皆さんこんばんは、ポッキーです。

厚生労働省の「平成27年賃金構造基本統計調査結果(初任給)の概況」によると、大卒の初任給平均は202,000円、大学院修士卒が228,500円、高専・短大卒175,600円、高校卒160,900円で、すべて前年よりアップしているそうです。

また、三井ダイレクト損保の調査(2015年5月)によると、初任給の使い途は、親にプレゼント51.3%、貯蓄46.7%、外食32.7%、仕事用品(スーツ、靴、カバンなど)23.0%、旅行10%、化粧品8.3%、家具・家電3.0%、車2.7%、スマホ・タブレット2.3%、PCを購入2.0%、その他3.3%、特に使う予定なし15.7%(複数回答)だったそうです。

私もその昔、初任給で両親を寿司に、初ボーナスで祖父母を食事に招待したのを覚えています。もちろん寿司は回る方でしたが(ノ∀`)

初任給の使い途の第一位である「親にプレゼント」ですが、平均金額は19,500円、第二位の貯蓄の平均金額は64,000円だったようです。親に感謝もしつつ、堅実に貯金も行い、素晴らしいですね。残さず使いきるキリギリスのような生活ではいけません。

ちなみに貯蓄は給与から天引きしてもらうのが確実で良いそうです。そうしないとどこかのキリギリスのように貯蓄もしないでお酒ばかり買うはめになりかねないからですね( ^ω^)

さて、どこかのキリギリスが飲む本日のお酒は、北海道の地ウイスキー第三弾です(∩´∀`)∩

本日飲むのは札幌酒精の製造するウイスキーのフラッグシップモデルである、「サッポロウィスキーSS」です。

札幌酒精のHPによると、「数種の長期貯蔵モルトをブレンド、再貯蔵によりさらにじっくりと熟成させた地ウイスキー」とのことです。

ところでSSって何の略なんでしょうか。HPを見てもほうぼうネットを見まわっても何の略かは見つけられませんでした(笑)誰か見つけたらまたはご存知の方、教えてくださいm(_ _)m

サッポロウィスキーや札幌酒精については「サッポロウィスキー37%」「サッポロウィスキー40%」の記事をご覧いただくことにして、早速飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:サッポロウィスキーSS
種類:ジャパニーズブレンデッドウイスキー
製造:札幌酒精株式会社(北海道札幌市)
原料:モルト、グレーン
容量:720ml 43%
価格:1,515円(税込)
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ボトルの形状は「サッポロウィスキー40%」と同じですね。ラベルは麦畑の絵柄になっています。「サッポロウィスキー37%」だけがやけに浮いて見えますね(笑)37%のボトルの感じが個人的には好きですので、SSがそっちの方が良かったんじゃないかとも思いますが…(ノ∀`)まぁ私は美的センス皆無ですので余計なお世話ですね(;´Д`)

【ストレート】
樽由来の木香、チョコレート、カラメル香が主体の香り。樽の焦げ感もあり余計に樽香が目立つ印象です。奥にうっすらぶどうのようなモルトウイスキーの香りも感じられます。

口に含むと、ピリピリとかなり強いアルコールの刺激、続いて蜂蜜やパイナップルを思わせるモルトウイスキーの甘み、樽のカラメルの甘み、グレーンウイスキーの杏のような香味を感じます。

樽のカラメルが濃すぎてモルトウイスキーの甘みを塗り潰しているような気がしますが、モルトウイスキーの使用比率は高そうです。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、樽の木香とカラメルをより強く感じるようになります。奥にモルトウイスキーの甘い香りも潜んでいるはずなのですが、とにかくカラメルが目立つ印象です。グレーンウイスキーはストレートでもそれほどには感じませんでしたが、更に抑えられ、甘ったるくないすっきりした香りになっています。

口に含むと、アルコールの刺激は強いものの、蜂蜜、パイナップル、青りんごのようなモルトウイスキーの甘みを感じます。後口にカラメルの甘さが残り、ややくどく感じてしまいます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、甘酸っぱいパイナップルに青りんごとカラメルの香り。加水量を増やすことでグレーンウイスキーの香味はどんどん控え目になり、モルトウイスキーの香味が活きてきますが、やはりカラメルの甘みがくどさを感じさせ、せっかくの熟成の進んだモルトウイスキーがもったいない気がします。

口に含むと、蜂蜜や花の蜜のようなモルトウイスキーの甘さに、カラメルの甘さが感じられます。

【ロック】
オンザロックにすると、樽の木香にカラメル、グレーンウイスキーの杏香、すっきり目の麦芽の甘い香りを感じます。口に含むと、カラメル、甘酸っぱいパイナップル、青りんごを感じます。氷が溶けてくると、カラメルのくどさが抑えられ、バランスが良くなります。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、カラメルにさっぱり目の麦芽の甘さ、薄くグレーンウイスキーを感じます。やはりある程度加水した方が、カラメルの甘みを抑えられてバランスが取れます。

【その他】
ハイボールにすると、りんごと麦芽の甘み、モルトウイスキーの甘みがしっかり感じられる美味しいハイボールになります。濃い目にするとカラメルが目立ってきますのであまり濃い目にしない方が良いようです。

コークハイにすると、元のコーラよりも甘くなるコークハイになるように感じます。美味しいのですが、それなりにモルトウイスキーの味が感じられるウイスキーでコークハイにするのはもったいないのかもしれませんね。

【飲み比べ】
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サッポロウィスキー3種類揃い踏みとなりましたので、飲み比べてみました。右から「サッポロウィスキー37%」「サッポロウィスキー40%」「サッポロウィスキーSS」です。

写真の写りの問題はありましょうが、肉眼では、SSが最も色が濃く、次いで37%が色が濃いように感じました。

飲んでみての感想ですが、SS>40%≧37%の順でモルトウイスキーの比率が高くなっているように感じました。

ただし、37%と40%に関しては、加水率の違いだけの可能性もあります。ボトルの形状やアルコール度数こそ違うものの、どちらも「サッポロウィスキー」という製品名ですし、そうなると37%と40%の製品名がまったく同じであることに納得がいきます。

1989年以前の従価税表記の時代は、37%が2級、40%が1級、SSが特級だったようですので、少なくとも昔はモルトウイスキーの比率自体が違っていたようです。従価税表記の廃止以降はわかりませんが、飲んでみた感じでは、加水量の違いだけではなく、モルトウイスキーの比率もそれぞれ違っていそうです。

SS>40%≧37%の順でモルトウイスキーの比率が高いように感じられるのですが、同時に樽由来のカラメルも濃く感じるようになっており、個人的な好みではありますが、せっかくのモルトウイスキーの蜂蜜や果実を思わせる甘い香味が非常にもったいないように思いました。なまじそれなりにモルトウイスキーが熟成しているようなので尚更でしょうか。

札幌酒精のSSの紹介文では「数種の長期貯蔵モルトをブレンド、再貯蔵によりさらにじっくりと熟成させた地ウイスキー」となっています。スコットランドから輸入した時点で既に樽にカラメルが塗布されていたのか、再貯蔵用の樽にカラメルを塗布しているのか、あるいはその両方なのかはわかりませんが、ややカラメルの香味が他の香味を阻害している印象を受けました。

カラメル感がもっと弱いと、本品への評価はぐっと上がる気がします。あくまで私の好みですが(笑)

記事が長くなってますが、3品ともそれなりにモルトウイスキーの比率の高さや熟成年数の長さを感じることができ、値段相応または値段以上の価値のあるウイスキーだと思います。

香りを嗅いだ印象と飲んだ味の印象がかなり違っていたり、加水量の増減でかなりバランスが変わってきたりと、割りと変化の激しいウイスキーのようですので、少し時間を置いてみることでもかなり変化しそうです。しばらくしてから飲むとまた違った感想になりそうです。

【感想】
値段相応のなかなか美味しいウイスキー。

水やソーダ水で割って飲む前提のブレンドになっているウイスキーと思われますが、フラッグシップモデルだけにモルトウイスキーの比率はそこそこ高そうで、なかなか美味しく飲めました。

多分に個人の嗜好の問題になりますが、もう少しカラメル感が弱いと、ストレートで飲んでもしっかりとモルトの甘みを感じることができ、値段以上の美味しいウイスキーと感じられるのではないかと思います。

【リピート】
気が向いたらありかな。

私の住む田舎では通販以外に入手経路はないと思われますが、フラッグシップモデルだけにあちこちで通販を行っており、送料に目をつぶれば入手は容易です。今後、時間経過による香味の変化が楽しめるようなら、リピートはありそうです。

お土産物としてはもちろん大変重宝しそうですので、北海道に訪れた際には購入したいと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ