皆さんこんばんは、ポッキーです。

先日の記事に引き続き、いよいよ今日は松井酒造(名)のウイスキーを飲んでみようと思います(∩´∀`)∩

本日飲むのは松井酒造のウイスキーの現時点でのフラッグシップモデルといえる「マツイピュアモルトウイスキー倉吉18年」です。

ピュアモルトウイスキーという言葉は、今はスコッチウイスキーでは使われなくなってしまっていますが、複数の蒸留所で蒸留されたモルトウイスキーをブレンドしたウイスキーのことを指します。

単一蒸留所ならシングルモルト、グレーンウイスキーとブレンドするとブレンデッドウイスキーですね。複数の蒸留所で蒸留されたモルトウイスキーをブレンドしたものは、以前はピュアモルトやヴァテッドモルトと呼称されることもありましたが、今はスコッチウイスキーではブレンデッドモルトで統一されています。

語感が良いのか、日本では現在もニッカウヰスキーやキリンディスティラリーでもピュアモルトという表現を使用しています。

さて、松井酒造による製品紹介は以下のとおりです。

「鳥取・大山山系の地中で濾過され、良好で安定した水質の伏流水を使用。倉吉の美しい自然と大地の恵みである湧水を厳選しました。18年以上樽で熟成させた歳月を感じさせる複雑で奥行きのある味わい、短期熟成では味わえない深く、芳醇な香りの余韻が続きます。口当たりまろやかで、バランスのよいピュアモルトウイスキー。至福の一杯をお楽しみください。」

それでは早速飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:マツイピュアモルトウイスキー倉吉18年
種類:ブレンデッドモルトウイスキー
製造:松井酒造合名会社(倉吉蒸留所)
原料:モルト
容量:700ml 50%
価格:12,960円(税込)
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松井酒造で自社蒸留しているのは焼酎だけだと思うのですが、倉吉蒸留所の名前を冠して販売するんですね(;´∀`)
無論、焼酎を蒸留している所ですから蒸留所を名乗って何も嘘は言っていません。ただ、ウイスキーに蒸留所名を付けて販売することでどのようなイメージを抱かせるか、そこはまた違う問題ですが。

【ストレート】
ドライなアルコール感にレモンやその果皮を思わせるシトラスフレーバー、薄手の蜂蜜、麦芽糖、食パン、バター、薄手の樽香に草の匂いを感じます。

口に含むと、レモン、オレンジ、べっこう飴、じんわりとアルコール感、余韻はミントを思わせる爽快なスパイシーさが感じられ、鼻からは草の匂いとバニラの香りが抜けるように感じます。

樽感は香り、味ともに強くなく、軽めの酒質でシトラスフレーバーを強く感じます。柑橘類やミントを思わせる香味で爽やかさやすっきり感はある反面、ややもするとさっぱりしすぎて物足りなくも感じそうです。

個人的にはスモーキーさを除いたS社のH州に似た構成だと感じました。ラベルはY崎っぽいんですけどね。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、アルコールの揮発感に乗ってクッキーを思わせる甘い麦の香り、レモンの果皮、ミント、麦芽糖、少しのオイリーさとバニラを感じます。

口に含むと、麦芽糖、青りんご、レモン、ミントを感じます。優しい甘さに酸味、爽やかな味わい。すっきりしすぎてもうひと押し何かが欲しいように思います。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、レモン、ミント、水飴、麦芽糖の香りを感じます。口に含むと、麦芽糖や水飴の甘さにミントの爽やかさ、少しのシトラスフレーバーを感じます。ミントや柑橘系の風味がやや弱まり、その分、麦芽の甘さをしっかりと感じられ、なかなか美味しいです。

【ロック】
オンザロックにすると、地ウイスキーっぽい土っぽさのある樽香、チョコ、樽材のエグみ、干し草、乾いた木材、ミント、麦芽糖を感じます。

口に含むと、強めのアルコールの刺激にシトラスフレーバー、ミント、ややオイリーで麦芽糖や水飴の甘さを感じます。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、ミントを思わせる香りにレモン、薄く麦芽糖、草の匂い、薄手の樽香を感じます。口に含むと、水飴、麦芽糖、樽香、バニラ、ミント、シトラスフレーバーを感じます。

水割り(1:2加水)にもしてみましたが、優しい甘さとミントを思わせる爽やかさ、少しのシトラスフレーバーで非常に飲みやすいです。基本的にはストレートよりも加水がオススメで、トワイスアップよりも氷も加えたハーフロック、水割りがよりオススメです。

このあたりからもやはりライトユーザーを主要ターゲットにしているんだろうな~と感じます。水割りでダラダラ飲むとなかなか美味しいです( ^ω^)

【その他】
ハイボールにすると、炭酸の爽快さにシトラスフレーバー、麦芽の甘い香りが良くマッチしています。口に含むと、ミントにレモン、麦芽の甘さ、薄手の樽香が感じられ、すっきり爽やかなハイボールでなかなか美味しいです。今の時期にぴったりで、ゴクゴク飲みたい感じです。

【感想】
18年熟成にしてはさっぱりしすぎている感はありますが、決して悪くない、むしろなかなか美味しいウイスキーだと思います。ただしコストパフォーマンスに難ありと感じました。

ストレートで飲んでも悪くありませんが、どちらかというと水割りやハイボールで楽しめるウイスキーです。アルコールの刺激も強くなく、熟成感もありますが、18年熟成と言われると(´ε`;)ウーン…という感じ。

ウイスキーの年数表記は使用している原酒のうち、最も熟成年数の短いものを表記しますが、これは使用している原酒が、18年ぎりぎりのものばかりなんじゃないでしょうか。断じて悪いウイスキーではありませんが、約13,000円を出して購入したいかというと疑問符がつきます。

ブレンデッドモルトとなると、あのバランタインのブレンデッドモルト(12年)が3,000円台、ジョニーウォーカーグリーンラベル(ブレンデッドモルト15年)が5,000円前後、竹鶴17年ピュアモルトが7,560円など、競争相手と見比べてしまうと、少なくともコストパフォーマンスの面でかなり厳しいものがあります。では味の面で優位に立っているかというと、個人の見解ではそうでもないというのが本音です。

S社のY崎のデザインが好きならY崎12年、H州の味が好きならH州12年が9,180円で、年数表記は本品よりも短いですが、個人の見解ではY崎、H州の方が満足度は高いです。

正直な思いとして、定価1万円を大きく超えるウイスキーが、ストレートよりも水割りやハイボールの方が楽しめるようではあまりにも悲しいです。

他者に負けない松井酒造のウイスキーとしての個性、ブレンドの妙などが感じられないと、競合他社よりも割高感のある価格に納得が得られないのではないでしょうか。物珍しさで購入しましたが、松井酒造及び「倉吉」を選ぶ動機づけがないと、最初は購入してもらえてもリピーターにはなってもらえない気がします。

【リピート】
嘘を言うより本音で話をしたいと思います。本品についてはリピートはしません。ですが、日本発のボトラーズブランドとして、今後の飛躍に期待しています。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ