ポッキーの酒的備忘録

日本酒、焼酎、ウイスキー、ビールなどなど、私、ポッキーが毎日のように飲むお酒の私的備忘録です。 テイスティング能力、語彙ともに貧困ですが、記録に残すことで少しづつ慣れていければいいなぁ… お酒との組み合わせ、食事や肴についても記録に残していきます。 自分がリピートする際の参考に。どなたかの参考にもなれば幸いです。

山崎12年

皆さんこんばんは、ポッキーです。

昨日」までに引き続いて、シングルモルト山崎の垂直試飲パート4です( ^ω^)
今日は「垂直試飲」と言って良いでしょう( ´∀`)b

名称:シングルモルトウイスキー山崎12年
種類:ウイスキー(シングルモルト/ジャパニーズ)
製造:サントリースピリッツ株式会社
容量:180ml 43%
価格:2,850円
IMG_0593
【香り】
ストレートでは、蜂蜜とりんご、古びた木、柿とバニラの香りがします。最初に濃密な甘い香りが漂い、奥からすっきりとした香りがやってきます。上品で繊細、多層でありながら渾然一体となった香りです。素晴らしい。

ごく少量加水すると、シェリー樽由来と思われる、イチゴを思わせる華やかな甘酸っぱい香りが噴き出してきます。併せて甘い麦芽の香りと濃いチョコレートのような樽の香りがします。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、ママレードのような甘酸っぱさ、少しエキゾチックなスパイシーさ、白木と麦芽の香りがします。延々と嗅いでいたくなる素晴らしい香りです。
【味】
ストレートではアルコールの刺激は強めですが、その刺激に併せて華やかな甘酸っぱさが口中、そして喉の奥を駆け巡ります。落ち着いて二口、三口と飲み進めると、蜂蜜のような麦芽の甘さが感じられ、上質な渋みが後口を引き締めてくれます。素晴らしい。すごく美味しいです。

ごく少量加水すると、甘酸っぱさ、チョコレート、バニラが合わさっていちごチョコレートのような風味になります。上質な渋みが後口を引き締めてくれるのは変わらず、個人的にタンニンは苦手なのですが、とても上質な渋みで好ましく受け入れられてしまいます。

トワイスアップでは、甘い柿、甘酸っぱいイチゴ、甘い麦芽、チョコレート。最後に渋みがやってきます。とても飲みやすいですが扁平ではありません。多様性を保ったまま、とても飲みやすくなっています。ただ、加水量が増えるに従って酸味が薄れていく印象です。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、渋みやビターなチョコレート感が前面に出てきます。逆に後口にイチゴの酸っぱさと甘い麦芽を感じられます。

オンザロックでは、甘酸っぱいブドウ、麦芽とチョコレートの甘みと上質な渋み。後口は渋みに加えてバニラの風味もあります。アルコール度数が高いのは感じられますがパンチは弱く、しっかりとアルコールを感じながらも飲みやすくなっています。熟成年数の成せる技なのでしょう。

ハイボールは、ノンエイジの山崎と同じような分量で作ると濃いすぎました(笑)味も香りも多層多様で意図的に量を減らしたほうがハイボールとしては正解かも。シェリー樽感を強く感じる酸味と渋みがとても上品で心地よく、すごく美味しいです。が、ハイボールで飲んではもったいないですね。
【飲み比べ】
「シングルモルト山崎(ノンエイジ)」(700mlで4,200円)と「シングルモルト山崎12年(本品)」(700mlで8,500円)の飲み比べをしてみます。
IMG_0598

色味:色味の違いはほぼありません。若干ノンエイジの方が濃いくらいです。

香り:単体ではあれほど良い香りだと感じたノンエイジ山崎も、山崎12年の前では霞んでしまいます。ノンエイジ山崎が青りんごなら、山崎12年は熟れた蜜リンゴで、山崎12年の方が数段熟成感が上回ります。12年のシェリー樽の甘酸っぱさと、ノンエイジのワイン樽の甘酸っぱさを比べると、ノンエイジの方は渋みも相まってくすんでいるように感じてしまいます。

あくまで山崎12年が素晴らしいのであって、「ノンエイジ山崎」は記事にも書いたとおり良いお酒ですけどね。

味:味以前に口に含んだ際の滑らかさやとろみがまず違います。味はノンエイジが最初に青りんごを感じ、その後、酸味と渋みを感じるのに対して、12年はまず華やかな甘酸っぱさを感じ、その後、蜂蜜のような麦芽の甘さを感じます。

評価:熟成感のある味わいに加えて舌触りの滑らかさも加味されて、あくまで私個人の感想ですが、ノンエイジでは逆立ちしても12年には勝てません。

ノンエイジは高額かつ貴重なシェリー樽原酒を使用せずに、ワイン樽原酒を使用することで比較的早期に酸味や渋みを出し、原酒の若さをカバーしつつシェリー樽原酒に近い香味を出そうとしているのではなかろうかと思います。

恐らくこれらの味の違いは設計思想の違いで、限られたコストや原酒で何とか代替的な美味しさを出そうと苦心しているノンエイジと、全力で美味しいものを作ろうとしている12年というところなのだろうと思います。倍の価格差があるわけですし、差はあって当たり前です。
【評価】
インターネットの書き込みや他の方のブログなどで、「◯千円出さないとサントリーの本気は見れない」という類のものを目にしていましたが、まさしくその通りです。サントリーの本気恐るべし。何度も繰り返しになりますが、ノンエイジ山崎が質の低いお酒なのではなく、山崎12年が素晴らしく美味しいのです。

ノンエイジ山崎すごく美味しいけど、そうか、サントリーが本気だすとこんなに美味しいウイスキーが作れるのか…という感じです。

フルボトルで8,500円という価格は相当な勇気のいるものですが、価格に見合う価値があります。コストパフォーマンスは良いとは言えませんが、本当に美味しいウイスキーです。
【リピート】
お財布の中身と入念な相談が必要ですが、上位品の山崎18年の価格(25,000円)を考えると、どうにかフルボトルで購入して飲めるけっこうギリギリのラインが本品だと思います。これ以上は清水の舞台から飛び降りる必要があります。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

ウイスキーショップW. オリジナルシングルモルトウイスキー No.9

皆さんこんばんは、ポッキーです。

昨日」に引き続き、シングルモルト山崎の垂直試飲パート3です( ^ω^)
飲んでる3つともノンエイジ(年数表記なし)ですので、平行試飲と呼んだ方が正確かもしれません(・∀・)

今日飲むのは「ウイスキーショップW.」のオリジナルウイスキー第9弾です。11月16日に発売になりました。この記事を書いている時点ではまだ在庫があるようですが、残り200個程です。買われる方はお早めに。売り切れてもウイスキーショップW.の店頭在庫は残っていることが多いようですので、万一の際は大阪まで行きましょう(笑)

土日祝日休というなかなかな鬼畜仕様ですお気をつけて……(-。-) ボソッ

№9を冠する今回のウイスキーは、山崎蒸溜所のシングルモルトです。これまでのウイスキーショップW.のオリジナルウイスキーは、山崎蒸溜所と白州蒸溜所のシングルモルトが概ね交互に発売されています。ただ、過去にはシングルグレーンだった№もあり、次回の№10も実に楽しみですね。

名称:WHISKY SHOP W. オリジナルシングルモルトウイスキー No.9
種類:ウイスキー(シングルモルト/ジャパニーズ)
製造:サントリースピリッツ株式会社
容量:300ml 45%
価格:3,888円(税込)
IMG_0588IMG_0586
容器は「サントリー山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー」と全く同じものです。シンプルですがおしゃれで、個人的には好きな形です。

【香り】
ストレートでは、ワイン樽由来と思われる濃密な酸味とチョコレートを思わせる樽香。ベリー系またはチェリーを思わせる煮詰まった果実香にほんのりバニラ香がします。

ごく少量加水すると、心地よい麦芽の甘い香り、青りんご、うっすらとチョコレートを感じます。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、蜂蜜を纏った甘い麦芽香と華やかな酸味と少しの渋み。シェリー樽熟成と言われても信じてしまいそうです。

【味】
ストレートではアルコールの刺激はかなり強めです。木苺の甘酸っぱさに熟れたブドウとタンニンの苦味が感じられます。ごく少量加水することで、アルコールの刺激はかなり緩和されます。

トワイスアップでは、麦芽の甘みにワイン樽由来の酸味と渋みが交じり合います。アルコールの刺激は相当に弱まり、程々の熟成感の中でタンニンの渋みも風味の一つとして許容できるものになっています。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、甘酸っぱい果実に優しい麦芽の甘さが感じられる一方で渋みは弱まり、とても心地よく飲めます。オンザロックでは甘酸っぱさ、渋み、うっすらチョコレートにアルコールのパンチもほどよく、オンザロック・ハーフロックがオススメの飲み方です。

ハイボール(ウイスキー60mlにソーダ水150ml程度)にしてみると、甘酸っぱさと熟成感の感じられる非常に美味しいハイボールになります。
もったいない飲み方かもしれませんが、とても美味しいので試してみられる価値はあると思いますよ( ´∀`)b
【飲み比べ】
「シングルモルト山崎」(700mlで4,200円)と本品(700mlで8,400円)の飲み比べをしてみます。
IMG_0591
色味:本品の方が赤みを帯びています。ワイン樽由来と思われる赤褐色が影響しているものと思われます。 「シングルモルト山崎」はワイン樽原酒を使用、本品はワイン樽で後熟、となっています。本品は全量がワイン樽熟成ということでしょうから、赤みが濃くなっているものと思われます。

香り:熟成した果実感、華やかさで本品が一歩抜きん出ています。「シングルモルト山崎」は本品に比較して若々しく、その若々しさが美味しくもありますが、熟成感や香りの多様さははっきりと本品が上です。

味:本品の方が熟成感がある分、より甘さを感じます。アルコール度数は本品の方が2%高くなっていますが、アルコールの刺激は本品の方がかなり強めで2%以上の差を感じます。甘み・酸味・渋みなど様々な要素のいずれも本品の方がくっきり感じられ、熟成感の差を感じます。

評価:本品は、「シングルモルト山崎」の「ワイン樽感」強化版です。ワイン樽原酒を混ぜたのではなく、恐らく全量をワイン樽で後熟することで、より酸味や渋みなどの個性を伸ばしています。ワイン樽由来の酸味や渋み以外の面でもより熟成感を感じられ、単に個性の尖っているウイスキーではありません。

本品の方が熟成感があり美味しいと思いますが、700ml換算で2倍の価格差があります。片や定番品、片や限定品であり、価格差程の品質の差はないと思います。正統進化系というよりも、ワイン樽という特定の個性をより際立たせた、限定品らしいウイスキーです。

【評価】
あえて特定の個性を目立たせるのがウイスキーショップW.のオリジナルウイスキーのコンセプトのようです。バランスの取れた味わいは定番品で出せば良いということなのでしょう。ジャパニーズウイスキー最大手がこうした実験的なウイスキーを販売してくれるのは嬉しいですね(∩´∀`)∩

700ml換算で8,400円という価格は、山崎12年(8,500円)とほぼ同一価格ですが、限定品と定番品ということを考慮すると、本質的にはもう少し本品の方が安いのだと思われます。本品は山崎ノンエイジと山崎12年の中間に位置し、どちらかというと山崎12年よりの品質であろうと推察します。
【リピート】
限定品ですので2本購入済みです。1本は今回開封しましたが、もう1本は当分保管しておいて後々飲もうと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

シングルモルトウイスキー山崎

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日からまた別のブログランキングにも登録してみました(∩´∀`)∩
「家飲み」というバナーが個人的になかなか気に入ってしまいました(笑)クリックいただけますと幸いです。

さて、前記事で蒸留所限定のシングルモルト山崎を飲みましたが、引き続いて、(価格から推定して)そのワンランク上に位置すると思われる、定番品の「シングルモルト山崎」を今日は飲もうと思います。

お酒の世界では生産年度の異なる同じ銘柄のお酒を飲み比べることを「垂直試飲」というそうです。前記事も今回も共にノンエイジ(年数表記がないウイスキー)ですので、垂直試飲と言ってよいのかはわかりませんが、価格に正直(笑)なサントリーの製品ですので、共通点や違いが見えると良いなと思います。

名称:シングルモルトウイスキー山崎
種類:ウイスキー(シングルモルト/ジャパニーズ)
製造:サントリースピリッツ株式会社
容量:180ml 43%
価格:1,140円
IMG_0580
【香り】
ストレートでは、濃厚ながら青りんご、少し酸味と渋みを伴うイチゴ、薄い蜂蜜、うっすらと甘いチョコレートに少し古びた木の香りがします。全体的にはフレッシュな印象ですが、43%のアルコール度数を感じさせません。

ごく少量加水すると、華やかな酸味と甘い麦芽の香り、チョコレートを思わせる樽香が前に出てきます。フレッシュさ寄りですが、熟成感もそこそこ感じられる、嗅いでいて楽しい香りです。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、蜂蜜を纏った甘い麦芽香、若々しい青りんごに後からすっきりとした酸味が漂い香りを引き締めています。

【味】
ストレートでは。少し若い麦芽の甘みと蜜リンゴ。果実の酸味と渋みも感じられ、後からアルコール感が追いかけてきます。フレッシュですが甘いばかりではなく、酸味・渋み・アルコール感が上手く引き締めてくれます。

ごく少量加水すると、酸味とタンニンのような渋みに、麦芽やチョコレートの甘みを感じられます。アルコールの刺激はありますが、後からやってきますので味わう邪魔にはなりません。

トワイスアップでは、アルコール感は相当に後退し、とても飲みやすいです。麦芽の優しい甘みに加えて、若々しい果実の青い甘さがすっきり感を出しています。若干の渋みはありますが、酸味・渋みはほとんど消え、少し奥深さに欠ける印象になります。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると、渋みの混じった樽香と青りんごのフレッシュな酸味、麦芽の甘みを感じられます。冷たくすることで少しとろみが出てきて、とても飲みやすいですが、少し渋みが目立つ印象です。

オンザロックでは華やかな酸味と渋みの混じった青りんご。優しい麦芽の甘みもありますが、アルコールのパンチを強く感じます。氷が溶けてくるに従ってアルコール感が弱まり、青りんごや麦芽のフレッシュな甘みを強く感じられるようになりますが、後口は渋みが強めとなります。更に氷が溶けていく中で渋みも収まってきますが、そうなると甘みばかりが目立つようになり、扁平な印象になります。若い分、奥深さに欠けるということなのだと思います。

ハイボール(ウイスキー60mlにソーダ水150mlくらい)では果実の酸っぱさとチョコレート、少し焦げ感ある麦芽の甘みを感じられます。日頃居酒屋で飲む角ハイボールより明らかに数段上の贅沢なハイボールを味わえます。
【飲み比べ】
サントリー山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー」(700ml換算で3,267円)と本品(700mlで4,200円)の飲み比べをしてみます。
IMG_0582
色味:若干、本品の方が濃い琥珀色となっています。

香り:熟成感は明らかに本品が上です。蜂蜜や樽香、酸味や渋みなど、蒸留所限定品よりも明らかに階層の多い香りとなっています。ただ、蒸留所限定品の青りんごを思わせるフレッシュな果実感は、これはこれでとても好ましいものです。

味:本品は「サントリー山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー」の正統進化系であると思います。同様の香味を宿しつつ、熟成感とより強い香味が感じられ、複雑さが増しています。

評価:飲み比べると、蒸留所限定品はシングルモルト山崎の入門編なのかな、と感じました。アルコールの刺激を抑え、フレッシュさを全面に出すことで飲みやすくし、容量を300mlとすることで値段的にも大きさ的にも手を出しやすくなっています。

これを飲んだ後でまた山崎が飲みたいなと思うと、蒸留所に行かない限りは「シングルモルト山崎」に移行することとなります。ここで蒸留所限定品よりもワンランク上の品質を感じ、更に山崎やサントリーにハマってほしいということではないかと思います。上手い商売のやり方だと、素直に感心します。見事にはまりそうです(笑)

共通するのは青りんごを思わせる風味、違うのは蜂蜜や樽香と酸味や渋みでした。「シングルモルト山崎」はミズナラ樽とワイン樽の原酒をメインに構成されていますので、「サントリー山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー」と共通する青りんごの風味はミズナラ樽によるもの、違いのあった蜂蜜や樽香は熟成年数によるもの、酸味や渋みはワイン樽によるものではないかと思います。もちろん違うかもしれません……(-。-) ボソッ

【評価】
コストパフォーマンスは良いとは言えませんが、値段を考えなければフレッシュさと少しの熟成感の交じり合いを楽しめる美味しいウイスキーだと思います。

いかにシングルモルトと言えど、いかに原料高や原酒枯渇があると言えど、フルボトルで4,200円はノンエイジとしてはかなり割高感があり、身構えてしまうところです。若い熟成年数を感じさせないためなのでしょうが、ワイン樽貯蔵のモルトウイスキーを使用しており、これに由来すると思われる酸味や渋みが感じられます。ワイン樽は間違っても悪くないのですが、個人的には特にタンニンの渋みがあまり得意ではないこともあり、人よりも気になってしまうのかもしれません。ワイン樽由来の酸味と渋みの比較的強い風味で、原酒の若さが気にならない仕上げになっており、華やかで甘みを引き締めてくれる点は評価できます。
【リピート】
価格的にフルボトルの購入は厳しいです。コンビニなどで容易に180mlのミニボトルが入手できますので、買うとすればこれでしょう。入手性の高さは魅力です。コストパフォーマンスに欠けますので、フルボトルなら他のウイスキーを買うと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

サントリー山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日は先だって山崎蒸溜所に訪問した際に購入した、蒸留所限定ウイスキーを飲みます。限定品のウイスキーはこれ1種類(ラベルだけ限定とかはありましたが)と寂しめで、かつ購入は1人1本までと厳しさもあります(笑)

ですが公式にはネット通販もされておらず、蒸留所訪問する以外での入手難易度は高めです。それだけにこれを購入することで、蒸留所に行ったんだと強く実感できるのかもしれませんね。また、ツアーなどの短い買物時間の中で、どれを買うか迷って結局買えなかったなんてこともなくて済むのかもしれません(笑)

名称:サントリー山崎蒸溜所シングルモルトウイスキー
種類:ウイスキー(シングルモルト/ジャパニーズ)
製造:サントリースピリッツ株式会社
容量:300ml 40%
価格:1,400円
IMG_0576IMG_0578
【香り】
ストレートでは、青りんご、樹液、まだ若い木、少し焦げた麦、うっすらチョコレートの香りがします。思ったよりアルコール感は弱めです。

ごく少量加水すると、若々しい麦芽の香りが前に出てきます。青さとフレッシュさを感じる香りです。

トワイスアップ(1:1加水)にすると、若々しい木と果実、青々しさと瑞々しさのあるスムーズな香りになります。

【味】
ストレートでは。青々しい麦芽の甘み、熟してはいませんがフレッシュな果実の爽やかさに、後からアルコール感が追いかけてきます。

ごく少量加水すると、優しい麦芽の甘みと青りんごのような爽やかさ。アルコールの刺激もいくぶん弱まり、飲みやすいですが奥深さに欠け、一本調子な感があります。

トワイスアップでは、うっすらと焦げ感、チョコレート感があり、麦芽の優しい甘みが口中に広がります。後口はミントのようなすっきりさがありますが、やはり平面的な味わいです。アルコール感は相当に後退し、とても飲みやすいです。

ハーフロックに(トワイスアップをオンザロックに)すると青りんごのフレッシュな酸味ある香りが支配的になり、熟成感には欠けるものの、瑞々しい心地よい香りです。冷たくすることで少しとろみが出てきて、うっすらとチョコレート感、清涼感がありますが、基本的には若い麦芽の甘みが目立ち、やや扁平な印象です。

オンザロックでは青りんご、ミントの香り。冷やすことによって青々しい果実の香りにシャープさが出て、清涼感が強まります。飲んでみると麦芽の甘みに木材の苦味、少しチョコレート感、アルコールのパンチもそれなりにあり、後口は若い果実のすっきりさが出ています。オンザロックが本品で特徴的な青りんごのような若々しい果実の酸味といくらかの渋み、麦芽の優しい甘みにアルコール感のある飲みごたえをバランス良く感じられ、オススメです。

ハイボールでは若い果実感の甘みと爽快さ、麦芽の甘みを感じられます。フレッシュな香味かつ優しい甘みでとても飲みやすく、オンザロックではきついという方にはオススメの飲み方です。
【評価】
700ml換算で3,267円と、ノンエイジ(年数表記がないこと)のシングルモルト山崎(4,200円)よりも安くなっており、シングルモルトとしてはサントリー最安値(白州蒸溜所の限定シングルモルトと同一価格)かと思います。

失礼ながらもう少し美味しくないかと思いましたが、確かに使用されているのは若い原酒なのでしょうが、若いなりにフレッシュさを大いに楽しめる製品に仕上がっています。若さ・青さを楽しめると共に、300mlと少なめの量にすることで価格も1,000円台前半に押さえていることから、話の種に購入するライトなウイスキーファンから、これはこれで楽しみたいヘビーなウイスキーファンまで楽しめる製品だと思います。

ノンエイジで量も少ないとはいえ、この価格でサントリーのシングルモルトが飲めるのは嬉しいところです。
【リピート】
山崎蒸溜所に再訪すれば必ず購入すると思います。自分で飲まずともお土産にも最適かと思います。

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

サントリー山崎蒸溜所

皆さんこんばんは、ポッキーです。

今日はサントリーの山崎蒸溜所についてアップします。今年訪問した蒸留所の記事もこれで最後になります。
HPからの引用によると、

「「日本の風土にあった、日本人に愛されるウイスキーをつくろう」。寿屋(のちのサントリー)の創業者である鳥井信治郎が、日本初のモルトウイスキー 蒸溜所である山崎蒸溜所の建設に着手したのは1923年のこと。蒸溜所の建設地となった山崎の地は、ウイスキーづくりに適した良質な地下水が豊富に湧き、 更に湿潤な気候はウイスキーの熟成に欠かせない条件を満たしていました。特に山崎の水質は当時のスコットランドの醸造学の権威であったムーア博士が絶賛するほど。ウイスキーづくりの理想郷であるこの山崎の土地で、大戦などの苦難を乗り越えて世に送り出した「トリス」「角瓶」「オールド」「ローヤル」などの数多の名酒は、時代を華やかに彩り、日本のウイスキー文化を牽引してきました。そして現在、シングルモルト“山崎”が広く世界で愛され、高い評価を受けています。山崎蒸溜所、ここはまさに「日本のウイスキーのふるさと」と呼ぶにふさわしい歴史をいまも刻んでいるのです。」

とのこと。大阪で両替商・米穀商に生まれた鳥井信治郎氏。生まれながらにして「商人」としての血を引いていたわけですね。鳥井信治郎氏は13歳で薬種問屋に奉公に出ますが、ここで洋酒の知識を得たそうです。20歳で独立後、27歳の時にスペイン産のワインを販売し、ついに洋酒事業に足を踏み入れることとなりますが、ワインはあまり売れなかったようです。そこで、当時の日本人の口に合うように甘味料を加え、甘口に仕立てたワインを「赤玉ポートワイン」と名付けて販売します。この赤玉ポートワインを売るために、新聞広告(当時、酒類の新聞広告は極めて異色・稀だったようです)を出したり、「赤玉」と書かれた法被や赤い玉のついた簪を配った他、帝国大学の博士と提携して赤玉ポートワインの安全性や効能性を謳わせるなど、今で言うノベルティ・パブリシティに積極的に着手した結果、赤玉ポートワインは驚異的な売上を記録するようになったそうです。

鳥井信治郎氏の類まれなる「商人」としての才覚と共に、後に語られるサントリーウイスキーの功罪のようなものの要因が窺えます。昔の日本人はシンプルな食事が主だったこともあってでしょうが、刺激物への耐性が殊の外弱く、大トロより赤身、戻り鰹より初鰹、玉露を飲んでは酔っぱらい、スパイスを使用した料理、例えばカレーなども明治になってようやく広く一般に食べられるようになったばかりでした。当然、ワインのタンニン、つまり渋みもなかなか受け入れられ難いものだったのだと思います。「商人」で「経営者」の鳥井信治郎氏としては、売るために何をすれば良いのかを最優先に考え、実行する必要があったのでしょう。

かなり話が逸れ気味ですが、国内市場の60%を占めるに至った赤玉ポートワインで、安定した資金繰りと内部留保を得られた鳥井信治郎氏が、次に乗り出したのがいよいよウイスキー事業です。当時の国産ウイスキーはアルコールをカラメルで着色し、香料でウイスキーっぽい風味を付けた言わばまがい物で、これを扱ったのではいかに鳥井信治郎氏が卓越した商人であったとしても、「舶来物」のスコッチウイスキーには太刀打ちできないと判断したのでしょう。スコッチウイスキーに負けない本格的なウイスキーを、日本で製造するべく招聘したのが、竹鶴政孝氏。後のニッカウヰスキーの創業者です。

広島の造り酒屋「竹鶴酒造」に生まれた竹鶴政孝氏。生まれながらにして「職人」としての血を引いていたわけです。大学の醸造科で学問を修めた後、先輩である岩井喜一郎氏を頼って、当時洋酒業界の雄であった摂津酒造に入社します。間もなくして主任技師に抜擢された竹鶴政孝氏ですが、その職人としての評判は早々に業界に広まり、その結果、鳥井信治郎氏との縁もできたようです。

そんな優秀な職人であった竹鶴政孝氏に、摂津酒造の社長、常務であった岩井喜一郎氏が目を付け、同氏をスコットランドに派遣したことから、日本での本格的なウイスキー造りの第一歩が始まります。残念ながら摂津酒造は第一次世界大戦の軍需景気終了後の不景気から企業体力が悪化しており、帰国した竹鶴政孝氏に本格的なウイスキー造りを行わせる新たな設備投資を行うことができませんでした。ウイスキーは製造後、更に数年間の貯蔵・熟成が必要で、その間は費用が出て行くばかりで半製品が貯まり、売上が立たないこともウイスキー事業への投資に迎えない要因だったのでしょう。

結果として、竹鶴政孝氏は摂津酒造を退社してサントリーへ入社します。これによってサントリーは本格的なウイスキー造りのノウハウを得ることができ、今や世界に冠たる企業となっています。その後、鳥井信治郎氏との意見対立でサントリーを退社した竹鶴政孝氏が起業したのがニッカウヰスキー、日本第二位のシェアを誇るウイスキー会社で、世界的にもその品質の高さは知られているところです。また、竹鶴政孝氏のスコットランドでの実習報告書、通称「竹鶴ノート」を基に本格的なウイスキー造りを開始したのが本坊酒造のマルスウイスキー、岩井喜一郎氏が摂津酒造退社後に同社の顧問に就任しています。ちなみに摂津酒造は後に宝酒造と合併し、消滅しています。

サントリーウイスキーについて紐解こうとすると、改めて竹鶴政孝氏の存在が浮き彫りになります。サントリー、ニッカウヰスキー、マルスウイスキーという、いずれもウイスキーで世界的な賞を受賞している3企業とも、竹鶴政孝氏抜きには今の地位はなかったのでしょうから。

摂津酒造のひとり負けのようにも見えますが、宝酒造と合併したのは1964年のことであり、業況はどうあれ竹鶴政孝氏の退社後40年超を存続してきたわけです。何がしかの企業価値がなければ宝酒造も合併しようとしなかったでしょうしね。もし摂津酒造が本格的なウイスキー造りに思い切って乗り出していたとしたら、サントリーはともかくとしてニッカウヰスキーや本坊酒造のようになっていた可能性はあると思います。しかし、そうなる前に資金繰りに困窮して倒産していた確率の方が、遥かに高かったのではないかと思います。サントリーは赤玉ポートワインの大成功による安定した収益があったからこそ、ウイスキー製造のための設備投資、貯蔵・熟成のため数年間販売できないことによる費用の先行に耐えられたわけです。そのサントリーですら、ウイスキー事業の費用捻出のために、わざわざ買収していたビール事業などを売却するはめになっていました。摂津酒造の当時の経営判断は正しかったと言ってよいのではないでしょうか。

IMG_0155
さて、お忘れの方も多いことと思いますが、今日は山崎蒸溜所を訪問した際の記録をアップする記事です(笑)
山崎蒸溜所はJR山崎駅から徒歩10分の好立地にあります。山崎駅は大阪駅と京都駅の間にあり、恐らく日本で最も交通の便の良いところにある蒸留所ではないでしょうか。

IMG_0157IMG_0162
山崎を蒸留所設立の場所として選定したのは竹鶴政孝氏。サントリーのHPにはもちろんそんなことは書いてありません(笑)竹鶴政孝氏は鳥井信治郎氏と袂を分かった人物であり、しかも最大のライバルニッカウヰスキーの創業者ですから。

竹鶴政孝氏は当初、スコットランドに気候が近く、ピート(泥炭)も採取可能な北海道に蒸留所を設立したいと申し入れたそうですが、鳥井信治郎氏は流通コストがかかることと、これからは取引先や消費者に工場見学をさせる時代である、との信念から、当時本社のあった大阪近郊に蒸留所を設立するよう命令します。なればと竹鶴政孝氏が選定したのが、良質な水が豊富に湧き出ており、かつ霧の多い湿潤な気候であった山崎です。

かくしてサントリーは山崎を蒸留所設立地として選定します。ちなみに竹鶴政孝氏は山崎蒸溜所の初代工場長となっています。

今日のサントリーの隆盛、山崎蒸溜所のアクセシビリティの良さと見学者の多さ、そして山崎の気候と水で育まれる「山崎」というウイスキーの素晴らしさを考えると、山崎蒸溜所は「商人」鳥井信治郎氏と「職人」竹鶴政孝氏という二人の偉大な人物によって設立された、まさに「日本のウイスキーのふるさと」なのでしょう。サントリーのHPに記載されている文面は、一部省略されているところがあるような気もしますが、ウソは書いてありません(・∀・)

IMG_0165
さて、ようやく山崎蒸溜所の入口に辿り着きました(笑)
アクセシビリティは抜群のはずなんですが、ここまで来るのにやけに遠かった気がします(ノ∀`)
実際は本当に駅から徒歩10分ですし、東海道本線ですから電車はばんばん走ってますし、快速列車も全部ではないですが停まります。

IMG_0169IMG_0175
山崎蒸溜所で最初に入る建物が「ウイスキー館」です。「白州蒸溜所」でもそうでしたが、「日本のウイスキーの歩み」と題してサントリーの歴史を彩る様々な資料が展示されています。そこを抜けるとウイスキーの回廊とでも呼ぶべきすごい数の原酒が展示されています。数千本が並んでいるそうで、まさに圧巻です。数千はいかないにしても、数百のこうした原酒をテイスティングして製品化するブレンダーってやっぱりすごい。どんな鼻と舌をしているんでしょうね…。ウイスキーの回廊を抜けると、ウイスキー館中央にはポットスチルが鎮座坐しています。京都駅からすぐ近くということが大きく影響しているのでしょう、外国人のお客さんがすごく多かったです。

IMG_0218IMG_0214
今回の山崎蒸溜所訪問では、有料のセミナーを受講してきました。「THE YAMAZAKI」というセミナーで、料金は1,500円程でした。蒸留所見学に加えて、シングルモルト山崎のノンエイジ(年数表記なし)、12年、18年をそれぞれテイスティングでき、加水することによる味の変化を体感したり、オンザロック・ハーフロックの作り方が学べます。更にお土産にはオリジナルショットグラスもついてきます(∩´∀`)∩

IMG_0232IMG_0235
工場見学では、ポットスチルが実際に蒸留している中央を通り、熱気とニューポットの香りを体感できます。蒸留を終えたニューポットがどんどん流れ落ちていく様も見られ、なかなか満足度の高い蒸留所見学になっています。

IMG_0238IMG_0243
山崎蒸溜所の貯蔵庫です。この樽に収められた原酒の中からいくらかは私のお腹に納められるのでしょうか( ^ω^)その日が楽しみですね。
山崎蒸溜所で最も古い樽、樽№1の樽にも出会えました。さすがにもう原酒の貯蔵には使用していないそうです。

IMG_0242IMG_0250
竹鶴政孝氏が山崎の地を選んだ理由の一つが良質な水です。山崎の辺りは昔から水が良いことで有名だったそうです。

IMG_0248IMG_0249
IMG_0251IMG_0252
見るからに良質そうな水。そして大阪と京都の間という好立地において、今なおそれを守り続ける環境整備。サントリーが比較的慈善活動にも熱心な企業なのは、存外こうしたあたりから生まれる発想なのかもしれませんね。

IMG_0255
綺麗な景色に心洗われ、蒸留所見学を終えたらいよいよテイスティングタイムです(∩´∀`)∩
美味しいウイスキーとお菓子のマリアージュを楽しみ、加水量による味と香りの変化を楽しみ、正しいオンザロックやハーフロックの作り方を映像を見ながら学べます。

今回のセミナーは「THE YAMAZAKI」ですが、白州蒸溜所でも「THE HAKUSHU」というシングルモルト山崎をシングルモルト白州に変えたセミナーをやっています。また、白州蒸溜所で私が受けた「ウイスキー匠の技講座」はシングルモルト白州12年の構成原酒を味わうというものでしたが、これも山崎蒸溜所でシングルモルト山崎12年に変えたセミナーをやっています。できれば複数のセミナーを受けたかったのですが、1日に1つのセミナーしか予約できないようになっています(´・ω・`)

山崎蒸溜所は11月より年内いっぱい全ての施設を休みにしています。私は10月に行きましたが、見学の邪魔にならない辺りは既に工事が始まっていました。老朽化が進んでいる設備もありそうですので、だいぶ改修が必要なのでしょう。また、思い切って年内いっぱい休みなのは、マッサンブームで頓に忙しかったであろう蒸留所スタッフへの労いの意味もあるのかもしれませんね。

セミナーは個人的意見としては値段以上の価値を感じました。大変満足しましたのでまた蒸留所見学したいですね。

IMG_0177IMG_0179
IMG_0183IMG_0209
IMG_0185
さて、もちろん見学だけで終えるはずもなく、有料試飲でもこれでもかと飲んできました。日本のウイスキーのふるさとが危うく私の肝臓の終焉地になるところでしたが、酒質の良いものばかり飲んだおかげか今日も元気に飲んでいます( ^ω^)
天気が良い日はオープンテラスでウイスキーを楽しむこともできます。バーなどはどちらかといえば薄暗いところが多いですが、明るい日差しの下で飲むウイスキーも良いものですね( ´∀`)b

それでは今回はこの辺で。

(=゚ω゚)ノジャ、マタ!!
|彡。゚+.*:.サッ

ランキングに参加中です。お気に召されましたら、クリックいただけると幸いです(∩´∀`)∩


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 酒ブログ 家飲みへ
にほんブログ村 酒ブログ 洋酒へ
にほんブログ村へ

Instagram

Instagram始めました
(*゚ノェ゚)コショショ

記事検索
カテゴリー
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

  • ライブドアブログ