皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はスコッチウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのは”スコッチの先生”とも呼ばれるブレンデッドウイスキー、「ティーチャーズ ハイランドクリーム 」です。

かなり前にも記事にしていますが、2016年にラベルが変更になりニューボトルとなっていますので、改めて飲みます(・∀・)

さて「ティーチャーズ」が”スコッチの先生”と呼ばれることについては、以前の記事にも書いてありますし、あらゆるところで語り尽くされていましょうから今更ではあるんですが、

1.「ティーチャーズ ハイランドクリーム」を造り世に出した方の名前である「ウィリアム・ティーチャー(William Teacher)」から。

2.このウイスキーが誕生したのは1863年のことですが、当然、現代のようなコンピューターでの品質管理や機械での温度・湿度管理などは困難であったにも関わらず、彼の製造するウイスキーの品質・ブレンドの味がとても安定していつも同じであったから。

ということのようです。150年以上販売される超ロングセラー商品ですし、その評価・品質の高さは推して知るべしでしょうね。

実際、以前に飲んだ際も1,000円スコッチとしては十二分な品質で、コスパ抜群という印象でした。

ただ、それ故なんでしょうか。2016年にラベルが変更されると評価が些か芳しくないものに変わってしまっているようにも感じます。

ウイスキーの世界ではラベル変更≒中身のブレンドも変更というのが通説となっており、ティーチャーズについても例外ではなかったということなんでしょうか。

個人的に気になるのは、かつてのラベルにあった「High malt content」という文言が「High in peated malt」に変更になっていることでしょうか。

「ティーチャーズ ハイランドクリーム」が高い評価を受けてきた大きな要因が、モルトウイスキーの含有量が高いブレンデッドウイスキーであることだと理解しています。

1,000円スコッチにあってモルトウイスキーの含有量は45%とも言われ、通常の低価格帯のブレンデッドウイスキーとは一線を画すそのブレンドは、私のような庶民には大変に有り難いものでした(ノ∀`)

で、上述の文言の変更なんですが、私の拙いざっくりとした訳だと「高いモルト含量」から「ピーテッドモルト多め」に変わったということなのかな、と。

「高いモルト含量」だと、高いのはグレーンウイスキーに対してということだと言い切って良いんじゃないかと思うんです。

が、「ピーテッドモルト多め」だと、元々のグレーンウイスキーに対してというにも、モルトに占めるピーテッドモルトの割合だということにも取れてしまうような気がして、まぁ何となくモニョモニョするんですよね。

ストレートにいうとモルト含有量下げましたか?みたいな(ノ∀`)

せっかくの大きなウリであった、”高いモルトウイスキーの含有量”に関する記述をわざわざ曖昧にする必要性はない気がしますもんね(´・ω・`)

好意的に解釈すると、”ピートの効いた”ブレンデッドウイスキーであることを強調するための文言変更なのかもしれませんけどね(・∀・)

まぁ真実は製造元のウィリアム・ティーチャーズ&サンズ社やアードモア蒸留所のオーナーであるサントリーにしかわからないことだと思います。

飲む人が飲めばわかるんでしょうが、私では無理なのはこれまでに当ブログをお読みになられたことがある方にはご理解いただけることと思います( ^ω^)

製品紹介についてはサントリーのものをご参照ください。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:ティーチャーズ ハイランドクリーム(2016新ラベル)
種類:ブレンデッドスコッチウイスキー
製造:ウィリアム・ティーチャー&サンズ社
容量:700ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:1,371円(税込)
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【ストレート】
杏にごく薄手のドライマンゴー、少しニカワ、火の勢いの弱まった焚き火、煮込んだ豆類、麦芽の穀物香、樽材の木の香りに少しバニラを感じます。

口に含むと、煮込んだ小豆、軽めのスモーキーさと炭化した木材、木材のエグみ、杏に薄手のオレンジ、少しのカスタードクリームを感じます。

記憶は美化されやすいものですが、前のはもう少しスモーキーだったような気がします。以前の私は今以上にウイスキーを飲み慣れていませんでしたので、スモーキーさを過剰に感じやすかっただけなのかもしれませんが。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、ツンと鼻にくるアルコールの揮発感と土や枯れ草の混じるスモーキーな香り、薄手の杏と樽材の木の香り、茹でた大豆や麦粥を思わせる穀物感を感じます。

口に含むと、粉っぽさを感じる口当たり、黒豆、木炭と少しの煙の香り、杏や少しグァバを思わせるフルーティさを感じます。


トワイスアップ(1:1加水)にすると、緑を感じる草の匂い、柿やマンゴー、少しパイナップル、軽めの煮た小豆、樽香を感じます。

口に含むと、粉っぽさを感じる口当たり、くだいた木材、薄手の小豆に軽めのスモーキーさを感じます。鼻に抜ける香りもそれなりにスモーキーです。


口開けしたばかりということもあるのかもしれませんが、少量加水すると色々開いてくる感じがあって良いです。トワイスアップはそこまで悪くないのですが、やや薄べったく感じてしまいます。

【ロック】
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オンザロックにすると、チョコレートやマーシャルビーンズを思わせる樽系の甘い香り、コーヒーや炭っぽさのあるスモーキーさを感じます。

口に含むと、杏に木材のエグみ、少し黒豆、パイナップル、微弱なスモーキーさを感じます。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、レモンやパイナップルを思わせるほんのりとした甘酸っぱさを感じます。

口に含むと、軽めのスモーキーさと木材のエグみ、軽めのプレーンな甘みを感じます。


ロック系は個人的に少々厳しい感じ。香りも味も閉じてしまう感じがあり、かなり薄べったく感じてしまいました。

【その他】
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ハイボールにすると、シトラスフレーバーやパイナップルの香りが感じられるフルーティな香り立ち。スモーキーハイボールという割にはスモーキーさはあまり感じられません。

口に含むと、スモーキーさに樽材の木の風味、麦芽の穀物香やパイナップルを思わせる風味も微弱に感じられますが、かなりプレーンな印象を受けます。

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今日はセットでしたので「サントリーソーダ」を使用しましたが、当ブログをご愛顧いただいている方にはおわかりいただけそうですが普段はキリンの「ヨサソーダ」を贔屓にしています。

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使い切りできる量、炭酸の強さ、添加物なしというのが個人的な好みにドンピシャで愛用しています(´∀`*)

舌が慣れていて贔屓が入っているかもしれませんが、こちらのハイボールの方が美味しく感じました(笑)

【感想】
以前の値打ち感は値ごろ感に変わった。

とはいえ入手性の高さやどの飲み方でも薄べったくはあっても妙な香味には感じられないことを踏まえると、依然として良心的なウイスキーといえるのではないでしょうか。

ストレートや少量加水では割合楽しんで飲めたことから新ラベルも悪くないじゃないかという印象から入ったのですが、ロックやハイボールで思ったほど楽しめず、本品に限らないウイスキー業界全体の流れに少々ガックリきてしまったのは確かです。

どうしても以前のものと比べてしまう思い出補正で評価は辛めですが、冷静に考えると1,000円スコッチとしては十分値段相応、むしろまだまだ値打ち感はあるというところではないでしょうか。

旧ラベルものと全く別のウイスキーになってしまったという感じではないのですが、以前よりもスモーキーさが軽くなった感じ、シェリー感がライトになった感じなど、総じて若い原酒の使用量が増えるなどしてライトな方向にシフトした印象を受けました。

モルトの含有量は私の粗末な鼻と舌では何とも言い難い面はあるのですが、やはり若干下がっている可能性も十分あるのかなと感じました。

【リピート】
積極的にはしません。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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