皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はスコッチウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは「ティーチャーズ ロイヤルハイランド 12年」です。

名前でおわかりいただけるかと思いますが、「ティーチャーズ ハイランドクリーム」のお仲間です(・∀・)

既に終売となっていますが、「ハイランドクリーム」の上位ラインナップにあたる製品でした。

終売品ですのでなかなか判然としないのですが、名称が12年表記ですのでモルトウイスキー、グレーンウイスキーとも12年以上熟成のブレンデッドウイスキーということになります。

ティーチャーズシリーズのキーモルトであるアードモア蒸留所と共に、かつてウィリアム・ティーチャーズ&サンズ社が保有していた、グレンドロナック蒸留所のモルトウイスキーの比率が「ハイランドクリーム」よりも高めという情報もググるとでてきます。

上位ラインナップですしスモーキーさなどワイルドな感じを抑え、上品に仕上げたブレンデッドウイスキーということなのかもしれませんね。

少し話が逸れますが、元々「ティーチャーズハイランドクリーム」はアードモア蒸留所の原酒とグレンドロナック蒸留所の原酒をブレンドして製造されていたブレンデッドウイスキーだったかと思います。

現在、アードモア蒸留所はサントリーがオーナーですが、グレンドロナック蒸留所はアメリカのブラウン・フォーマン社がオーナーとなっており、日本での取扱いもアサヒビールが担っています。

で、ブラウン・フォーマン社がグレンドロナック蒸留所のオーナーになったのが2016年、「ハイランドクリーム」のラベルが変更になったのも2016年なんですが、今「ハイランドクリーム」のブレンドってどうなってるんでしょうね(ノ∀`)

まぁもっというと2005年の時点でアードモア蒸留所とグレンドロナック蒸留所のオーナーは違ってしまっているようなんですが…。

近時は「ティーチャーズ」の話でアードモアが出ることはあっても、グレンドロナックのグの字も出なくなっているところを見ると、もう「ハイランドクリーム」にグレンドロナックはブレンドされていないのかもしれませんね。

さて、余談はここまで。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ティーチャーズ ロイヤルハイランド12年
種類:ブレンデッドスコッチウイスキー
製造:ウィリアム・ティーチャー&サンズ社
容量:750ml 43%
原料:モルト、グレーン
価格:不明
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「特級」表記はないので1989年4月以降、容量750mlですので1990年代初頭くらいまでに流通したものでしょうかね(´∀`*)

【ストレート】
蜂蜜に黒糖、カラメルソースをかけたアップルパイ、デザートワインなどリッチで濃厚な甘い香り、焚き火を思わせるスモーキーさ、アルコールの揮発感はなかなか強めで鼻の奥がツンとするのですが、シェリー樽原酒系の濃い甘みでマスキングされている印象を受けます。

口に含むと、やはりアルコールの刺激はそこそこ強め、トロンとした中に木材の粉が混じっているような口当たり、蜜りんごやデザートワインを思わせる甘みの強いフルーティさ、古木のウッディな風味、黒糖、発酵したパン生地、後半は土っぽさのあるピート香や樽材のビターが感じられます。

余韻は舌の上にシェリー樽原酒系の華やかなフルーティさが棚引く感じはありますが、喉の奥はすっきりとしており、序盤の濃厚さからすると最後はさっぱりした感じがあります。


シェリー感濃いのとかオールドブレンデッド大好きなもので、かなり好みの味です(∩´∀`)∩ワーイ

アルコールの揮発感ですが、時期が時期だけに我が家の温度等に影響されている可能性も否定できません、悪しからず。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、ツンとアルコールの揮発感、蜂蜜とパン生地、少しだけヒネたデザートワインに赤系フルーツのコンフィ、ドライプルーン、黒糖に少しミント、甘みの染み込んだ穏やかな木の香り、ほんのり土っぽさのあるピート香を感じます。

口に含むと、少しトロンとした口当たり、赤系フルーツのコンフィにドライプルーンやレーズン、パイナップルやマンゴーなど黄色系フルーツのニュアンスも、終盤に土っぽいピート香や樽材のビターを感じます。


トワイスアップ(1:1加水)にすると、濃い麦芽の穀物香、固めに炊いた麦粥、レモンに花梨、少しグレープフルーツ、土っぽさに少し緑の混じる軽めのピート香、穏やかな樽香を感じます。

口に含むと、麦芽の旨みとコク、濃い麦芽糖、レモンに花梨、黄色い花の蜜、樽材のビターや木材の風味、ドライプルーンを思わせる風味を感じます。


トワイスアップまで加水すると香味にかなり変化が出てくる印象です。グレンドロナックに代わってアードモアが前面に出てくる印象で、フルーティさは赤から黄色へ、麦芽の旨みやコクも強く感じられます。

【ロック】
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オンザロックにすると、草っぽさのある緑の香りに少し燻したような香り、麦芽の穀物香、固めに炊いた麦粥、溶かしバター、赤系フルーツに少し黄色系フルーツの香りを感じます。

口に含むと、シェリー樽原酒系の華やかな赤系フルーツ、カスタードクリーム、苺ショートケーキ、じんわりとアルコール感と共に穏やかなピート香、麦芽の旨みとコク、穏やかな樽香を感じます。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、麦芽の穀物香に花梨、レモン、穏やかな樽香を感じます。

口に含むと、苺ショートケーキに少しカスタードクリーム、シロップ系のプレーンで濃い甘み、麦芽の旨みと穀物感、ドライプルーンなどベリー系フルーツの風味を感じます。


オンザロックは実に美味しく、ハーフロックでも十分に美味しいですね。

【その他】
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ハイボールにすると、レモンに花梨、軽めの麦芽の穀物香、パイナップル、少しの赤系フルーツ、穏やかな樽香を感じます。

口に含むと、灰っぽさのあるピート香、花梨、うっすらレモン、麦芽の穀物香、薄手のシェリー樽原酒系のフルーティさ、穏やかな樽香を感じます。

ハイボールも不満なく美味しいんですが、本品の飲み方としては少々もったいないように思います。

【感想】
( ゚Д゚)ウマー...

ボトリングから推定30年近く経過しているボトルだと思いますが、大きな劣化もなくキャップ臭が移っていることもなく、とても美味しく飲めました.。゚+.(・∀・)゚+.゚

ストレートからハイボールまでどう飲んでも美味しく、オールドボトルの強さを再確認したところです。

シェリー樽原酒感をしっかり味わいたいならストレート、アードモアをしっかり感じたいならトワイスアップ、バランスの良さや飲みやすさを求めるならオンザロックがオススメです。

ハイボールも十二分に美味しいと思いますが、他の飲み方で美味しい分、もったいないかなと思います。

【リピート】
オールドボトルとしては比較的入手しやすい部類に入るのではないかと思います。それに加えて飲み方を問いませんし、個人的にも好みの香味です。

すぐ飲みきってしまいそうですし、べらぼうな価格でなく入手する機会があれば、是非ともリピートしたいと思います(・∀・)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ



|ω・)チラ
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