皆さんこんばんは、ポッキーです。
引き続き鹿児島旅行の記事です(∩´∀`)∩
※そして写真大量&文章冗長です、ご注意ください(`・ω・´)ゞ
「嘉之助蒸溜所」、「マルス津貫蒸溜所」に続いては、焼酎や焼酎をベースにした様々なスピリッツを製造している、有限会社佐多宗二商店の見学に行ってまいりましたヽ(○´∀`)人(´∀`○)ノイェーイ♪
㈲佐多宗二商店は明治41年(1908年)創業の焼酎蔵です。
鹿児島県の焼酎蔵として芋焼酎に強いこだわりを持っており、近年は芋焼酎をベースに様々なボタニカルを浸漬したスピリッツを展開するようにもなっています。
㈲佐多宗二商店を訪問する前にまずは腹ごしらえから(・∀・)
㈲佐多宗二商店のある鹿児島県南九州市のお隣、枕崎市は鰹節の生産地として非常に有名です。当然かつお料理も大人気で、この日はタタキではなくお刺身で鰹を楽しみました(´∀`*)
有限会社ですし商号も個人商店的ですし、もっと小ぢんまりとした蔵を予想していましたが、思ったよりずっと大きかった…(笑)
薩摩富士こと開聞岳(かいもんだけ)。
南九州市のお隣、砂風呂など温泉地として有名な指宿市にあるお山です。蔵からこれだけはっきり見えるのは贅沢ですよねぇ(´∀`*)
この鄙びた感じは嫌いじゃありません(・∀・)
まずは焼酎や日本酒など、日本の酒造りには欠かせない麹を造る製麹室へ。
三角棚という見た目そのままの愛称の通風製麹装置。なぜ三角なのかは聞きそびれました。
蒸した米に麹菌を蒔いて、破精させます。
三角棚より大型、回転ドラム式の通風製麹装置かな?記憶が怪しいです。
残念ながら焼酎の製造時期ではなく、施設は稼働していませんでした。
稼働こそしていませんでしたが、焼酎蔵を見るのは初体験。けっこう楽しみました(´∀`*)
甕壷発酵を行う部屋。地面に埋まった甕壷がズラリ。
破精させた麹に水と酵母を合わせて発酵させ、一次もろみを造ります。
製造時期でないのが残念。時期になるとすごい匂いで部屋中が満たされていそうですよね。
一次もろみに芋焼酎であればさつまいもを加え、更に発酵を進めると二次もろみが出来上がります。
甕壷は容量800リットル前後でした。
ステンレスタンクの方が大量に安定した品質のもろみが造れそうですし、管理も恐らく楽。
ですが、甕壷は微細な気孔により呼吸をしますし、そこに有益な微生物も介在してくれます。ウイスキーでも木桶発酵とステンレスタンク発酵がありますが、木桶の方が管理が大変な代わりに木の呼吸や木に住み着く天然の乳酸菌が発酵を助けてくれます。
材質は違えど、異国の違うお酒の製造工程において、長い歴史の中で同じような知見が蓄積されているのは面白いですね(´∀`*)
甕壷内の液体をかき回す装置。一つ一つの甕壷をこれで全てかき回すのは大変な重労働でしょうね。一回やったら終わりってものでもないですしね。
壁面は黒麹菌の影響で黒ずんでいます。
琺瑯タンクの発酵槽。二次もろみの製造に使用しています。
製造時には炭酸ガスが充満、落下すれば(||´ロ`)o=3=3=3 ゴホゴホなので落下防止の措置が取られています。
内部の清掃は人力で、製造時期にはさっさと清掃して次の製造へ移らないといけないので、大忙しだそうです。
焼酎の蒸溜に使用するステンレス製蒸溜器。五基もあるのは壮観でした。
そういえば減圧蒸溜器って焼酎の世界でしか聞かない気がしますが、洋酒の世界で聞かない(使用されていない?)のは何故なんでしょうね。
だいぶ長くなりましたので、今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
|ω・)チラ