皆さんこんばんは、ポッキーです。
今日は鹿児島県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩
本日飲むのは鹿児島県鹿児島市の本坊酒造株式会社が製造する「マルスウイスキー 西郷どん」です。
てっきり「せごどん」かと思いましたが、そこは権利関係の問題があるのか「さいごうどん」なんですね(笑)
製品紹介は以下の通りです。
本坊酒造㈱とすると、元々本所が鹿児島県であることに加えて津貫蒸留所を設立したばかりですし、そこに大河ドラマなどの大きなイベントが絡んできましたので、乗らない手はないですよね(・∀・)
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:マルスウイスキー 西郷どん
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:本坊酒造株式会社
容量:700ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,700円(税込)
色味はけっこう濃い目ですね。
価格帯は「岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ」と同一ですが、限定品ですしコスパについては割り引いて考える必要があると思いますが、さてさて。
【ストレート】
囲炉裏や竈の灰を思わせるスモーキーな香り、杏にオレンジ、まだ瑞々しさを残したレーズン、少しイチゴ、青木や若葉を思わせる緑がかった香り、薄手のバニラを思わせる香りに軽く焦げた木の香りを感じます。
口に含むと、トロンとした口当たりに樹液やカラメルソースを思わせる甘み、まだ若い原酒が主体のようでピリリとしたアルコール感、じんわりと全体を覆い鼻から抜けていく青みがかった香りとスモーキーさ、杏にほんのりオレンジを思わせる軽めのフルーティさ、プレーンな甘みとボディのどっしり感はモルト由来のものでしょうか、後味は樽系の木の風味に軽くバニラを思わせる風味を感じます。
原酒が若いであろうことと、鹿児島で熟成した原酒とすれば熟成環境の問題か樽系の香味とスモーキーさが主体ですが、ペラペラに薄い感じではなくモルトウイスキーの含有量は比較的多いのではないでしょうか。
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、オレンジに少しバナナ、パイナップルを思わせるフルーティさ、緑がかった若木に焦げた木や灰の香り、しっかりとオーク樽の香りを感じます。
口に含むと、口当たりのトロミはやや軽くなり、軽めですが杏にオレンジ、パッションフルーツを思わせるフルーティさ、少しイチゴやレーズン、薄手のカラメルソースにプレーンな甘み、しっかりとしたオーク樽の香り、余韻にかけて鼻に抜ける灰のようなスモーキーさを感じます。
個人的には少量加水した方が断然バランスが良くなるように感じました。ストレートよりも好みの量を加水して飲むのをオススメしたいと思います。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、軽めのミントに少しぶどうの枝や葉を思わせる青みがかった香り、ごく軽めのスモーキーさ、麦芽の穀物香とプレーンな甘み、ほんのり麦飯を思わせるニューポットのような香り、レモンやライム、花梨、薄くパッションフルーツを思わせる甘酸っぱいフルーティさ、少し焦げのついた木の香りを感じます。
口に含むと、少しだけトロリとした口当たり、ミルキィかつバニリィな甘み、木材や紅茶を思わせる薄手のタンニンのような渋味、少し樹液の混じる麦芽糖を思わせる甘み、緑がかった若木とごく軽めのスモーキーさを感じます。
トワイスアップも香味共にバランスが良いですね。ストレートで飲むよりは、加水量を調整しながら自分好みの飲み方を見つけるのが正解ではないかと思います。
【ロック】
オンザロックにすると、オレンジ混じりのカラメルソースにふわりとスモーキーな香り、チョコレートに少しレーズン、軽めの樽香を感じます。
口に含むと、チョコレートにマーシャルビーンズ、少し金属感に樽材のウッディな風味、レーズン、渋めの緑茶を思わせるタンニン、後味は杏やベリー系のフルーツを思わせる甘みを感じます。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、軽めのベリー系フルーツの甘みと樽材の木の香りを感じます。
口に含むと、杏に木材のエグみ、うっすらベリー系フルーツ、後味に青みがかった若木の風味を感じます。
ロックにすると樽系の香味がしっかりと出てくる印象です。オンザロックではそれがストレートよりも好ましく感じられましたが、ハーフロックではやや樽系のネガティブな香味も強く感じられて個人的にはイマイチでした。
【その他】
ハイボールにすると、少し青みがかった穏やかな樽香、ほんのりぶどうやパイナップルを感じます。
口に含むと、ライムや花梨を思わせる酸味、薄手のカラメルソースにレーズン、パイナップル、青みがかった木の香り、後味にほんのりスモーキーさを感じます。
シンプルな香味になりますがハイボール美味しいですね。ごくごく飲める感じですが薄べったくなく、オススメです。
【感想】
あ、思ったより力入れてる(笑)
西郷隆盛をイメージしたということで、濃い目のどっしりとしたブレンデッドウイスキーでした。ストレートでも悪くありませんでしたが、個人的には少量加水がオススメ。好みに加水して飲む方がバランスが良いようです。
これからの季節にはハイボールが良いでしょう。濃い目のブレンデッドですがごくごく飲めます。予想したよりずっとまともでした、失礼しました(ノ∀`)
津貫蒸留所のブレンダーがブレンドしたというのが公式の製品紹介で、津貫蒸留所の原酒を使用したかは定かではありませんが、鹿児島県はスコットランドはもとより日本国内でも温暖な気候の地域ですので、ウイスキーの熟成が早くその分、樽材の香味も早くに出やすくなっていると思います。
本品も樽系の香味はしっかりと感じられましたがそれは嫌味なものではなく、樽系の香味が全体を下支えしてくれる良い構成であると感じました。
比較的冷涼な長野県で熟成されるウイスキーと、比較的温暖な鹿児島県で熟成されるウイスキーと、2種類の原酒がこれから花開いていくマルスウイスキーの今後に大いに期待したいと思います。
【リピート】
お土産物としては価格帯もクオリティも手頃だと思いますし、ウイスキー好きの方には喜ばれるんじゃないでしょうか。自分で飲むのも良いですが、旅行のお土産に人にあげたいウイスキーです。
今日は鹿児島県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩
本日飲むのは鹿児島県鹿児島市の本坊酒造株式会社が製造する「マルスウイスキー 西郷どん」です。
てっきり「せごどん」かと思いましたが、そこは権利関係の問題があるのか「さいごうどん」なんですね(笑)
製品紹介は以下の通りです。
マルスウイスキー「西郷どん」は、維新の英傑「西郷隆盛」をイメージして、マルス津貫蒸溜所ブレンダーがアレンジしたブレンデッドウイスキーです。 度量の大きさを思わせる、柔らかい味わいとモルト由来の力強さを感じるウイスキーに仕上げました。というわけで、明治維新150周年記念及び大河ドラマの影響でしょうね、期間限定販売のウイスキーです。
2018年の明治維新150周年を記念した2018年だけの期間限定商品です。
本坊酒造㈱とすると、元々本所が鹿児島県であることに加えて津貫蒸留所を設立したばかりですし、そこに大河ドラマなどの大きなイベントが絡んできましたので、乗らない手はないですよね(・∀・)
それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)
名称:マルスウイスキー 西郷どん
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:本坊酒造株式会社
容量:700ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,700円(税込)
色味はけっこう濃い目ですね。
価格帯は「岩井トラディション ワインカスクフィニッシュ」と同一ですが、限定品ですしコスパについては割り引いて考える必要があると思いますが、さてさて。
【ストレート】
囲炉裏や竈の灰を思わせるスモーキーな香り、杏にオレンジ、まだ瑞々しさを残したレーズン、少しイチゴ、青木や若葉を思わせる緑がかった香り、薄手のバニラを思わせる香りに軽く焦げた木の香りを感じます。
口に含むと、トロンとした口当たりに樹液やカラメルソースを思わせる甘み、まだ若い原酒が主体のようでピリリとしたアルコール感、じんわりと全体を覆い鼻から抜けていく青みがかった香りとスモーキーさ、杏にほんのりオレンジを思わせる軽めのフルーティさ、プレーンな甘みとボディのどっしり感はモルト由来のものでしょうか、後味は樽系の木の風味に軽くバニラを思わせる風味を感じます。
原酒が若いであろうことと、鹿児島で熟成した原酒とすれば熟成環境の問題か樽系の香味とスモーキーさが主体ですが、ペラペラに薄い感じではなくモルトウイスキーの含有量は比較的多いのではないでしょうか。
【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、オレンジに少しバナナ、パイナップルを思わせるフルーティさ、緑がかった若木に焦げた木や灰の香り、しっかりとオーク樽の香りを感じます。
口に含むと、口当たりのトロミはやや軽くなり、軽めですが杏にオレンジ、パッションフルーツを思わせるフルーティさ、少しイチゴやレーズン、薄手のカラメルソースにプレーンな甘み、しっかりとしたオーク樽の香り、余韻にかけて鼻に抜ける灰のようなスモーキーさを感じます。
個人的には少量加水した方が断然バランスが良くなるように感じました。ストレートよりも好みの量を加水して飲むのをオススメしたいと思います。
トワイスアップ(1:1加水)にすると、軽めのミントに少しぶどうの枝や葉を思わせる青みがかった香り、ごく軽めのスモーキーさ、麦芽の穀物香とプレーンな甘み、ほんのり麦飯を思わせるニューポットのような香り、レモンやライム、花梨、薄くパッションフルーツを思わせる甘酸っぱいフルーティさ、少し焦げのついた木の香りを感じます。
口に含むと、少しだけトロリとした口当たり、ミルキィかつバニリィな甘み、木材や紅茶を思わせる薄手のタンニンのような渋味、少し樹液の混じる麦芽糖を思わせる甘み、緑がかった若木とごく軽めのスモーキーさを感じます。
トワイスアップも香味共にバランスが良いですね。ストレートで飲むよりは、加水量を調整しながら自分好みの飲み方を見つけるのが正解ではないかと思います。
【ロック】
オンザロックにすると、オレンジ混じりのカラメルソースにふわりとスモーキーな香り、チョコレートに少しレーズン、軽めの樽香を感じます。
口に含むと、チョコレートにマーシャルビーンズ、少し金属感に樽材のウッディな風味、レーズン、渋めの緑茶を思わせるタンニン、後味は杏やベリー系のフルーツを思わせる甘みを感じます。
ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、軽めのベリー系フルーツの甘みと樽材の木の香りを感じます。
口に含むと、杏に木材のエグみ、うっすらベリー系フルーツ、後味に青みがかった若木の風味を感じます。
ロックにすると樽系の香味がしっかりと出てくる印象です。オンザロックではそれがストレートよりも好ましく感じられましたが、ハーフロックではやや樽系のネガティブな香味も強く感じられて個人的にはイマイチでした。
【その他】
ハイボールにすると、少し青みがかった穏やかな樽香、ほんのりぶどうやパイナップルを感じます。
口に含むと、ライムや花梨を思わせる酸味、薄手のカラメルソースにレーズン、パイナップル、青みがかった木の香り、後味にほんのりスモーキーさを感じます。
シンプルな香味になりますがハイボール美味しいですね。ごくごく飲める感じですが薄べったくなく、オススメです。
【感想】
あ、思ったより力入れてる(笑)
西郷隆盛をイメージしたということで、濃い目のどっしりとしたブレンデッドウイスキーでした。ストレートでも悪くありませんでしたが、個人的には少量加水がオススメ。好みに加水して飲む方がバランスが良いようです。
これからの季節にはハイボールが良いでしょう。濃い目のブレンデッドですがごくごく飲めます。予想したよりずっとまともでした、失礼しました(ノ∀`)
津貫蒸留所のブレンダーがブレンドしたというのが公式の製品紹介で、津貫蒸留所の原酒を使用したかは定かではありませんが、鹿児島県はスコットランドはもとより日本国内でも温暖な気候の地域ですので、ウイスキーの熟成が早くその分、樽材の香味も早くに出やすくなっていると思います。
本品も樽系の香味はしっかりと感じられましたがそれは嫌味なものではなく、樽系の香味が全体を下支えしてくれる良い構成であると感じました。
比較的冷涼な長野県で熟成されるウイスキーと、比較的温暖な鹿児島県で熟成されるウイスキーと、2種類の原酒がこれから花開いていくマルスウイスキーの今後に大いに期待したいと思います。
【リピート】
お土産物としては価格帯もクオリティも手頃だと思いますし、ウイスキー好きの方には喜ばれるんじゃないでしょうか。自分で飲むのも良いですが、旅行のお土産に人にあげたいウイスキーです。