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皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は山口県の地酒を飲みます(∩´∀`)∩
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本日飲むのは、山口県は萩市の中村酒造株式会社が醸造する「清酒 銀嶺 大吟醸原酒」です。

画像をご覧いただければすぐにお分かりいただけるかと思いますが、そこかしこに見え隠れする、というか隠れていない「三浦酒造株式会社」の文字(笑)

裏面ラベルには醸造元は中村酒造㈱、発売元が三浦商店とあります。

大方、誰もが予想することではありましょうが、元々「銀嶺」は三浦酒造㈱の醸造する銘柄であったところ、何らかの事情により自社で醸造ができなくなり、中村酒造㈱に製造を委託するようになったということなんじゃないでしょうか。

三浦酒造㈱は山口県萩市の酒造会社です。大正10年(1921年)創業の比較的新しい酒蔵だったようですが、当地の地下水と山口県産米で日本酒を醸し、新酒鑑評会で何度も金賞を受賞していた力のある酒蔵だったようです。

残念ながら2000年代前半に杜氏が亡くなったことを契機に自社での酒造を取りやめてしまっていたようで、恐らくですがその後、法人としての三浦酒造㈱は廃業され、三浦商店という個人商店として中村酒造㈱が醸造した「銀嶺」の販売を継続しているということなんだろうと思います。

要はPB商品ですね(・∀・)

昨今、日本の景気が回復する一方で、人手不足や経営者の高齢化、後継者不在なども目立つようになっています。美味しいお酒を醸す杜氏をはじめ、日本から職人がいなくなっていくのは何とも寂しく、また恐ろしいものですね…。

さて、現在の「銀嶺」の醸造元である中村酒造㈱は明治35年(1902年)創業で、こちらも酒蔵としては比較的新しい部類に入るでしょうか。看板銘柄は「宝船」だそうです。

運河の側に酒蔵があり、春にはシロウオ漁が盛んに行われているのだとか。
春のしろうお漁をはじめ、萩は海に面しているため漁業が盛んで、街のあちこちに漁師町の雰囲気を感じることができます。
この情緒あふれる地元の原風景に想いを馳せ、福を呼び込んで幸せや繁栄を願う気持ちがこの銘柄には込められております。
おめでたい縁起のいいお酒として、地域の皆様はじめ多くの方々にご愛飲いただいております。
ということで、漁師町でのお酒として、「宝船」の名前を冠したようですね。まだ飲んだことはありませんが、いつか飲む機会に恵まれると嬉しいですね(´∀`*)

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:清酒 銀嶺 大吟醸原酒
種類:日本酒(大吟醸酒)
酒米:山田錦100%
精米:35%
製造:中村酒造株式会社(山口県萩市)
販売:三浦商店(山口県萩市)
容量:720ml 17~18%
価格:不明
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委託生産(桶買いやPB商品と言うのが良いんでしょうか)のためか、中村酒造㈱のHPには掲載がなく、三浦商店は個人商店故かHP自体が見当たらず…(ノ∀`)

せっかく100年近く続く銘柄なんですし、きっちり宣伝すれば良いのに(´・ω・`)

【香り】
キレイなシトラスフレーバーに花の蜜を思わせる可憐な甘さ、少しだけパイナップル、白粉を思わせる酒米の香り、ナッツ類に少しだけ椎茸、白木を思わせる香りを感じます。

【味】
少し粘性を帯びた口当たり、たっぷりとした米の旨味、白粉、薄手の杏や桃、少しだけヨーグルトを感じます。

精米歩合35%の酒の割りには米の旨味たっぷりといった印象で、大吟醸の割りには甘口でドライさはほとんど感じられません。甘口の大吟醸ですね。

旨味はあるんですが全般的な香味は可憐で繊細、しっかりと味があるのに水のようなスムーズさも感じられるお酒です。

【感想】
基本的には淡麗甘口の酒。吟醸香はそれほど目立ちませんが、米の旨味がしっかり残っている印象。

キレイで旨い酒という感じでした。華やかすぎないので食中酒としてもきっちり活躍しれくれそう。魚介類を食べながら飲みたいなぁ。

【リピート】
美味い刺身と合わせて飲みたい。ご当地の肴と一緒に飲めると最高なんですけどね。
また飲みたいと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ



|ω・)チラ
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