皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は随分と久しぶりに焼酎を飲みます(∩´∀`)∩

本日飲むのは宮崎県は株式会社黒木本店の麦焼酎「百年の孤独」です。

黒木本店は創業明治18年の酒造会社です。製品は焼酎一筋で、芋・麦・米など定番の原料を使用して焼酎を製造しています。「甦る大地の会」という農業生産法人を自ら運営して原料の栽培を行っているそうで、焼酎を蒸留した後の焼酎粕や廃液を肥料に使用することで循環型の有機栽培に取り組んでいるそうです。

発酵に用いる酵母は自家培養した純粋酵母だそうで、芋、麦、米といった原料の違いだけでなく、同じ原料の中でも品種の違いによって数種類の酵母を使い分けているそうです。そうして作られる酒母(水と麹と酵母)を木桶仕込みによって発酵させることで、酵母に加えて木桶に住み着いた乳酸菌などの微生物が独自の複雑な味を生み出してくれるのだとか。

そんなこだわりを持って焼酎造りを行っている同社の製品だからでしょう、本品「百年の孤独」は一時期大変なプレミアが付く入手困難な焼酎となっており、見かける機会すらあまりない状況でした。

現在は焼酎ブームが落ち着いたこともあり、巷で見かける機会は多くなりましたが、今持ってプレミア価格で販売されることが当たり前になっており、定価で購入しようと思うと抽選販売などに応募したり酒屋さんと常日頃より親しくしておいたりする必要があるようです。

IMG_4186IMG_4185
本品は大麦を原料とした麦焼酎で、蒸留後にホワイトオーク樽で3~5年熟成させたものをブレンドしているようです。黒木本店による製品紹介は以下のとおりです。
上品で強く、オークやほんのりシガーの香りがある。凝縮感と滑らかさが特徴的で、ココナッツや香ばしい麦の風味などが幾重にも感じられます。水割りでは穀物の甘みが生まれ、様々な風味と溶け合い優しくも複雑な味わいとなります。お湯割りでは、コクが生まれ、よりボリューム感のある味わいを様々な複雑な風味と共に楽しめます。
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:百年の孤独
種類:麦焼酎
製造:株式会社黒木本店(宮崎県児湯郡高鍋町)
容量:700ml 40%
価格:3,132円(税込)
IMG_4188
【ストレート】
ドライなアルコールの揮発感に大麦の穀物感と香ばしさ、麹の華やかな香り、薄手の樽香を感じます。樽香が強すぎるとせっかくの焼酎らしさが薄れてしまうような気がしてあまり好みではないのですが、本品はあくまで樽香は焼酎本来の香りの邪魔をせずサブに回っている印象で、良い香りだと思います。

口に含むと、金属感のあるとてもクリアな味わいで、大麦の香ばしさと麦焼酎らしい甘み、少しの樽香を感じます。熟成感があり柔らかい飲み口で、とても飲みやすいです。

焼酎乙類でこんなクリアな味の焼酎ができるものなんですね。良い意味で焼酎の荒々しさのないとてもキレイな酒です。

【ロック】
オンザロックにすると、金属的な鋭さの感じられるドライなアルコール感に麹の華やかな香り、薄手の樽香を感じます。ツンツンした感じのない香りなんですがとてもシャープで、少々焼酎に対する印象が変わってしまいそうです。

口に含むと、麦の香ばしさに麦焼酎らしい麦の甘みが感じられます。しっかりとアルコール感はあるのですが、刺々しさはなく3~5年熟成という割りには熟成感があります。

ドライでクリアな味わいですので和洋中、肴の選択には苦労することはなさそうです。何にでも合いそうです。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、加水によって香りが開く感じはありませんが、麦の香ばしさがしっかりと感じられます。口に含むと、ドライでクリア、大麦の淡白でドライな味わいを感じます。

少しクリアすぎて痩せた味わいのようにも思ってしまいますが、ハーフロック~水割り(1:2加水)くらいで飲むと、焼酎はやはりとても飲みやすく、様々な肴との取り合わせが考えられて良いですね。ゆっくり長く飲むにはこれが良いかと思います。

【その他】
ソーダで割って焼酎ハイボールにすると、ドライな飲み口に大麦の穀物感があり、素朴な味わいで美味しいです。

お湯割りにしてみると、麦の香ばしさと麹の華やかな香りに一体感が出て、ドライさが和らぎとても柔らかいまろやかな香りになります。口に含むと、すごく柔らかい飲み口でマイルド、麦のほのかな甘みとコクが感じられ、これはとても美味しいです。

本品を手にされた方は是非、一杯はお湯割りを試してみてください(´∀`*)

ウーロン割りも少し試しましたが、これも普通に美味しく、少々もったいない気もしますが悪くないですよ。

【感想】
すごくクリアな味わいでキレイな酒質の焼酎。こういう焼酎もあるんですね。プレミアが付くのも理解できる素晴らしい焼酎だと思います。

飲みながら以前に飲んだ「野うさぎの走り」という焼酎に似ているなぁと思っていたんですが、記事を書くのに黒木本店のHPを見ましたら両方同社の製品だったんですね(笑)納得しました。

【リピート】
焼酎は普段遣いのお酒であってほしく、プレミア付きで購入はしたくありません。定価で購入できる機会があれば、是非リピートしたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ