皆さんこんばんは、ポッキーです。

大方の予想を裏切ってなのか、ある意味予想通りなのか、アメリカ合衆国大統領選挙にドナルド・トランプ氏が勝利しましたね。オバマ大統領が2期連続して政権を担い、3期連続は避けたいという共和党の支持者が多かったのであろうことや、超エリートかつ金権政治の匂いの強いヒラリー氏に対する反感が、私的メールアドレス利用問題も含めて相当強かったことが要因でしょうか。

世界一の大国、いつも陽気なアメリカ人というイメージが強いのですが、傍から見る以上に一般市民の政治(家)不信や停滞感が強かったのかもしれません。何か思い切った変化、変革を民衆が求めたということなんでしょうかね。

その余波を受けて日経平均株価は900円以上値下がりし、円相場は思い切り円高に振れ、少し戻したものの前日比1円以上の円高ドル安となっています。明日以降はどうなるんでしょうか(;´∀`)

為替や株もそうですが、日米同盟、米軍基地、TPPなどなど、日本とアメリカの関係、そしてアジア、中国、ロシアとの関係はどのような動きをみせるのでしょうか。大統領就任が確定したトランプ氏の言動が引き続き凄まじい強気なものとなるのか、落ち着くべきは落ち着いてくれるのか、当分大騒ぎなんでしょうね(;´Д`)

良くも悪くもアメリカ合衆国から目が離せませんね(ノ∀`)


(・ω・ノ)ノオイトイテ


それでは今日もニッカウヰスキーの「ブラックニッカ」シリーズを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは平成27年8月31日で終売になってしまった、「ブラックニッカ8年」です。

ブログを開設した当初にも1本飲んだ記憶がありますが、1年前とは違う感じ方ができるのかどうか、せっかく「ブラックニッカ」をあれこれ飲んでいるところでもありますし、また1本飲んでみようと思います(・∀・)

本品は平成14年(2002年)に発売され、平成27年(2015年)に終売となっています。平成27年8月31日は、ニッカウヰスキーのウイスキーやブランデーが合計49品目も一気に終売となった日であり、ニッカウヰスキーファンにとっては悲劇ともいうべき日だったかと思います。

マッサンブームによるウイスキー人気が急速に回復する一方で、長らくウイスキーの消費量は右肩下がりを続けていたことから、原酒の生産量・在庫保有量は相当程度抑えられていたことから、特に余市蒸留所の原酒を中心に長期熟成の原酒が大幅に不足する事態となります。

また、ボトリング(樽から瓶詰めして実際に販売できる状態にする)などの生産能力もそれまでに設備や施設を休止・閉鎖するなどこちらも相当程度抑えており、需要の急増に対応できなかったことから、「余市◯年」「宮城峡◯年」など、製品に年数表記があるウイスキーが軒並み終売となった他、アイテム数が相当に切り詰められる事態となりました。

その中で他の製品と合わせて終売になったのが、本日飲む「ブラックニッカ8年」です。本品は余市蒸留所のモルトウイスキー、宮城峡蒸留所のモルトウイスキー、グレーンウイスキー「カフェグレーン」をブレンドするブレンデッドウイスキーです。名称に「8年」の年数表記がありますので、余市モルト、宮城峡モルト、カフェグレーンのいずれも最低8年以上の熟成が行われていることになります。

上述の通り長熟の原酒の在庫が逼迫する中で、モルトウイスキー、グレーンウイスキーともに8年以上の熟成期間を要する本品の販売維持は難しかったのだろうと思います。

アサヒビールの発売当初のニュースリリースは以下のとおりです。
アサヒビール株式会社(本社 東京、社長 池田弘一)は、ニッカウヰスキー株式会社(本社 東京、社長 宇野正紘)が製造するウイスキー「ブラックニッカ8年」を、9月25日(水)から全国で新発売します。メーカー希望小売価格は1本1,500円(消費税別)、容量700mlで、アルコール度数は40%です。

「ブラックニッカ8年」は、熟成に8年以上を費やしたモルトウイスキーとグレーンウイスキーを使用してつくられたブレンデッドウイスキーです。1本1,500円というお求めやすい価格で、8年という長期熟成を実現した本格ウイスキーとして発売するものです。飲みやすくまろやかな味わいとなる最良の熟成時期をニッカブレンダーチームが見極め、ブレンデッドウイスキーならではの洗練された味わいとお求めやすい価格を両立させました。

ニッカウヰスキー㈱は昭和37年、伝統的なスコッチウイスキーづくりに使用されていた連続式蒸溜機"カフェ式蒸溜機"を導入し、昭和40年には国産のグレーンウイスキーを初めて使用したブレンデッドウイスキーとして「新ブラックニッカ」(現在の「ブラックニッカスペシャル」)を発売しました。現在も、ロングセラーウイスキーとして多くのウイスキーファンにご愛飲いただいています。
また平成9年には、麦芽製造工程でピートを使用しない"ノンピートモルト"を原料に使用することで、クセのないすっきりとした味わいを実現した「ブラックニッカ・クリアブレンド」を発売しました。「ブラックニッカ・クリアブレンド」は、今や年間の販売数量が100万函を超える家庭用ウイスキーの主要ブランドとなっています。
今回発売する「ブラックニッカ8年」は、これら、ウイスキーファンに新しい提案を続けてきたブラックニッカブランドの第3弾として発売するものです。ラベルには、これまで「ヒゲのニッカ」としてウイスキーファンに長らく親しまれてきた"キング・オブ・ブレンダーズ(ブレンダーの神様)"のエンブレムを踏襲しています。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ブラックニッカ8年
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:ニッカウヰスキー株式会社
原料:モルト、グレーン
容量:700ml 40%
価格:1,620円(税込)
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年数表記ありで本体価格1,500円…やっぱりお値打ち品だったんですよねぇ (´▽`)

【ストレート】
柔らかなピート香にソフトクッキーやバターロールを思わせるオイリーな風味とパンの白い部分のような甘い香り、オレンジやレーズン、紅茶などシェリー系のフルーティな香りに樽の木材の香りを感じます。

スモーキーさ、麦芽の甘い香り、シェリー樽原酒由来の落ち着いたフルーティさに樽の木材の香り。熟成感にフレッシュさもあって非常に好ましい香りだと思います。

口に含むと、滑らかな口当たり、紅茶、煮た小豆、少しタンニンの渋み、オレンジに花の蜜を思わせるモルトの甘み、後口は「カフェグレーン」独特のバニラチョコレートを思わせる甘い香りに樽由来のビターチョコレート、木材の香り、そしてピート香。

価格的には「ブラックニッカ ディープブレンド」と同一で、「ブラックニッカ スペシャル」や「ブラックニッカ リッチブレンド」と比べても200円も開いていないわけなんですがこれは…(゚ロ゚;)

味の系統はピート香やシェリー樽原酒系の風味が主体で、「初号ブラックニッカ」から続く「ブラックニッカウヰスキー」や「ブラックニッカ スペシャル」と同じ路線上にあります。しかし、やはり最低8年以上熟成というのは大きいようで、本品はそれらの上位互換、より滑らかでマイルドなラグジュアリータイプの「ブラックニッカ」と言えそうです。ウイスキー冬の時代のご奉仕品と考えるのが良さそうですね(;´∀`)

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、オイリーな香りにピート香、バターロールやビスケット、醤油せんべい、煮た小豆の香りを感じます。

オイリーさとパンの白い部分のような甘い香りが主体で、ちょっと煮詰まったような濃い香りを醤油や小豆のように感じたのだと思います。

口に含むと、樽由来のビターな風味、オレンジ、マンゴー、パイナップルといったフルーティな甘酸っぱさ、ピート香に樽香、後口には紅茶やタンニンの渋みも感じられます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、ピート香にオレンジ、カリン、煮た小豆、オイリーさに食パンの白い部分を感じます。柑橘系の酸味を思わせる甘酸っぱさをかなりしっかりと感じます。とてもフルーティで、そこにピート香やオイリーな香り、食パンの白い部分のような麦の甘い香りが合わさります。

口に含むと、オイリーな口当たりに黒蜜、薄くピート香、樽由来のビター、後味はパイナップルやレモン、カリンを思わせる甘酸っぱさに、少し食パンの白い部分。

加水量が増えることで、シェリー樽原酒系の煮詰まった甘みや渋みから、モルトウイスキーのフルーティな甘酸っぱさがより強く感じられるようになり、それとともにカフェグレーンの風味も前に出てきます。ピート香はここまで加水するとさすがに感じるか感じないか程度になります。

加水の量によって感じられる風味に変化が生じ、飲みやすくもなります。だんだん色々な風味が薄くなりはしますが、ストレートだけでなく好みで加水して変化を楽しむのも全く問題ないと思われます。

【ロック】
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オンザロックにすると、オイリーな香り立ちにタンニン、ニカワ、食パンの白い部分、ごく薄くピート香を感じます。

口に含むと、パイナップルに蜂蜜、タンニン、樽由来のビター、オイリーさ、煮た小豆、紅茶、カラメル、チョコレート、バニラ、ピート香を感じます。

非常にバランスが良く、適度にアルコールの刺激もあって飲みごたえがあります。オンザロックはオススメです。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、オイリーさに薄く食パンの白い部分の香り。

口に含むと、黒蜜にメープルシロップ、樹液、樽由来のビター、薄くタンニン、ほんのりオレンジやレモンを感じます。元々しっかり目の香味だけに、氷と加水でここまで薄めてもまだしっかりと甘みを中心に香味は残っており、ハーフロックでも十分美味しいです。薄べったくならないのは「カフェグレーン」もグレーンウイスキーながら香味が濃いおかげかもしれませんね。

水割りにしても美味しいウイスキーだと思います。

【その他】
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ハイボールにすると、薄手のピート香に酸味混じりのすっきりとした甘い香りを感じます。口に含むと、軽めのピート香に樽由来のビターと炭酸の爽快感、軽めのカフェグレーンの甘みを感じます。

悪くはないのですが、本品の良さが出ていない感じになり、あえてハイボールで飲む理由がないという印象です。
 
【感想】
比類なきコストパフォーマンス。ニッカウヰスキー万歳(∩´∀`)∩
これがかつては実売1,300円程度で売られていたのですから、何の気なしに購入できていた方は羨ましいですね(;・∀・)

さすがは「ブラックニッカ」の頂点に立つ存在だっただけのことはあります。飲み方は問いませんが、ストレート、オンザロック、ハーフロックがオススメです。

【リピート】
残念ながら終売品です。終売になってまだ1年ですし、比較的よく見かけるのではないかと思います。定価で見かけたら「買い」をオススメします。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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