皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は東日本を中心に大荒れの天気でしたね(((( ;゚д゚)))
首都圏では交通ダイヤの乱れなどがひどく大変な騒動だったようですが、北国の民からするとたかだかあの程度の雪で交通昨日が麻痺するなんてって感じですよね( ^ω^)

あの手のニュースと、消費者庁や文化庁の地方移転検討のニュースを見ると、あまりにも一極集中しすぎている首都機能の地方移転は、やはり真剣に検討するべきなのではないかと思います。自然災害などに備えての混雑回避やリスク分散は、軽んじるべき議論ではないでしょう。

それはさておき、今日も今日とて呑んだくれ(∩´∀`)∩今日はキリンのウイスキーの代表銘柄である「富士山麓」を飲みます。富士山麓は実売1,000円を切ることが珍しくないリーズナブルなウイスキーですが、2014年、2015年と連続してインターナショナル・スピリッツ・チャレンジという国際的なコンクールで金賞を受賞している実力派のウイスキーです。

ジャパニーズウイスキーにおいて、これだけの低価格で国際的な賞を受賞しているのは、富士山麓だけで、世界的にも稀です。また、通常1,000円前後のウイスキーとなると、アルコール度数は40%かそれを下回ることが一般的ですが、本品は50%と非常に高く、ジャパニーズウイスキーの中では極めて異端な存在と言えます。

名称:富士山麓 樽熟50°
種類:ウイスキー(ブレンデッド/ジャパニーズ)
製造:キリンディスティラリー株式会社
容量:600ml 50%
価格:1,288円(税込)
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【ストレート】
青りんごを思わせるモルトウイスキーの香り、バーボンを思わせるグレーンウイスキーの甘いとうもろこしの香り、樽の木の香り・バニラの香り、アルコールの揮発感を感じます。

口に含むと、とうもろこし、青りんご、樽材に後からバニラ、後口は少しビターで、ピリピリとしたアルコール感があります。私がブラインドで飲んだらバーボンと回答してしまうと思います。アルコール度数が高いだけに、ストレートで飲むのはウイスキー好きでないと辛いかもしれません。

【加水】
少量加水(ペットボトルのキャップに1/5未満、ほんの数滴)すると、甘いバニラの香りが強く香るようになり、とうもろこし、青りんごなどが香ります。余韻はアルコール感でドライな印象です。

口に含むと、青りんごやパイナップルのようなモルトウイスキーの甘さ、とうもろこし、ピリピリとスパイシーなアルコール感を感じます。少量加水ではまだまだアルコール感が強いです。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、青りんごのような若い果実感が強まります。奥にあるとうもろこしと合わさって、非常に優しい甘さを漂わせます。アルコール感は薄れてほとんど感じられません。

口に含むと、サトウキビ、熟れていないパイナップル、とうもろこし、奥にしっかり目のアルコール感を感じます。アルコールの刺激をピリピリと感じることはないですが、余韻にしっかりとアルコール感があります。あっさりとした甘さになり、飲みやすくはありますが、やや単調になる印象です。

【ロック】
オンザロックにすると、ほろ苦いバニラ、樽香を強く感じ、甘い香りが目立ちます。口に含むと、青りんご、パイナップル、とうもろこし、ピリピリとスパイシーなアルコール感、余韻はビターです。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、リンゴやパイナップルのような果実の甘酸っぱい香りとバニラの香り、口に含むとバニラ、少しビター、とうもろこしのすっきりした甘さを感じます。飲みやすいですが平坦な印象です。

【その他】
ハイボールにすると、甘いバニラと青りんごのような香り。口に含むと、樽由来のバニラのような甘みや、モルトウイスキー由来の青りんごのような爽やかさ、グレーンウイスキー由来のとうもろこしの味わい。グレーンウイスキーの目立つ、若いウイスキーですが、樽由来の香味や定評のある富士御殿場グレーンのおかげか、刺々しさは感じません。美味しいです。

【感想】
和風バーボンといった印象(笑)青りんごのような爽やかさはジャパニーズウイスキーっぽいですし、とうもろこしやバニラ感はバーボンのようです。「樽熟」を名乗るだけあって、樽由来のバニラなどの香味がしっかりと感じられます。オススメはストレートに少量加水か、ハイボール。バーボンに似た香味がありますので、コーラ割りでコークハイにしても楽しめそうです。

キリンディスティラリーは今でこそキリンビールの100%子会社としてウイスキーを製造していますが、かつてはカナダのシーグラム社との合弁会社である、キリン・シーグラム社としてウイスキー製造を始めた歴史を持ち、シーグラム社はカナダでカナディアンウイスキー、アメリカでバーボン、イギリスでスコッチの製造販売を行っていたことから、キリンのウイスキーは特にスコッチ・バーボンの影響を受けています。

また、富士御殿場蒸留所では、ウイスキーの貯蔵にバーボン樽をメインに使用していることもあり、そうした経緯から富士山麓はバーボンを思わせる香味があるのだろうと思います。また、バーボン樽は容量180リットルとウイスキーを貯蔵する樽としてはかなり小さい部類に入る大きさで、この場合、ウイスキーは容量に比して樽に接地する面積が大きくなることから、樽の木材が呼吸する影響を受けやすく、熟成が早期に進みます。

富士山麓が恐らく大半が若い原酒を使用しているにも関わらず、あまり刺々しさ・荒々しさを感じないのは使用樽のほとんどがバーボン樽であることが影響していそうです。

スコットランドで研鑽を積んだ竹鶴政孝氏の影響から、サントリー(竹鶴政孝氏が山崎蒸溜所の初代工場長)やニッカウヰスキー(竹鶴政孝氏が創業者)はスコッチウイスキーの影響が強く、この辺りはキリンが大手2社と一線を画するところです。

実売1,000円を下回ることが珍しくない本品ですが、アルコール度数50%と、ジャパニーズウイスキーの中ではコストパフォーマンスは最高クラス、恐らく№1ではないでしょうか。

富士山麓(本品)ですが、実は本年3月で終売になり、新たにノンチルフィルタードの富士山麓が販売になるようです。「ノン」「チルフィルタード」とは、チルフィルタードしていない、つまり冷却濾過していないという意味です。一般にほとんどのウイスキーは、透明度を高めるために瓶詰め前に0~5度に冷却し、出てきた澱を取り除いています。これをしないと、ウイスキーの温度が低くなった時に溶け込んでいる香味成分の一部が飽和状態となって析出し白濁してしまうのです。

ノンチルフィルタードにすることで、長期間保存すると白濁するリスクはありますが、濾過することで失われてしまう香味がそのまま残り、長期間経過したり冷えると澱が出る可能性がありますが、原酒のより濃厚な自然な香味が味わえます。
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写真はキリンのロバート・ブラウン特級ボトルのものですが、沈殿物があるのがおわりいただけますでしょうか。これはウイスキーの香味成分が時間の経過や低温により結晶化したものです。あくまでウイスキーの成分の結晶ですので飲む分には支障はありませんが、気になる場合はコーヒーフィルターなどで濾過すれば良いと思います。

ただし、古いコルク栓などがくだけて沈んでいる場合もありますので、コルク栓の古いボトルで沈殿物がある場合には注意を要します。

【リピート】
ハイボールやコークハイで気軽に楽しむことも、ストレートで濃厚さを楽しむこともでき、かつお値段1,000円程度とコストパフォーマンスは素晴らしいと思います。現行品は終売予定ですのでもう買う機会はないかもしれませんが、3月に発売予定の新富士山麓はぜひ試してみようと思います。

【肴】
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富士山麓に合わせて富士山麓チョコレートで(∩´∀`)∩
富士山麓をゼリー状にしたものがチョコレートの中に入っています。相性は言うまでもなく抜群です。ウイスキーは甘味との相性が非常に良いので、チョコレートとの相性も非常に良いことが多いです。

個人的には羊羹をつまみにウイスキーを飲むのが好きです( ^ω^)

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ