皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は富山県の地ウイスキーを飲みますよ(∩´∀`)∩

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本日飲むのは富山県砺波市の若鶴酒造株式会社が製造する、「若鶴ウイスキー ブレンダーズトライアルVol.1 ワインカスクフィニッシュ」です。

三郎丸蒸留所を訪問した際に購入してきたものです。HP上などには全く記載がありませんし、蒸留所限定品のようです。

ネットからは上手く情報を見つけることができませんでしたので、ラベルから読み取ったことのみです( •̀ㅁ•́;)

本品はボトリング総数350本の内の1本、名称からしてブレンダーがスモールバッチで色々な試みをしてみようとしているシリーズの第一弾ということのようです。冷却濾過をしていないノンチルフィルタードのブレンデッドウイスキーです。

マイクロディスティラリーの三郎丸蒸留所ですからあまり多くの原酒は使用できないので必然的にスモールバッチになるのでしょうが、ラベルにあるのは1990年蒸留のバーボン樽熟成のモルトウイスキーと、ワイン樽熟成のグレーンウイスキーの絵柄ですので、この2種類をブレンドしたものということなんでしょうね。

私自身ウイスキー歴がまだまだ浅いので知らないことだらけなんですが、グレーンウイスキーってワイン樽で熟成させたりするのは別段珍しいことではないんでしょうかね。

そういえばモルトウイスキーの熟成用の樽は気にしたことがありますが、グレーンウイスキーってどんな樽でどのように貯蔵されているのか、あまり気にしたことがなかったように思います。

モルトウイスキーをワイン樽で熟成させたり、ブレンド前後にワイン樽で追熟させたりするのとまた違ったニュアンスが出てきたりするんでしょうか。

何となくですが、グレーンウイスキーは連続式蒸留機で製造する分、モルトウイスキーよりも出来上がりのアルコール度数は高いことが一般的ですので、樽に詰めた時の樽からのエキスの染み出し具合はグレーンウイスキーの方がより強いんじゃないかと思います。

必然的に樽に染み込んだワインの成分もより強くより早く溶け出すのではないかと思いますし、その分しっかりとワインの風味を感じることができるかもしれませんね。

まぁ飲んでみないことにはわかりませんね( ´∀`)飲んでみても私の粗末な鼻と舌ではわからないかもしれませんが(笑)

何はともあれ、それでは早速、飲んでみましょう(*゚∀゚)

名称:若鶴ウイスキー ブレンダーズトライアルVol.1 ワインカスクフィニッシュ
種類:ブレンデッドジャパニーズウイスキー
製造:若鶴酒造株式会社
容量:300ml 40%
原料:モルト、グレーン
価格:失念…2,000円前後だったかと。
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【ストレート】
金属っぽさのある焦げた香り、薄く硫黄、ミントに薄く青りんごの混じるピート香、レモングラス、麦粥を思わせる香り、後からフルーティな華やかさも感じられます。

全体的には「サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」に近しい香りですが、りんごやベリー系のフルーツなどを思わせるフルーティさがわかりやすく感じられるように思われ、香りは本品の方がより甘めな印象です。

口に含むと、粉っぽさのある麦芽の甘みに鼻から抜けるレモングラスの香りに青みがかったピート香、樽由来のビター、スモーキーフレーバー、あとの方はりんごや桃、パイナップルなどを思わせるフルーティな甘みが感じられ、香り同様に甘口に思います。薄くですが硫黄っぽさも感じられます。アルコールの刺激はそれなり。

序盤は麦芽の甘みやレモン系の爽やかさ、中間は樽系のフレーバーやピート香、終盤はフルーティさとコロコロ顔が変わります。

使用した原酒の種類が少ないことも合ってブレンデッドウイスキーですがまとまりに欠ける印象はありますが、ややもすると荒々しい若鶴酒造のモルトウイスキーの個性をグレーンウイスキーがどうにか抑えてくれています。

モルトウイスキー由来かワイン樽由来かはわかりませんが華やかなフルーティさも感じられ、荒っぽさやまとまりのなさが感じられながらも飲みにくさはそれほど感じません。

【加水】
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少量加水(ペットボトルのキャップに1/5程度)すると、レモンとその果皮を思わせる爽やかな香りに少し草っぽさのあるピート香、薄く蜂蜜やパイナップルを思わせる香りを感じます。

口に含むと、少し金属感、レモングラス、薄くビターな樽香、薄手のパイナップルや桃、水飴のようなプレーンな甘みを感じます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、レモングラスに少しミント、グレープフルーツ、ドライマンゴー、オレンジ、軽めのスモーキーさを感じます。加水量を増やすとかなりフルーティな香りが顔を出してきました。

口に含むと、うっすら酸味の混じるほんのりとプレーンな甘み、少しの金属感やスモーキーさを感じます。香りを嗅ぐとかなり有望な感じだったのですが、味は扁平で凡庸になってしまいました。

トワイスアップはオススメしません。

【ロック】
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オンザロックにすると、香りの立ち方はなかなか弱め、薄く黒糖を思わせるプレーンな甘み、少し甘酸っぱいフルーティさ、軽くピート香を感じます。

口に含むと、金属感に青みがかったピート香、少し硫黄、パイナップルや白ぶどうを思わせるフルーティさ、プレーンな甘みを感じます。中盤以降はかなり甘めな印象、アルコールの強さをけっこう感じてしまうように思いました。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、金属感と青みの混じるピート香、うっすらプレーンな甘みを感じます。口に含むと、プレーンな甘みに少しの金属感やスモーキーさ。

トワイスアップ同様にあまりオススメはしません。

【その他】
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ハイボールにすると、香りは薄く金属感の混じるピート香が目立ちます。口に含むと、レモンフレーバーにプレーンな甘みで甘酸っぱく感じます。ほんのりパイナップルや白ぶどうを思わせるフルーティさが感じられ、鼻からスモーキーさが抜けていきます。

大手とは違う地ウイスキーハイボールとして十分楽しめるものになっていると思います。

【飲み比べ】
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サンシャインプレミアム ワインカスクフィニッシュ」と飲み比べてみました。

香りの面では、本品の方がよりアルコールの揮発感や金属感、スモーキーさを強く感じました。ツンと強い香りが立ち上る印象です。一方のサンシャインは、よりベリー系・赤系フルーツを思わせる香りが強く感じられ、ワインカスクの影響がより強く出ているように感じました。

味の面では、本品の方がより辛口な印象、ドライさや植物感のあるスモーキーさ、金属や硫黄っぽさを感じます。一方のサンシャインは、口当たりにとろみが感じられ、レモングラスを思わせる爽やかさや酸味、ビターな樽材の風味、後味にベリー系の風味が感じられます。

ワインカスクの影響をより強く感じるのはサンシャインの方で、飲み比べる前はサンシャインの方が美味いよなぁという思いでいたのですが、いざ飲み比べてみると本品のドライさも悪くないな、と(笑)

サンシャインはワインカスクフィニッシュとのことで、モルトウイスキーまたはブレンド後の原酒をワインカスクで後熟させています。本品はグレーンウイスキーをワインカスクで熟成(後熟?)させており、ワインカスクの使用法に違いがあるわけです。

味わいのキーになるモルトウイスキーをワインカスクで後熟させることで、サンシャインはワインカスクの影響をより強く感じられる反面、モルトウイスキーの個性がマスキングされるという側面も感じられました。それ故に硫黄っぽさなんかが隠れて有り難いというのももちろんありますが(笑)

本品の場合はモルトウイスキーがワインカスクの影響を受けていない分、バーボン樽長期熟成によるトロピカルな要素を持つ様々なフルーティさが感じられ、ワインカスクの風味もありますが限定的なものとなっているようです。良くも悪くも三郎丸蒸留所の原酒の個性をより強く感じられるのは本品のようです。

強すぎる原酒の個性を樽の個性でマスキングできるのが後熟の利点の一つだと思われ、サンシャインの方がより万人受けするブレンデッドウイスキーに仕上がっていると思います。よりコアなファンにウケるのは本品の方でしょうね。そもそもマイクロディスティラリーの1990年蒸留、26~27年熟成の原酒を使用したブレンデッドウイスキーなんて贅沢なものが(たしか)2,000円台で買える時点でもう…ね(笑)

【感想】
面白い。長く続いて欲しいシリーズです。

ただでさえ生産量の圧倒的に少ない地ウイスキーの、スモールバッチシリーズ第一弾でした。昨今のウイスキーブームや蒸留所改修などでの知名度向上から長熟原酒は目減りする一方なんじゃないかと気になっていますが、本品は1990年蒸留のバーボン樽原酒を使用しながら価格は2,000円台(だったような)と、後で振り返って「あの頃は贅沢だったなぁ」と思うんじゃないかと思っています。

べらぼうに美味しいとは言いませんが、地ウイスキーメーカーの中でも数少ない(少なかった)自社で蒸留を行う蒸留所であり、長年自社蒸留を続けてきた歴史のある若鶴酒造だからこそできるスモールバッチの限定品だと思います。行けて良かったなぁと改めて思える良い体験でした(・∀・)

私の住む田舎からではそう簡単に行けるところには三郎丸蒸留所はありませんし、この「ブレンダーズトライアル」シリーズにいつかまたお目にかかる機会があるかどうかも定かではありませんが、蒸留所訪問時に第一弾に巡り会えたのは僥倖だったと思います。

【リピート】
私にはもう購入するチャンスはないと思いますが、近々に訪問される方なんかはまだ巡り会えるかもしれませんね(´∀`*)

第二弾は第一弾は売り切れ次第なのか、全く違うタイミングなのかわかりませんが、長く続けていってほしいですね。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
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