皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は休肝日にしようということで、たまにはお酒関係のニュースをご紹介します(∩´∀`)∩

ニッカウヰスキーが9月29日に、ウイスキーの原酒を大幅に増産すると発表しました。2017年中に宮城県仙台市にある宮城峡蒸留所の休止設備を再稼働し、2017年に国内全体で原酒を仕込む量を2016年比で4割増やすそうです。

ニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝氏を主人公にしたNHK連続テレビ小説「マッサン」の影響などでウイスキー人気が高まったほか、海外でも日本産ウイスキーが好評で輸出が拡大したことに起因してのことです。


ウイスキー原酒の熟成期間は最短3年は必要で、長い場合は数十年に及びますが、ニッカウヰスキーはウイスキー市場が将来にわたって成長するとにらみ増産に踏みきったようです。


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4割増産とは思い切ってきましたねΣ(・ω・ノ)ノ


マッサン放映直後の時には、一過性のブームに終わることを懸念してあまり生産量を増やしていなかったニッカウヰスキーですが、その後もウイスキーの人気が堅調で地ウイスキーブームまで起きていることや、数年後に東京五輪を控えること、日本だけでなく世界的なウイスキーブームで、同じく日本だけでなく世界的なウイスキー原酒不足になっていることなどから、ついに増産を決意したんですね。


写真は先日「ニッカウヰスキー宮城峡蒸留所」を訪問した時の記事にも掲載したものです。「増産工事【受付】守衛所」の案内が出ていましたし、蒸留所内もあちこち工事中でしたのでいよいよ増産に踏み切るのかとワクワクしていましたが、いきなり4割も増産とはニッカウヰスキーも勝負をかけてきましたね(´∀`*)


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また、宮城峡蒸留所の休止設備を再稼働するとのことで、確かに去年も今年も蒸留所を見学した際にはあちこち稼働していない建物が散見され、写真でも最奥の建物、右奥の建物は使用していない又はほとんど使用していなかったはずです。


余市蒸留所には訪問したことがありませんのでわかりませんが、少なくとも宮城峡蒸留所は増産余力がある施設であるわけですね。


ウイスキーは原酒の熟成に長い年月を要し、製品化まで長期間を要することから、将来の需要を見越して生産量を調整する必要があり舵取りには難しさが付き纏います。多すぎれば過剰在庫となり安値で売り捌いたり最悪廃棄したりすることになりますが、少なすぎればマッサンブーム以降のニッカウヰスキーのように主だった製品を軒並み終売にしてしまわなければならなくなったりするわけです。

製品化する際に需要が冷え込んでしまっている怖さはあるでしょうが、約3年後には東京五輪が控えており、若いながらも製品化できる原酒ができあがる時点での需要の目処は立ちますし、欧米各国、アジア新興国でもウイスキー需要は旺盛ですので、仮に日本でのウイスキーブームが沈静化したとしてもリカバリーは効くとの判断があったのだと思います。

個人的にはとにかく早い内に原酒を増産していただき、たっぷりと長熟用の原酒に回していただき、再び余市や宮城峡の長熟シングルモルトが気軽に飲める日が戻ってきてほしいと切に切に願っている次第です(・∀・)


(・ω・ノ)ノオイトイテ


同じく先日の宮城峡蒸留所訪問時の記事にも書きましたが、ニッカウヰスキー仙台工場宮城峡蒸留所に来春、映像やセミナーの専用室を備えたビジターセンターが新設されます。これまたマッサンブームの影響で来訪者が急増しているようで、蒸留所の歴史やウイスキーの製造法を紹介して、PR効果を高めたい考えだそうです。

来年3月にオープン予定で、隣接する既存待合所も改修し、ウイスキーの蒸留釜「ポットスチル」を展示するそうです。

現在の見学コースは蒸留棟や貯蔵庫を回り、ゲストホールで試飲するというもので、ビジターセンターではウイスキーのうんちくを伝える講座なども開く予定だそうです。

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©アサヒビール株式会社

ウイスキー原酒の増産といい、ビジターセンター新設といい、来年以降もニッカウヰスキーから目が離せませんね(∩´∀`)∩

ニッカウヰスキー最大のライバル、サントリーも山崎・白州蒸留所双方で既に原酒の増産を行っていますし、地ウイスキーメーカーも次々に新設や設備更新が行われています。

来年3月以降に宮城峡蒸留所に再訪したいのはもちろん、新たにできる蒸留所や改築・設備更新を行った地ウイスキーメーカーの蒸留所にも色々行けると良いなと思っています(*´Д`*)

も~楽しみが多くてしょうがないですね(笑)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ