皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は芋焼酎を飲みます(∩´∀`)∩

本日の焼酎は「マルスウイスキー」のブランドも保有する、本坊酒造の製造です。本坊酒造は長野県でウイスキーを製造しているだけではなく、鹿児島県で焼酎、山梨県でワイン(マルスワイン)も製造する総合酒類メーカーです。

本日飲むのは「あらわざ桜島」という芋焼酎です。本品は、IWSC2013で焼酎部門のトロフィーと金賞を受賞している焼酎だそうです。本品はそれを記念して製造された1万本限定のトロフィーボトルです。

あらわざは荒技ではなく、新技、つまり新しい技術を意味しているそうです。新しい技術とは2009年に本坊酒造が特許を取得している「磨き蒸留」という技術です。

焼酎は蒸留酒ですので蒸留機でもろみを蒸留して製造します。もろみは麹に水と酵母を加えてアルコール発酵させたもので、麹は芋や麦などの原料に麹菌を加えてデンプンを糖化させたものです。

単式蒸留機で蒸留して原料の風味を多く残すのが乙類焼酎(芋・麦・米焼酎など、ウイスキーでいうところのモルトウイスキー)、連続式蒸留機で蒸留して高い度数のアルコールを効率よく抽出し、クリアな味わいにするのが甲類焼酎(ホワイトリカーなど、ウイスキーでいうところのグレーンウイスキー)です。

「あらわざ桜島」では、このもろみを蒸留する蒸留機内部に空気を送り込むパイプを通し、蒸留時に空気を送り込んでもろみを対流させるという技術を用いています。これによって、粘度の高いもろみが蒸留機の中で混ざらず、蒸留機に接する部分ばかり熱せられるなどによって、品質にムラが出ることを防ぐことができるそうです。

蒸留する度に混ざったり混ざらなかったり、混ざり方がバラバラとなると、均一の品質で製造することが難しくなってしまうでしょうから、それを解決する方策なわけですね。

「蒸留酒の製造方法」として特許を取得しているそうですが、ウイスキーなどの焼酎意外の蒸留酒の蒸留時にも応用できる技術なのでしょうか。本坊酒造では現在、鹿児島県南さつま市に信州マルス蒸留所に続く2箇所目のウイスキー蒸留所を新設中です。今秋完成予定とのことで、数年内に鹿児島で蒸留されたマルスウイスキーを飲めそうですが、この特許がウイスキーでも活きることはあるのでしょうか。

サントリーやニッカ、あるいは世界の大手ウイスキー蒸留所と違って、地ウイスキーメーカーはどうしても製造量が少ないですから、蒸留ごとのムラが少なくなって少量でも安定した品質のウイスキーが製造できるとすれば嬉しいことでしょうが、さてどうなんでしょうね。

先日書きましたが、静岡県にも新たな蒸留所が建設中ですし、ハイボールブーム・マッサンブームでの国内ウイスキー市場の活況、世界的なウイスキーの需要増を受けて、日本では今、ウイスキー蒸留所の建設ラッシュだそうです。

本坊酒造の津貫蒸留所(鹿児島県南さつま市)、ガイアフローの静岡蒸留所(静岡県静岡市)、堅展実業の厚岸蒸留所(北海道厚岸郡厚岸町)が既に具体的に動き出しており、笹の川酒造(福島県郡山市)も休止していたウイスキーの蒸留を再開するべく新たに蒸留機を購入するようです。

東京オリンピックでの外国からの来訪者増加や日本への注目度が高まることを見据えての今の動き出しなのだと思います。2020年のオリンピックイヤーには様々な地ウイスキーが楽しめるかもしれませんね( ^ω^)
私の口に入れられるお値段だったら良いのですが…

さて、前置きが長すぎましたが、そろそろ飲んでみましょう(*゚∀゚)


名称:あらわざ桜島 トロフィーボトル
種類:芋焼酎
製造:本坊酒造株式会社
原料:さつま芋(鹿児島県産)、米麹(国産米)(白麹)
容量:750ml 25%
価格:1,944円(税込)
*トロフィーボトルでない通常品の場合、900mlで998円(税込)
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【ストレート】
ドライなアルコール感に乗って立ち昇る芋の甘い香り。クリアな香りで芋臭くは感じられません。麹の香りも混じってクリアですが甘みのあるフルーティな香りになっており、少しバナナのようにも感じられます。

口に含むと、アルコール感はありますが、刺激は強くなくまろやかな口当たりです。芋の優しい甘みが感じられ、雑味の少ないクリアな仕上がりになっています。後口が優しい甘さですっきりとしているので、クリアな味わいですがドライではありません。ストレートで十分飲める焼酎です。-

【加水】
トワイスアップ(1:1加水)にすると、アルコール感は相当弱まり、うっすらと芋の甘さを感じられます。加水することでどんどん味はクリアになりますが、雑味が少ないことから後口はうっすらと甘くまろやかな口当たりです。

【ロック】
オンザロックにすると、焼酎の力強さと芋の甘さをしっかりと感じられ、クリアな味わいですが相応のアルコール感と飲みごたえが感じられ、オススメの飲み方です。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、ほんのりと芋の甘みを感じる優しいクリアな味わいです。雑味が少ない穏やかな味わいですので食中酒として色々合わせやすそうです。食事の際には加水量を好みで調整した水割りが良さそうですね。

【その他】
ハイボールにすると、麹由来のものか酸味が引き出されます。美味しく飲めますが、他の飲み方と比較すると今ひとつ好みではありませんでした。

【感想】
クリアな味わいと優しい芋の甘さで、幅広い食事と楽しめる焼酎。

普段遣いできるお値段で、普段の食事に幅広く合わせやすそうなのが良いですね。ともすると焼酎をウイスキーよりも一段下に置いてしまいそうな自分がいますが、常日頃の食事と合わせるにはやはり焼酎が便利です。

ロック~水割りくらいで氷と水で好みに調整すれば、日本の食生活にはオールマイティ活躍してくれそうです。

【リピート】
入手性しだいで再購入の可能性あり。

ウイスキーばかりご贔屓にしちゃってますが、やはり食事との相性を考えると焼酎は常時確保していたいところです。本品は記念品のトロフィーボトルでしたが、通常品は900mlで税込998円とお手頃価格ですし、実売価格はもっと下がっていると思いますので、入手性しだいでまた買うことはありそうです。



冒頭に書いたIWSCですが、インターナショナル・ワイン・アンド・スピリッツ・コンペティションの略で、イギリスで開催される1969年創設の酒類品質競技会のことです。この手の競技会としては最も歴史があり、規模も欧州最大で相応の権威のあるコンテストのようです。

焼酎や日本酒の部門もあるようで、「あらわざ桜島」は2013年のIWSC焼酎部門で金賞と部門最高賞のトロフィーを受賞したようです。ちなみに2014年は鹿児島県の西酒造㈱の「天使の誘惑」、2015年は同じく西酒造㈱の「洒洒落落」が受賞しています。

「天使の誘惑」は以前にボトルをいただいて飲んだことがありますが、シェリー樽で熟成させた芋焼酎で、かなり美味しかった記憶があります。リピートしようと思っている焼酎の一つです( ^ω^)

IWSC自体は権威ある賞なのでしょうが、日本酒や焼酎部門となると、事実上、日本からの出品のみでしょうから、世界最高賞的な表示があると若干、違和感がありますよね(笑)

各部門ごとにブラインドでテイスティングし、優秀なものが金賞に選ばれ、その中で特に優秀なものがトロフィーをもらえるそうなので、トロフィー受賞=金賞も受賞のようですね。色々見て回るとW受賞的な書き方をしているところが多いので、やっぱり違和感が(ノ∀`)

最も気になるのは出品点数でしょうか。分母がどのくらいの数あって、その中で金賞やトロフィーを受賞しているのでしょうか。IWSCのHP等から申し込みを行って出品するようなので、あくまで出品されたお酒の中での競技会となります。当然、英語のHPですし、日本から日本酒や焼酎で出品される数はどのくらいのあるのでしょうか。

と まぁ些か気になるところはあるものの、世界的に権威のある競技会で賞を受けることで、日本はもちろん海外での販促にも役立ちそうですし、作り手のモチベー ションも掻き立てられるでしょうから、競技会等への参加は悪いことではないと思います。焼酎もあまりにも多種類あり、何を基準に選ぶべきか苦慮することが 多いですから、その一助になってくれそうですしね(´∀`*)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ