね。

なんだかんだ書きましたが色々な飲み方で楽しめますし、フルボトル消費するのに苦労はなさそうです。面白い体験ができました。

【リピート】
恐らくさすがにもう見かけることはないでしょう(笑)

それでは今回はこの辺で。

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三度、サントリー白州蒸溜所

皆さんこんばんは、ポッキーです。

過日、2015年10月2016年7月に続いて三度目となる、山梨県の”サントリー白州蒸溜所”への訪問をしてきました(∩´∀`)∩

富山県の”若鶴酒造 三郎丸蒸留所”、長野県の”本坊酒造 マルス信州蒸留所”と合わせて訪問してきました( ^ω^)

3日で3県、3つの蒸留所をハシゴするというものでしたが、正直、体力的にも酒量的にもさすがにきつかったなと終わってから反省しました(笑)

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今回の旅程である意味、一番の驚きだったのが、白州蒸溜所最寄り駅であるJR小淵沢駅の駅舎が建て替えられて真新しくなっていたことでした(゚Д゚≡゚д゚)エッ!?

確かに古びた駅舎ではあったのですが、タクシーの運転手さんに聞けばやはり、外国人観光客など白州蒸溜所を訪問するのに小淵沢駅で乗降車する人がかなり増えていたとのことで、そのあたりが大なり小なり加味されての駅舎新築だったんじゃないでしょうか。

白州蒸溜所は山梨県北杜市にあり、最寄り駅は上述の通りJR小淵沢駅です。今回は前日に長野県駒ヶ根市から山梨県甲府市まで移動して宿泊しており、甲府駅からJR中央本線で小淵沢駅まで移動しました。

甲府駅から小淵沢駅までは所要時間40分ほどで、乗り換えなしで行くことができます。駒ヶ根駅から甲府駅だと途中で小淵沢駅を通り過ぎてしまうのですが、甲府市はこれまで何度か訪れていて安心感があることや、県庁所在地ということもあって賑やかでお店も多いので甲府泊としました。

小淵沢駅から白州蒸溜所までは、土日祝日であれば無料のシャトルバスが運行しています。小淵沢駅から白州蒸溜所までは所要時間15分ほどで、1時間に多くて2本程度の運行です。上手く時間を合わせることができればその分を飲み代やお土産代に回せますよ(´∀`*)

平日に白州蒸溜所を訪問される場合には、タクシーが基本になるかと思います。路線バスの場合は小淵沢駅ではなくJR韮崎駅から白州蒸溜所最寄りのバス停である松原上バス停まで行くのが便利なようです。所要時間は40分ほど、料金は1,000円です。

十分な広さの駐車場がありますので、お酒を飲まれない方と同道されるのであれば自家用車でも差し支えありません。

タクシーは小淵沢駅から白州蒸溜所まで所要時間15分ほど、料金は2,000~2,500円程です。往復するとなかなかの金額になりますので、グループで乗り合わせたり極力シャトルバスを活用するのが良さそうです。

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白州蒸溜所内のウイスキー博物館がガイドツアーの待合所も兼ねています。最上階には展望室もありますし、展示内容はかなり充実していますのでじっくり見て回ればけっこうな時間が潰せ(?)ます。

無料のロッカーも設置されていますので、不要な荷物は預けて身軽になって蒸留所見学を楽しめます(・∀・)

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白州蒸溜所ツアーは所要時間約80分、料金は1,000円です。原則、事前予約制で、未成年の参加はできませんのでご注意ください。

ツアーだけでなく蒸留所の自由散策もすべて予約制になっていますが、空きがあれば予約なしで訪問しても入れてもらえます。ただ、今回は平日である月曜日に訪問したにも関わらず蒸留所ツアーは大入り満員でしたので、自由散策はともかくとしてガイドツアーはきちんと予約しておいた方が良さそうです。

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定番ですが麦芽とピート(泥炭)の展示。ピートは経年のせいか、火で焚いていないせいか、そのままではほとんど匂いがありませんでした。

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麦汁を製造する巨大なステンレスタンク。ジャパニーズウイスキーとして最小規模の三郎丸蒸留所、中堅どころのマルス信州蒸留所と見学してきた後なだけに、尚更サントリーの生産規模の大きさに驚かされます。

床下まで何メートルもある巨大なステンレスタンク、しかもこれがいくつもあるわけですから、さすがは世界第三位の蒸留酒メーカーにまで成長しているサントリーですよね。

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できあがった麦汁を発酵させる木桶発酵槽。ステンレス製の発酵タンクを使用するところも多い中で木製にこだわるのは、木に棲み着く自然の乳酸菌を活用するためだそうです。樽材は北米産(カナダだったかな)のもみの木だそうで、冷涼な場所で育つ木だけに保温性に優れているのだとか。

発酵させるための菌に働いてもらうにはある程度の温度が必要ですしね。

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スコットランドのように多数の蒸留所がひしめくわけでも、ボトラーズ(樽買い瓶詰め業者)が発達しているわけでもない日本では原酒を互いに融通し合う文化とはなっておらず、単独で多様な原酒を作り分ける必要があります。

軽く10を超えるポットスチル、そして形状はどれもマチマチとなっており、これによって蒸留の具合が変わり、個性の異なる原酒を作り分けることができています。

日本の地ウイスキーメーカーの持つポットスチルは1~2機が基本で、初留・再留の一対を超えて保有する蒸留所となると、サントリー以外にはニッカウヰスキーの余市・宮城峡蒸留所かキリンディスティラリーの富士御殿場蒸留所だけとなりますので、ここでもやはりサントリーの生産能力の高さが窺えます。

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樽を貯蔵して原酒を熟成させるウェアハウス。手前は展示用のオブジェだそうですが、奥は本当に原酒が眠っているそうです。一体どれほどの樽が貯蔵されているのか…スマホのカメラでは奥まで見えませんでした。

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見学を終えるとガイドツアー最大のお楽しみ、試飲タイムです( ^ω^)

「シングルモルト白州」にその構成原酒である「ホワイトオーク樽原酒」「ライトリーピーテッド原酒」をウイスキーに合うおつまみと共に楽しむことができます。

少量加水やトワイスアップによる変化を楽しみながら参加者みんなで飲んでいく流れですが、お構いなしで全部ストレートで飲みました(´∀`*)

シングルモルト白州は別にもう一杯、ハイボールとして飲むことができます。ハイボール用のソーダ水は白州蒸溜所と同一敷地内で採水・ボトリングされる「南アルプスの天然水 スパークリング」、氷は同天然水を凍らせた大きめのロックアイスということで、非常に親和性の高い美味しいハイボールが楽しめました。

白州蒸溜所を訪問する際は、やはりこのガイドツアーはマストではないでしょうか。今回も満足させてもらいました(∩´∀`)∩

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ガイドツアー終了後は白州蒸溜所内にあるレストランで昼食です。訪問時には毎回このレストランで食事していますが、今回は飲み物は「響 ジャパニーズハーモニー」、食べ物はソーセージ盛り合わせとウイスキー樽燻製のローストビーフにしました(´∀`*)

ローストビーフは葡萄ソースも含めてなかなか美味しかったです。ハイボールでも良いですが、オンザロックと合わせるか、赤ワインで食べたい感じ。ソーセージ盛り合わせも定番のお味でした。

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蒸留所訪問はまだまだ終わりません(笑)

最後は蒸留所併設のバーでちょっと良いお酒を堪能して終わりにします(・∀・)
が、今回はまさかの「白州18年」が欠品…(゚ロ゚;)エェッ!?

今回は白州18年はできれば2杯飲もうくらいの気持ちで来ていただけに残念(ノ∀`)
15mlとはいえ600円は今のご時世ではとてもリーズナブルですしね(´・ω・`)

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じゃあとばかりにむしろスコッチに走ってみました。

「マッカラン18年」と「グレンフィディック21年」です。早くも舌がバカになっていたのか、美味しいけど…?という印象。期待したほどではないなと思ったのはハードルを上げすぎたこととガイドツアーやレストランで既にそこそこ飲んでしまっていたからでしょう。

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白州18年がないならば、と「山崎18年」です。この日は体調のせいかタンニンを強く感じてしまい、楽しみきれなかった感じですが、やはりこのクラスになると美味しいですね(´∀`*)

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15mlの液体の価格としては非常にお高いものですが、ボトルを購入することを思えば手は届きます。ここまで来たからには飲まねばの「白州25年」です。

この価格を出してでも絶対に飲めとはもちろん言えませんが、私の場合は次に行っても絶対注文すると思います。やはり( ゚Д゚)ウマー...でした。

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白州25年で締めても良かったんですが、この日は本当にタンニンを強く感じてシェリー樽原酒系をいつもほどには楽しめませんでしたので、変わり種の「響17年構成原酒 ミズナラ樽」を最後に持ってきてみました。

最低17年以上熟成のミズナラ樽原酒ですからそりゃ美味しいよねってなもんですが、独特のオリエンタルな風味が楽しめ、この日はこれを最後にして正解だったと個人的には大満足でしたヽ(○´∀`)人(´∀`○)ノイェーイ♪

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〆は小淵沢駅の立ち食い蕎麦屋で(笑)
旧駅舎の頃からの人気店で、新築されていたのでどうなったかなと思いましたが、きちんと新しい駅舎にも入っていました(・∀・)

大きなとり天のような鶏唐揚げのようなが乗った山賊そばに馬肉をトッピング( ^ω^)
唐辛子も多めに振って蕎麦をたぐると美味しいこと美味しいこと。汁の旨味が酔っ払いの身体に染み渡っていきました(笑)

それでは今回はこの辺で。

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