※引き続き写真大量&文章冗長です、ご注意ください(`・ω・´)ゞ
蒸溜を終えたニューポットを樽詰めする樽詰め所。
使用している樽は米焼酎樽(メローコヅルの熟成に使用した樽)、バーボン樽、シェリー樽だそうです。
米焼酎樽は容量400~500リットル程だったかと思いますのでけっこう大きめですね。温暖な鹿児島県ですし樽のサイズが大きめの方が、樽感が濃くなりすぎなくて良いんじゃないでしょうか(・∀・)
四段のラック式貯蔵庫。蒸溜所内に併設されている、蒸溜所と共に造られたウェアハウスです。
メローコヅル用だった貯蔵庫を別にウイスキー用に確保してあるそうで、そちらには数千樽が貯蔵できるようです。
焼酎とウイスキーを同じ貯蔵庫で貯蔵するのは罷り成らぬと税務署に言われ、貯蔵庫はそれぞれ分ける必要があるそうですヽ(#`Д´)ノ
それ税務署の検査等の手間を省く以外の何の理由があるんだ(#゚Д゚)ゴルァ!!
私見です、悪しからず( ´_ゝ`)
元々この一帯は先々の焼酎用に以前から入手してあった土地だったそうです。
何か焼酎とウイスキーは用地まで境目を付けて区切らないといけないようですよ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \
やはり四段ラック式の貯蔵庫。樽出しカスクストレングスの焼酎とか飲んでみたいなぁ…。
おフランスからやってきたという超大型の樽。熟成にもマリッジにも使用しており、未だ現役だそうです。
焼酎は酒税法の規定により着色度0.08以下でないと出荷(国内流通)できません。画像の右から二番目のものが着色度0.08だそうです。
そうすると画像の左から二番目、三年熟成の麦焼酎は、着色度0.10なのでこのままでは出荷できず、何かを添加して焼酎ではなくリキュールとするか、色味の薄い焼酎とブレンドして着色度を下げて出荷する必要があります。
で、それって誰のため?何のため?(#^ω^)
で、国内流通できないなら海外だと、いくつかの焼酎メーカーはアメリカ等の海外に輸出して焼酎ウイスキー等の呼び方で販売しているようですね。
キコリウイスキーとか時々名前を聞く程度には日本でも有名になっていますよね。
…私も飲みたいんじゃ(#゚Д゚)ゴルァ!!
画像右の昭和56年より貯蔵という超長熟米焼酎、香りだけ嗅がせていただくことができましたが、素晴らしかったですよ(;゚∀゚)=3ハァハァ
良質なウイスキーと比較しても何ら遜色ない、焼酎の可能性を体感することができました。
本当にもったいないよ…。焼酎という良質なスピリッツを製造できる文化と技術があるのに、ホワイトスピリッツとしてか、手を加えた後でしかそれを楽しむことができないなんてあまりにももったいないしバカバカしい。
冬のどんよりとした重々しい海もこれはこれで味があるなと思いつつ、季節が変わるとまた全然違う表情を見せてくれそうですよね(´∀`*)
さて…さてさてさて(・∀・)
蒸溜所の中も外も堪能しましたら、後はもう当然これですよね(ΦωΦ)フフフ…
レッツ試飲タ━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━イム!!
試飲会場はメローコヅルにあやかってメローバーの名称となっています。
ストラスアーン蒸溜所が開催するウイスキースクールの資格証明書。
ウイスキーの蒸溜所開設に際しては、社長を含む複数人の方がこちらで研修されたそうです。
メローバーに入ると、素晴らしい眺望と素晴らしい一枚板のカウンターがお出迎え.。゚+.(・∀・)゚+.゚
アメリカンチェリー材の全長11mにもなる一枚板のカウンターは、窓を填め込む前に重機で運び入れたそうです。これだけの長さの一枚板ということもあり、けっこうなお値段だったとか(・∀・)
そりゃそうでしょうね(ノ∀`)
カウンター越しに眼の前に広がる東シナ海。季節や時間で色々な表情を見せてくれそう。夕日の時間にここで飲みたい(・∀・)
通常の蒸溜所見学コースでは3種類の試飲が用意されるそうですが、この日は特別に(´∀`*)
①ニューポットSS1(初溜・再溜兼用ポットスチルで再溜したニューポット)
②ニューポットSS2(再溜専用ポットスチルで再溜したニューポット)
③メローコヅル・エクセレンス(全量樫樽貯蔵のメローコヅルのフラッグシップモデル)
④New Born White Oak 8か月(再溜釜はSS1、メローコヅル樽で8か月熟成)
⑤New Born Sherry 11か月(再溜釜はSS1、オロロソ・シェリー樽で11か月熟成)
⑥New Born Bourbon 6か月(再溜釜はSS1、バーボン樽で6か月熟成)
⑦New Born White Oak 5か月(再溜釜はSS1、ヘビーリーピーテッド原酒をメローコヅル樽で5か月熟成)
②ニューポットSS2(再溜専用ポットスチルで再溜したニューポット)
③メローコヅル・エクセレンス(全量樫樽貯蔵のメローコヅルのフラッグシップモデル)
④New Born White Oak 8か月(再溜釜はSS1、メローコヅル樽で8か月熟成)
⑤New Born Sherry 11か月(再溜釜はSS1、オロロソ・シェリー樽で11か月熟成)
⑥New Born Bourbon 6か月(再溜釜はSS1、バーボン樽で6か月熟成)
⑦New Born White Oak 5か月(再溜釜はSS1、ヘビーリーピーテッド原酒をメローコヅル樽で5か月熟成)
③のメローコヅルが予想以上に美味しくて驚きましたw(゚o゚)w オオー!!
⑤のシェリー樽もほんのりシェリー風味で先々が期待できそうでしたし、⑦のヘビーピートは短熟ですがピートのマスキングが効いて個人的にはけっこう好きでした。
でもこの眺望は本当に贅沢だと思うんですよねぇ。またここに来たくなる理由の一つになるんじゃないでしょうか。
そんなわけで長々とお送りしてきました嘉之助蒸溜所訪問記、いかがでしたでしょうか(・∀・)
いや、本当に私が書くと長くなる長くなる(ノ∀`)
書いたら書いたで推敲するのも面倒くさいし……(-。-) ボソッ
焼酎蔵が営むウイスキー蒸溜所というのは、同じく鹿児島県に本拠地を置く本坊酒造のマルスウイスキーと同じですが、どちらも地元の大層な名士なんだろうなという感じがして、個人的に面白かったです。
経営母体がしっかりしていると初期投資もそれなりに張り込めますし、日本酒しかり焼酎しかり、酒造会社という酒造りのノウハウを持ったところがそれなら尚の事、面白いですよね(・∀・)
酒造会社ではない異業種参入の蒸溜所というと静岡県の静岡蒸溜所や、北海道の厚岸蒸溜所くらいしか思いつきませんが、それらにもいつか行って、そうした面からの違いも体感してみたいですね。
嘉之助蒸溜所は、焼酎メーカーという蒸溜酒を造るノウハウと、樽熟成のノウハウを兼ね備えた、ジャパニーズウイスキー造りにある意味で最適の企業が経営母体の蒸溜所だと思います。
メローコヅルを飲んでも、ニューポット・ニューボーンを飲んでも、先々が楽しみで仕方がないなぁというのが感想でした。
交通の便が難点ではありますが、これから本格的に商品ができてくる頃には、是非とも鹿児島県の旅行会社、バス会社、タクシー会社なんかに鹿児島県内のウイスキー蒸溜所、焼酎蔵等を回るツアーを企画してほしいなぁと思いますよ(´∀`*)
小正醸造と嘉之助蒸溜所及び先々にできてくる美味しいお酒に思いを馳せつつ、楽しみに待っていようと思います。いずれまた嘉之助蒸溜所へも再訪したいと思いました。
それでは今回はこの辺で。
(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ
|ω・)チラ