皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はジャパニーズウイスキーを飲みます(∩´∀`)∩

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本日飲むのはサントリーの「サントリーQ」です。

ウイスキーをメインに据えたブログのはずなんですが、サントリーのウイスキーについて記事にするのは、蒸留所見学を除くと5月以来です(笑)

だいぶ更新をサボった時期もありましたので致し方ないのですが、まぁ久しぶりですね(ノ∀`)

さて、本品についてはWik◯pediaより説明を引用します。
1983年に新世代向けのカジュアルなウイスキーとして発売される。ライトかつスムースな口当たりを売りにし、当時若い世代を中心にカフェバーで流行していたカティ・サークに対抗した、緑色のボトルが特徴。CMにMTVで隆盛を極めていたニュー・ロマンティックの代表的アーティストとして知られるデュラン・デュランを起用。250mlボトル、500mlボトル、1000mlボトルと3種のタイプが存在した。今も地方の酒屋で稀に見かけられることもある。
というわけで、本品は地方の酒屋で稀に見かけられたものを購入したものです(笑)

1983年に発売され、数年後の1980年代半ばには終売になっていたらしいウイスキーなんですが、それから約30年経過しているというのに、酒屋の棚に現行品かのようにズラリと並べられて売ってありました(´゚ω゚):;*.:;

在庫の回転がどうとかそんな言葉を笑い飛ばしてしまうような、地方の面白さを感じられた瞬間であったのかもしれません(ノ∀`)

さて、本品は1989年まで続いた従価税表記のあるウイスキーです。特級・1級・2級とあった中で、本品の階級は1級です。

級の括りは価格や原酒(モルトウイスキー)の混和率によって定められていました。本品発売当時の1983年では、原酒混和率17%以上27%未満のウイスキーが1級とされていました。特級は27%以上、2級は10%以上17%未満とされていたようですので、10%を下回るとウイスキーを名乗れないということだったんでしょうかね。

上記の引用にある通り、今も日本でも広く販売されているカティ・サークを意識したウイスキーだそうで、確かにボトルの色味なんかはそっくりですね。

同じく引用にある通り、ロックバンドのデュラン・デュランがCMに起用されていました。


 
このCMによると、当時の価格は1,000ml瓶で2,200円。1989年以前で消費税はない時代です。発売当時の昭和58年(1983年)の大卒初任給が132,200円程でしたので、現在のおよそ3分の2程ということになりましょうから、現在の感覚でおよそ3,300円くらいでしょうか。

カティ・サークというと現在は千円少々で購入できてしまうウイスキーですので本家よりも随分と高いような感覚も覚えますが、当時は輸入スコッチがべらぼうに高かった時代ですし、どちらかというと割安な価格帯だったのかもしれませんね。

原酒混和率に制限のある1級ボトルで、味わいはライトかつスムースとか言われると嫌な予感しかしない気もしますが、さてさて。

発売数年で終売という事実が物語るのか、はたまた時代を先取りしすぎただけなのか。

それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:サントリーQ(1級ボトル)
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:サントリー株式会社
容量:1,000ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:2,200円(当時)
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【ストレート】
まずはしっかりとウッディな樽香、薄い水飴や焼酎甲類を思わせるプレーンな香りを感じます。

しっかりスワリングして時間経過させると、徐々に開いてきて、粉っぽさに緑の草や土壁を思わせる香り、麦芽の穀物感とコク、ほんのりとクッキーを思わせる甘めの香ばしさ、洋梨に白ぶどう、レモンや杏を思わせる薄手のフルーティな香りを感じます。

口に含むと、レモングラスにプレーンな甘み、軽めの樽香、黄桃に洋梨、白ぶどう、麦芽の甘みとコク、粉っぽさや土壁を思わせる風味を感じます。

ライトなピート香に軽めのシェリー樽原酒系と思われるフレーバーが中心で、軽めの樽香に加えて意外と麦芽の風味がしっかりと感じられる印象でした。

特級時代のカティ・サークは以前にミニボトルで飲んだことがあるだけですが、なるほどそれっぽいなと思わせる要素は確かにあるように感じました。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、レモンに少しグレープフルーツの皮、土蔵や土壁を思わせる香りに緑の草の香り、香ばしいクッキーに樽香、少しクリーミィな甘さを感じます。
口に含むと、じんわりとアルコール感、粉っぽい口当たりに軽めのレーズンや白ぶどう、ミントやまだ皮の青いレモン、ほんのりとカスタードクリーム、麦芽糖を思わせるプレーンな甘みを感じます。


トワイスアップ(1:1加水)にすると、柑橘系の酸味にミントやパクチーを思わせる香草系の青々しさ、土蔵や土壁を思わせる香り、りんごに白桃、麦汁の甘い香り、軽めの樽香を感じます。

口に含むと、ほんのりとミントフレーバーにレモン、りんご、洋梨、白ぶどうなどフルーティな風味、土壁を思わせる湿気を帯びた土の香り、麦芽糖を思わせる甘みを感じます。


ライトかつスムースな口当たりが売りということで、加水すると薄べったい印象になることも想定していましたが、いずれのフレーバーもライトではあるのですが、各香味の線の太さが感じられて薄べったくは感じません。

元々こうなのか経年でこうなったのか、オールドボトルの面白いところの一つだろうと思いますが、加水しても美味しく飲めます。

【ロック】
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オンザロックにすると、香りはあまり立たなくなります。かなりうっすらと土壁っぽい香りにごくほんのりとレーズンや白ぶどうの香りを感じます。

口に含むと、トロミを帯びた口当たりにパイナップルや黄桃、りんごを思わせるフルーティさ、シロップのようなしっかり目の甘さに軽めの草っぽいピート香、うっすら土壁を思わせる風味を感じます。


ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、ほぼ香りは立たなくなり、薄まった焼酎の水割りのような印象を受けます。

口に含むと、シェリー樽原酒由来と思われる薄手のレーズン、ピート由来か樽材由来か判然としませんがビターな風味、麦芽糖を思わせる甘みを感じます。

更に加水を増やして水割り(1:2加水)にもしてみましたが、ピート香や樽香はあまり感じられず、ほんのり甘くて飲みやすかったです。時代背景的にもウイスキーは水割りで飲んでいた頃でしょうしね。


オンザロックは口当たりにトロミが出て、フルーティさや甘みをしっかりと感じられてなかなか良かったです。ハーフロックも悪くありませんが、いっそ水割りまで加水してしまった方がダラダラ長く飲めて良い感じです。

【その他】
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ハイボールにすると、やはりウイスキーを思わせる香りは相当程度、希薄です。よくよく嗅ぐと土壁っぽいピート香やほのかなフルーティさ、プレーンな甘みが感じられる程度です。

口に含むと、真っ先にぶどう風味が感じられますが、その後は焼酎甲類のソーダ割りかのようなプレーンな風味です。

ほんのりぶどう風味の炭酸飲料といったテイストで、さっぱりしていてこれはこれでアリだなと思うのですが、やはりこの頃はハイボールで飲むことはあまり想定されていなかったんでしょうね。

ウイスキーの味が邪魔にならない分、コーラでもジンジャーエールでも好きな炭酸飲料で割って飲むのが一つ正解の飲み方のように思います。


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ホットウイスキーにしてみると、軽めですがオールドボトルらしいシェリー樽原酒感、樽香にライトなピート香が感じられます。温められることで甘めの香りがしっかり立つようです。

口に含むと、シロップで甘みをつけた焼酎甲類のような、プレーンな甘い味。うっすらぶどうっぽさもないではありません。

甘口で飲みやすくてむしろ美味しいんですが、ウイスキーっぽさはゼロかな(笑)

【感想】
ただのネタだと思ったのに、意外と美味しい。

外見だけでなく、中身もしっかりとカティ・サークを意識したライト&スムースな味わいになっていると思います。

中身ですが1983年の発売ということで、共に1973年設立の白州蒸溜所のモルトウイスキーと知多蒸留所のグレーンウイスキーがそろそろだったんじゃないかと思いますので、これらがメインなんじゃないでしょうか。モルトウイスキーに関しては輸入のバルクウイスキーの可能性もありますが。

特にハーフロックやハイボールにした時などに、あまりにプレーンに感じるのはモルトウイスキーの混和率が低めであることに加えて、グレーンウイスキーが若すぎることが要因だろうと思います。焼酎甲類(醸造アルコール)とブレンドしてある地ウイスキーに通じる部分がありました。

とはいえ、ブログネタになればいいかと思い美味しくない前提で購入してきたはずが、良い意味で期待を裏切られました。すごく美味しいというわけではないですが、十分なレベルのウイスキーだと感じました。

本品がほんの数年で終売になってしまうあたり、当時のウイスキー、特にスコッチのレベルの高さが窺い知れるところではありますが、単純に時代に合わなかった面もあるのだろうと思います。

良くウイスキーを飲んでいたであろうおじさま世代は、「オールド」や「ローヤル」さもなくば舶来スコッチへの信奉が強かったでしょうし、ウイスキーは高価なもので自宅でチビチビ飲むかスナックなどで水割りで飲むかという感じだったんじゃないかと思います。

本品は当時それまで、主たるターゲットではなかったであろう若者をターゲットに、気軽にオシャレにウイスキーを飲んでもらおうとしたんだろうと思います。

完全に個人の想像ですが、当時はバブル経済またはその前夜という感じで好景気に湧いていた頃でしょうし、日本の歴史上、若者が最も金を持っていたまたは持ち出していた時代ではなかったかと思います。

そうすると美味しいかどうかはともかくとして、カティ・サークの廉価品・代替品を飲むのではなく、少々無理をしてでもカティ・サークそのものを飲んだんじゃないかと思いますし、時代的にはぼちぼちバーボンの人気が高くなっていた頃ではなかったかとも思います。

本家イギリスからスコッチ、アメリカからテイストの異なるバーボンが輸入され、かつどれもレベルが非常に高かった時代です。

加えて日本の若者が金を持つようになっていたという時代背景の中で、若者は日本のウイスキーではなくカッコつけて舶来ウイスキーを飲もうとしたか、さもなくばカクテルやチューハイといったちょっとオシャレなお酒を飲んでいたんじゃないでしょうか。

輸入洋酒に圧されたのと、マーケティング、ターゲッティングが上手くいかなかったのがあっという間の終売の理由なんじゃないでしょうか。

今の時代にこの価格でこのクオリティのウイスキーだったら、十分売れるんでしょうけどね(;´∀`)
商売とは難しいものですね。

なんだかんだ書きましたが色々な飲み方で楽しめますし、フルボトル消費するのに苦労はなさそうです。面白い体験ができました。

【リピート】
恐らくさすがにもう見かけることはないでしょう(笑)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ



|ω・)チラ
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