皆さんこんばんは、ポッキーです。
麻生太郎財務相から40年物の超長期国債の発行増額を検討している旨の話がありましたね。満期が40年後なわけですから、40年間は元本が返ってこないという気の長い国債になりますが、反面、日本がデフォルトを起こさない限りは40年間利息をもらい続けることができるわけです。
預貯金は超低金利の情勢ですから、預けても預けても手数料などで目減りすることはあってもほとんど利息は期待できません。どうせ定期預金で寝かせておくのであれば、国債の購入は資金運用として大きな選択肢と言えます。
国債はデフォルトの危険性があるとはいっても、国が倒れる可能性は一般企業が倒産する可能性よりも通常は遥かに低く、株式に投資するよりは安全そうな投資方法と言えるでしょう。
大きく儲けなくても良いからなるべく安全に資産を増やしたいという方には40年国債は面白い選択肢なんじゃないでしょうか。
なお、つい先日には50年物の国債発行のニュースも出ていましたが、麻生太郎財務相曰く「検討していない」そうです。
さて、長く寝かせることで旨みが期待できるのは、何も国債に限った話ではなく、今日は長期熟成の焼酎を飲もうと思います(∩´∀`)∩
本日飲むのは宮崎県は神楽酒造株式会社の麦焼酎「3650」です。
製造元である神楽酒造株式会社は、昭和29年創業の宮崎県西臼杵郡高千穂町にある焼酎メーカーです。「ひむかのくろうま」として知られる麦焼酎が特に有名な同社ですが、本社のある高千穂町に、工事中止になってしまった九州横断鉄道のトンネルを利用して、酒類の貯蔵を行っています。
「トンネルの駅」として、神楽酒造の製造する焼酎や高千穂町の特産品、伝統工芸品などが購入できる観光スポットにもなっています。焼酎の試飲もできましたので、運転されない方はここで色々飲んでお土産を購入するのもオススメです。
高千穂線という鉄道を延長して、九州横断鉄道とする計画があったようなのですが、湧水の影響でトンネル工事が中止になってしまったのだそうです。その後、払い下げを受けたトンネル跡地を利用して、神楽酒造が焼酎の貯蔵に使用しているのだとか。
総延長1,115mのトンネルは、年間を通じて内部は温度17℃前後、湿度70%前後に保たれているそうです。安定した気温と高めの湿度がお酒の貯蔵に好都合のようで、約5,000の木樽、約1,000の瓷、約10万本の一升瓶がこのトンネル内に貯蔵されているそうです。
本日飲む「3650」は、そんな神楽酒造ご自慢の麦焼酎を長期熟成させたものです。
熟成年数は365日×10=3650日、つまり10年間です(´∀`)
神楽酒造の商品紹介は以下のとおりです。
「国内産二条大麦100%使用。樫樽貯蔵に最適な高千穂の澄んだ空気の中で少しづつ呼吸をしながら、10年もの間、長期貯蔵した原酒を使用した香り豊かで味わい深い本格麦焼酎。」
樫樽×トンネル×10年貯蔵の麦焼酎、どんな味がするのか早速飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:3650
種類:麦焼酎
製造:神楽酒造株式会社(宮崎県西臼杵郡高千穂町)
容量:720ml 27%
価格:2,120円(税込)
【ストレート】
粉っぽさのあるスパイシーな樽香、樽材の木の香り、バナナを思わせるエステリーさ、バニラの香りを感じます。アルコールの刺激はほぼ感じられず、まろやかで熟成感があります。
口に含むと、バナナを思わせるエステリーな風味はありますが、薄手のクリアな味わいです。少しだけピリッとアルコールの刺激は舌の上に残ります。
意図的にクリアな味わいにしているのであれば、これはこれと思いますが、濾過をしすぎているのか、やや素っ気ない味わいに感じてしまいます。
【加水】
ごく少量(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)加水すると、味わいに大きな変化はありませんが、よりバナナのようなエステリーな香りが強く感じられます。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、麦や麹といった焼酎自体の味わいが前に出てきます。樽香にほのかな甘い香りが感じられ、加水で香りは弱まりますが、味わいはマイルドです。
【ロック】
オンザロックにすると、ドライなアルコール感が目立つようになってきます。樽香にバナナを思わせるエステリーさ、麦の優しい甘みも感じられますが、ややドライさが目立ち少々飲みにくい印象です。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、樽香やエステリーさ、アルコール感は抑えられ、麦焼酎の優しい甘みが感じられ、非常に飲みやすいです。
ストレートやロックで飲むよりは、少々加水した方が飲みやすさが増す印象です。ただし、悪く言えば香りも味も控え目になっているだけですので、面白みには欠けるかもしれません。
【その他】
ソーダで割ってチューハイにすると、麦焼酎のほのかな甘みに加えて、草などの植物、粉っぽさのあるスパイシーさなど樽由来の香味が感じられます。軽めのエステリーさとほのかな甘みでそれなりに美味しいのですが、やや樽香が飲みにくさを出している感じを受けます。
【評価】
濾過のしすぎかあるいは加水のしすぎか、10年貯蔵の割りには軽く素っ気ない味わい。もったいなさを感じます。
焼酎は酒税法でウイスキーとの混同を避けるため、吸光度0.08以下(ウイスキーの10~20%程度までの濃さ)にするよう制限されています。そのため、樽などで長期間貯蔵すると色が濃くなりすぎてしまうことから、濾過して色を落としたり、ずっと樽貯蔵でなくタンクや甕に移して貯蔵したり、色の薄いものとブレンドしたりして調整しているわけです。
これらは正直、余計な手間とコストをかけて味や個性をそぎ落としているわけで、本品はこの影響をもろに受けているのではなかろうかと感じる香りと味でした。アルコール度数27°でしたが、原酒または原酒に近い度数まで加水を抑えると、もう少し濃い香味が味わえるのではないかと思うのですが、宮崎県の焼酎は、県内向けはアルコール度数20°、県外向けが25°あたりで出荷されることが一般的ですので、なかなか原酒を飲むのは難しいかもしれません。
ちょっともったいないなぁ…
【リピート】
色を落とすための濾過が不要な瓷熟成のものなど、他の銘柄を試してみたいですね。本品のリピートはちょっと難しいです。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
麻生太郎財務相から40年物の超長期国債の発行増額を検討している旨の話がありましたね。満期が40年後なわけですから、40年間は元本が返ってこないという気の長い国債になりますが、反面、日本がデフォルトを起こさない限りは40年間利息をもらい続けることができるわけです。
預貯金は超低金利の情勢ですから、預けても預けても手数料などで目減りすることはあってもほとんど利息は期待できません。どうせ定期預金で寝かせておくのであれば、国債の購入は資金運用として大きな選択肢と言えます。
国債はデフォルトの危険性があるとはいっても、国が倒れる可能性は一般企業が倒産する可能性よりも通常は遥かに低く、株式に投資するよりは安全そうな投資方法と言えるでしょう。
大きく儲けなくても良いからなるべく安全に資産を増やしたいという方には40年国債は面白い選択肢なんじゃないでしょうか。
なお、つい先日には50年物の国債発行のニュースも出ていましたが、麻生太郎財務相曰く「検討していない」そうです。
さて、長く寝かせることで旨みが期待できるのは、何も国債に限った話ではなく、今日は長期熟成の焼酎を飲もうと思います(∩´∀`)∩
本日飲むのは宮崎県は神楽酒造株式会社の麦焼酎「3650」です。
製造元である神楽酒造株式会社は、昭和29年創業の宮崎県西臼杵郡高千穂町にある焼酎メーカーです。「ひむかのくろうま」として知られる麦焼酎が特に有名な同社ですが、本社のある高千穂町に、工事中止になってしまった九州横断鉄道のトンネルを利用して、酒類の貯蔵を行っています。
「トンネルの駅」として、神楽酒造の製造する焼酎や高千穂町の特産品、伝統工芸品などが購入できる観光スポットにもなっています。焼酎の試飲もできましたので、運転されない方はここで色々飲んでお土産を購入するのもオススメです。
高千穂線という鉄道を延長して、九州横断鉄道とする計画があったようなのですが、湧水の影響でトンネル工事が中止になってしまったのだそうです。その後、払い下げを受けたトンネル跡地を利用して、神楽酒造が焼酎の貯蔵に使用しているのだとか。
総延長1,115mのトンネルは、年間を通じて内部は温度17℃前後、湿度70%前後に保たれているそうです。安定した気温と高めの湿度がお酒の貯蔵に好都合のようで、約5,000の木樽、約1,000の瓷、約10万本の一升瓶がこのトンネル内に貯蔵されているそうです。
本日飲む「3650」は、そんな神楽酒造ご自慢の麦焼酎を長期熟成させたものです。
熟成年数は365日×10=3650日、つまり10年間です(´∀`)
神楽酒造の商品紹介は以下のとおりです。
「国内産二条大麦100%使用。樫樽貯蔵に最適な高千穂の澄んだ空気の中で少しづつ呼吸をしながら、10年もの間、長期貯蔵した原酒を使用した香り豊かで味わい深い本格麦焼酎。」
樫樽×トンネル×10年貯蔵の麦焼酎、どんな味がするのか早速飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:3650
種類:麦焼酎
製造:神楽酒造株式会社(宮崎県西臼杵郡高千穂町)
容量:720ml 27%
価格:2,120円(税込)
【ストレート】
粉っぽさのあるスパイシーな樽香、樽材の木の香り、バナナを思わせるエステリーさ、バニラの香りを感じます。アルコールの刺激はほぼ感じられず、まろやかで熟成感があります。
口に含むと、バナナを思わせるエステリーな風味はありますが、薄手のクリアな味わいです。少しだけピリッとアルコールの刺激は舌の上に残ります。
意図的にクリアな味わいにしているのであれば、これはこれと思いますが、濾過をしすぎているのか、やや素っ気ない味わいに感じてしまいます。
【加水】
ごく少量(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)加水すると、味わいに大きな変化はありませんが、よりバナナのようなエステリーな香りが強く感じられます。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、麦や麹といった焼酎自体の味わいが前に出てきます。樽香にほのかな甘い香りが感じられ、加水で香りは弱まりますが、味わいはマイルドです。
【ロック】
オンザロックにすると、ドライなアルコール感が目立つようになってきます。樽香にバナナを思わせるエステリーさ、麦の優しい甘みも感じられますが、ややドライさが目立ち少々飲みにくい印象です。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、樽香やエステリーさ、アルコール感は抑えられ、麦焼酎の優しい甘みが感じられ、非常に飲みやすいです。
ストレートやロックで飲むよりは、少々加水した方が飲みやすさが増す印象です。ただし、悪く言えば香りも味も控え目になっているだけですので、面白みには欠けるかもしれません。
【その他】
ソーダで割ってチューハイにすると、麦焼酎のほのかな甘みに加えて、草などの植物、粉っぽさのあるスパイシーさなど樽由来の香味が感じられます。軽めのエステリーさとほのかな甘みでそれなりに美味しいのですが、やや樽香が飲みにくさを出している感じを受けます。
【評価】
濾過のしすぎかあるいは加水のしすぎか、10年貯蔵の割りには軽く素っ気ない味わい。もったいなさを感じます。
焼酎は酒税法でウイスキーとの混同を避けるため、吸光度0.08以下(ウイスキーの10~20%程度までの濃さ)にするよう制限されています。そのため、樽などで長期間貯蔵すると色が濃くなりすぎてしまうことから、濾過して色を落としたり、ずっと樽貯蔵でなくタンクや甕に移して貯蔵したり、色の薄いものとブレンドしたりして調整しているわけです。
これらは正直、余計な手間とコストをかけて味や個性をそぎ落としているわけで、本品はこの影響をもろに受けているのではなかろうかと感じる香りと味でした。アルコール度数27°でしたが、原酒または原酒に近い度数まで加水を抑えると、もう少し濃い香味が味わえるのではないかと思うのですが、宮崎県の焼酎は、県内向けはアルコール度数20°、県外向けが25°あたりで出荷されることが一般的ですので、なかなか原酒を飲むのは難しいかもしれません。
ちょっともったいないなぁ…
【リピート】
色を落とすための濾過が不要な瓷熟成のものなど、他の銘柄を試してみたいですね。本品のリピートはちょっと難しいです。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ