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皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は富山県の地ウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩
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本日飲むのは富山県は砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「サンシャインウイスキー プレミアム」です。

昭和27年に若鶴酒造がウイスキーの製造免許を取得して、最初に製造したウイスキーが「サンシャインウイスキー」です。

発売は1953年(昭和28年)のことで、実に60年以上の歴史を誇るロングセラー地ウイスキーです。

その後、「64年目の進化」として2016年より発売されているのが、本日飲む「サンシャインウイスキー プレミアム」です。

以前に「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」を飲んでおり、本品も何度か飲んでいたものでブログにも書いた気になっていたのですが、見返してみると書いていませんでした(ノ∀`)

製品紹介は以下の通りです。
60年以上地元で愛されてきた「サンシャインウイスキー」。
今年新たに“本格ブレンデッドウイスキー”が誕生。

「今年」から既に数年経過していますがそれは…。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:サンシャインウイスキー プレミアム
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:若鶴酒造株式会社
容量:700ml 40%
原料:モルト(50%以上使用)、グレーン
価格:2,484円(税込)
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色味はウイスキーとしてはかなり薄め。

先日飲んだ「HARRY CRANES Original Whisky」もそうでしたが、若鶴酒造のブレンデッドウイスキーはモルトの使い方が贅沢で嬉しいですよね(´∀`*)

それでいて徒なプレミアム価格でないところがまた素晴らしい(*´Д`)ハァハァ

商売上手なやり方ではないのかもしれませんが、地ウイスキー一つとっても60年もの歴史を紡ぐことができているのは、こういう姿勢にも理由があるんじゃないでしょうか。

【ストレート】
しっかり目のピート香に乳酸発酵系の酸味、炊飯した米や麦の粒を連想させる香り、レモングラス、乾いた木材を思わせる香りを感じます。

口に含むと、木の香りの混じるプレーンな甘み、しっかりとスモーキー、乳酸発酵系の酸味、レモングラス、麦芽の穀物感を感じます。

色味からある程度、想定内ではありますが、原酒が若いなぁという感じ。ただモルト含有量が多い分、飲みごたえはある印象。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、幾分、スモーキーさが和らぎ、こんがり焼いたトースト、少し青い麦、乳酸発酵系の酸味、うっすらミーティ、樽材の木の香りを思わせる香りを感じます。

口に含むと、樽香の混じるプレーンな甘み、まだしっかりとスモーキー、麦芽の甘みとコク、幾分和らいだ乳酸発酵系の酸味、ほんのりミーティ、ごくうっすらベリー系フルーツのニュアンスを感じます。

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トワイスアップ(1:1加水)にすると、スモーキーさに乳酸発酵系の酸味やレモングラスを思わせる香りが混じってバランスが良い印象。

麦殻や麦芽の穀物香、おかゆや重湯、樽材の木の香りも感じられます。

口に含むと、ちゃんとスモーキー、しっかり目の麦芽の甘みとコク、苺やラズベリーのニュアンス、樽材の木の風味、焼酎甲類っぽさを感じます。


ストレートよりも少し加水した方が個人的にはオススメ。ピート香以外の要素も感じやすくなります。トワイスアップも全然アリだなと思うんですが、さすがに原酒が若いのか後半に水っぽい無機質さを感じてしまいます。

それが悪いわけでもないんですけどね、飲みやすいですから(・∀・)

【ロック】
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オンザロックにすると、藁灰や焚き火の後を思わせるピート香、麦殻、麦芽のコクのある穀物香、少し麦焼酎を思わせる麦芽の甘い香り、ほんのり苺やグレープフルーツのニュアンスを感じます。

口に含むと、囲炉裏を連想させるピート香、焦げた木材、苺、麦の甘みとコク、軽めのバニラやカスタードクリーム、少しオレンジを思わせる風味を感じます。

色味こそ薄いですが、きっちり麦芽の甘みやコクを感じることができます。特に旨味というのかコクがある感じで、どっしりした印象を受けるのはやはりモルト含有量の多さから来るものなんだろうと思います。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、かなり弱まりますが焚き火の後や少し囲炉裏を思わせるピート香、麦殻や麦芽の穀物香、麦芽の甘み、ごく薄くベリー系フルーツや黄色系フルーツの香りも感じられます。

口に含むと、スモーキーさに麦芽のコク、麦芽糖、苺などベリー系フルーツ、樽材の木の風味を感じます。

ここまで薄まってもけっこう美味しいのが嬉しい。水割り(1:2加水)でも飲める感じでしたが、加水はハーフロックくらいまでに留めておく方が良いかなと思います。

【その他】
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ハイボールにすると、スモーキーさに麦芽の穀物香、乳酸発酵系の酸味に少しりんご、樽材の木の香りを感じます。

口に含むと、麦芽糖を思わせるかなり甘い飲み口、きっちりとピート香、樽香に軽めの樽材のビター、りんごを思わせるフルーティさを感じます。

やはり後半はやや軽めに感じられますが、ハイボールですし食中酒にしようと思うとその方が良いのかも。

きっちりスモーキーな割りにはすっきりと飲めて、なかなか好ましいハイボールだと思います。カットレモンやレモンスライスを加えても面白そうです。

【飲み比べ】
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本品と「HARRY CRANES Original Whisky」を飲み比べてみます(∩´∀`)∩

共にモルト含有量50%以上、ブレンドはわかりませんが、スペック上の違いはハリー・クレインズの方がグレーンを赤ワインカスクでフィニッシュしていることでしょうか。

パッと見で色味はハリー・クレインズの方が濃いめですね。価格も2倍以上違います。

[香り]
本品の方がよりスモーキーに感じます。ハリー・クレインズの方は、食パンの白い部分を思わせる香りなど、モルティさをしっかり感じる印象です。

赤ワインカスクの影響か、フルーティな甘みもハリー・クレインズには感じられます。

本品は「サンシャインウイスキー」のプレミアム版なのだと再確認できる香りかなと思います。近年発売のウイスキーではありますが、今風ではない古風な印象を受けます。

[味]
飲み比べると、ハリー・クレインズははっきりと赤ワインカスクの要素が感じられます。こってり甘やかで今風のウイスキーの印象。

本品は麦芽の甘さやコクはきっちり感じられ、スモーキーさもしっかりとしていますが、樽系の要素が強くない印象です。

[感想]
どちらもまだ原酒の若さを感じるんですが、樽由来の風味でハリー・クレインズの方が若さを感じにくいかなと思います。

恐らくですがハリー・クレインズの方が、本品よりも長熟な原酒、特にグレーンウイスキーにより長く熟成させたものをブレンドしているんじゃないでしょうか。

本品のスモーキーさもモルティさも決して悪いものではありませんし、古風な感じは決して嫌いじゃないんですが、やはりハリー・クレインズの方がブレンデッドウイスキーとしての出来栄えは良いんじゃないかというのが個人的な見解です。

まぁそもそも価格が倍以上、違いますしね(笑)

【感想】
自社で蒸留している地ウイスキーで、この価格にしてこのクオリティは嬉しい。

原酒は若いと思いますし、2,000円台のスコッチに太刀打ちできるかというとそれは難しいと思うんですが、そこらの地ウイスキーメーカーのニューポットよりもお安いこの価格帯で、かつモルト含有量50%以上というのは、個人的には値打ち感ありと感じてしまいます。

非常に良心的な価格だと思いますし、クオリティも先々を楽しみなものにさせてくれました。現状でもハイボールやオンザロックで十分楽しめます(・∀・)

今後ますます若鶴酒造及び三郎丸蒸留所に期待していこうと思います(´∀`*)

【リピート】
積極的にはしませんが、富山県に行く際には是非、地元の料飲店で取り扱っていてほしい。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ



|ω・)チラ
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